私に類義語辞典の標準はないし,現在の職ではそれほど世話になるとも思えないが,最初,「最所フミ」さんを,初めて買った和英辞典=小学館刊『プログレッシブ和英中辞典』の「高野フミ」さんと勘違いして,本書を購入するという体たらくだった。
さすが津田塾卒,丹念な語義分析は素人の論評できる水準ではないが,私はプロの英語屋ではないので,本書のお世話になろうと思う。でも,「まえがき」「今回の増補版を前にして」にある日本語も,さすが津田梅子の学派,ちぃとおかしい(というべきか手馴れた日本語という印象に乏しい)。かなりの数の例文も仕事場(映画評論)からくすねてきており,「もともと本書は,私が個人的な必要にかられて作成したプライベートなメモから出発した」蒙古班から自由ではない。ま,限界を指摘してるからといって,大学研究者じゃないんだし,英語の資料としては嘘じゃないんだから,悦に入ってるわけではありません。(742字)
私に類義語辞典の標準はないし,現在の職ではそれほど世話になるとも思えないが,最初,「最所フミ」さんを,初めて買った和英辞典=小学館刊『プログレッシブ和英中辞典』の「高野フミ」さんと勘違いして,本書を購入するという体たらくだった。
さすが津田塾卒,丹念な語義分析は素人の論評できる水準ではないが,私はプロの英語屋ではないので,本書のお世話になろうと思う。でも,「まえがき」「今回の増補版を前にして」にある日本語も,さすが津田梅子の学派,ちぃとおかしい(というべきか手馴れた日本語という印象に乏しい)。かなりの数の例文も仕事場(映画評論)からくすねてきており,「もともと本書は,私が個人的な必要にかられて作成したプライベートなメモから出発した」蒙古班から自由ではない。ま,限界を指摘してるからといって,大学研究者じゃないんだし,英語の資料としては嘘じゃないんだから,悦に入ってるわけではありません。(742字)
「貸す」「借りる」を英語でどう表現するか・・・和英辞典で調べてもイマイチしっくり来ない、自信がないと感じた時、
本書は的確な答えを出してくれます。
「有料・無料で貸す、借りる」という区別はもちろん、「何を貸すのか、借りるのか」による語の違いも
分かりやすい表になっているところも、本書のいい点です。
巻末には「英和索引」「日本語索引」「ことわざ・慣用句集(日本語から英語へ)」もあり、
使いやすい体裁になっています。初回発行から14年経っていますが、改訂版がそろそろ出てもいいころかな、とは感じています。
(その必要がないのかも知れませんが)