和書 518160 (227)

[わかったブック 4] 気軽に使える!デジカメのメリット (わかったブック)

わかりやすい「目的別」デジタルビデオ出力ガイド

わがマディソン郡の橋―栗原達男写真文集 「フィールド・オブ・ドリームス」から「マディソン郡の橋」へ

わが南アルプス (1976年)

わが地球―身を隠す女の美学

わが家の庭の草花―木村広写真集 (BeeBooks)

わが心のディープサウス (Lands&Memory 記憶の風景)

「こういう写真を見たかったんだよね」という、まさにアメリカ南部らしい、きっとこんな風景に違いない、あるいは、こうであってほしいと想像している風景が、この本には載っている。カメラマンのスティーブ・ガードナー氏も南部生まれで、その二人が組むと、彼らの心の奥底にあるノスタルジーまでが、文章と写真に溢れてくるようである。

先生、実は食いしん坊だったようで、どこに行っても食べ物の話がついてまわる。アメリカの食べ物はまずいという先入観があるが、そこで生まれた人にとって、まさに南部のホーム・クッキングは、「おふくろの味」ということになるのだろう。いかにも暖かい心のこもった、おいしそうな料理の描写が続く。

また、ミシシッピ河とは切っても切れない南部の生活が、うわべだけのものでなく、良い面でも、悪い面でも描かれている。まさにマーク・トウェインの「ハックルベリー・フィン」を髣髴とさせる場面だ。ジャズやブルース、各種のフェスティバルについても、趣味としての音楽や祭りでなく、その土地に根ざした南部の人たちの日常がうかがえる。

そして、ところどころに南北戦争や黒人奴隷といった南部の歴史が散りばめられた文章は、やはりそこで生まれた人にしかわからない悲哀のようなものを感じさせつつ、また著者個人の故郷への思いと繋がって、胸を熱くさせる。

わが心の残像

わが愛、陽子 (1978年) (ソノラマ写真選書〈7〉)

わが桃源郷―若杉憲司写真集