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和書 529056 (191)



新・スカートの風―日韓=合わせ鏡の世界 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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ステレオタイプにはめ込むつもりはないが、英国人との結婚8年目にして思うに、呉氏のいう韓国人のお国柄は、見かけがそっくりな日本人よりも、むしろ欧米人のそれに近いものがあると思う。おそらく中国人も同じ範疇に入るのではないだろうか。

『以心伝心』とか「相手が知っているはずのことはいう必要がない、むしろそれは失礼に当たる」という日本人にありがちな感覚は、言葉を少なくし、その分よくいえば気の遣い合い、悪く言えば腹の探り合いということになる。そういうことの得意な人は「気が利く」人だし、不得意な人は「察しの悪いトーヘンボク」ということになろう。

しかし、韓国人もそうらしいが、欧米人もまた中途半端、曖昧、どっちつかずに耐えられない人たちのようだ。日本人にしてみれば目の前にあるものを「これは何々だ」と説明するようなことは煩わしいこと、不要なこと感じるが、欧米人は黙っているのは「意地悪く無視している」か「理解していない」かのどちらかと見る。そして「怒っている」にせよ「解らない」にせよ、そうはっきり言え、と迫るのである。

勿論、日本人にも韓国人や欧米人にも個人差はあるし、日本人の性格が一番いいと言っているのではない(日本人と話しているほうが気が楽なのは確かだが)。確かなことは、呉氏のような「日本にいるときは日本人のやり方、考え方をわかる努力をする」という態度なくして、異民族間・国際間の摩擦は一向になくならないであろう、ということだ。

呉氏の「もののあはれ」や神社神道の日本の古代的自然信仰との結びつきへの理解は並みの日本人以上だと思える。日本人も呉氏のように韓国文化を理解できれば良いのだが、韓国人のいわれなき反日感情を鎮めることが先決で、その為には「従軍慰安婦問題」等の誤解を学術的アプローチで冷静に議論して解いてゆくことがまず必要であろうと思う。




自分を壊す子どもたち (角川文庫)
販売元: 角川書店

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自民党―リクルート疑惑と政乱 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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自民党-金権の構図 (角川文庫 (6193))
販売元: 角川書店

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 田中政治とロッキード判決が、「政治とは何か」という根源的な問いを投げかけたと見て、毎日新聞政治部が、自民党田中派を中心としたカネの流れに焦点を当て、1983年に同紙朝刊に49回連載した記事に加筆して、1985年に刊行した本。田中角栄は、その金権体質(なりふり構わぬ公私のカネのばらまき)、情報収集能力、自己を誇示する宣伝能力によって、官僚、他派閥の議員や野党(共産党以外?)幹部を買収し(国会対策費、報償費、賭け麻雀等)、裏取引によって議会討論を形骸化し、議員たちを強引に操って、政界に隠然たる勢力を築いた。それは一方で議会から乱闘を無くしたものの、自民党の金庫を空にし、さらにロッキード事件をひき起こすに至って、政治倫理は地に堕ちた。しかし権力を握っている田中は、自分の非を認めようとはせず、かえって大攻勢に出て、選挙で自民党を大敗させつつ自派閥は維持した。中曽根、小沢、金丸らは野党に迫られて、田中に叱責されつつも政治倫理審議を行わざるを得なかったが、田中の入院によって、この問題はうやむやにされて終わった。本書は主として関係者の証言をもとに、こうした過程を具体例を挙げて描いている。本書からは、田中および田中派の見苦しいまでの政治屋ぶりがよく分かるが、他方で彼に易々と買収された野党(社会、公明、民社、新自由クラブ)幹部のふがいなさや、田中政治を許容する日本社会の問題性も、同時に検討されるべきであろう。





自民党総裁選 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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自民党―転換期の権力 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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自民党の若き獅子たち (角川文庫)
販売元: 角川書店

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スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫)
販売元: 角川書店

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同じ時期に読んだせいか群ようこの「無印良女」がかぶって思えます。ただ、ふたりとも登場してきた当時、新しい女性の書き手の登場という鳴り物入りの印象がありました(もしかしたら僕が知った時にはもうある程度有名になっていたのかもしれませんが)し、女性の在り方や生き方を真正面から捉えようとする姿勢にも共通点があるように思いました。本書は韓国社会や、韓国と日本の比較、そして自らの恋愛体験などについてなんの衒いもなく語っており、肩肘を張らず巻措くに能わずといった楽しさがあります。もちろん学術的な分析ではないのですが、そこは僕には逆に長所につながっているような気がします。




続 スカートの風―恨(ハン)を楽しむ人びと (角川文庫)
販売元: 角川書店

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91年に発刊された呉善花女史の第二作のテーマは日韓の"いき違い"である。
日本人と韓国人は全然違う。習慣が違う。文化が違う。考え方も人間観も違う。
戦後民主主義的な教育を受けてきた日本人は「人は皆同じ。国は超えられる」と
単純かつ能天気に信じ込んでいるが、これほど傲慢と独善に満ちた態度もない。
国によって、民族によって人はまったく異なる。その前提を本質から理解せずして
相互理解などできないのだ。私はそのことを本書からあらためて学んだ気がする。

本書には筆者が体験を通して実感した、文化的背景からくる誤解の実例がふん
だんに登場する。韓国人男性と交際経験のある女性から、私がしばしば聞くのは
「韓国人は食べ方が汚い。幻滅した」というものだったりする。それでわかれたと。
だが韓国ではそれが標準的食べ方であったりするのだ。文化的違いが、相手の
人格の判断材料につながってしまう現実。我々でもそうなのだから、反日教育を
植えつけられた韓国人なら、それはもっと顕著だ。日本人のふるまいを曲解して
「差別だ!」と思い込む韓国人は多い。知性に富み、日本で長く生活した筆者で
あるからこそ乗り越えられた壁も、実際には高く厚いのだ。日本を理解するために
筆者が通った苦難の道と努力から、我々が学ぶことも多いのではないだろうか。




生活小国家ニッポン―不思議の国ニッポン〈Vol.20〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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