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和書 538546 (158)



季刊 403vie―シュルレアリスムの今日的発展のために (第2号)
販売元: 鳥影社

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危機と飛翔
販売元: 沖積舎

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危機に立つアンコール遺跡
販売元: 朝日新聞社

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危機の結晶―現代美術覚え書 (1970年)
販売元: イザラ書房

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私だけの名画を探して (気球の本)
販売元: NTT出版

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戦後美術と反芸術 (菊畑茂久馬著作集)
販売元: 海鳥社

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素描のままに (菊畑茂久馬著作集)
販売元: 海鳥社

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紀元千年のヨーロッパ (人類の美術)
販売元: 新潮社

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紀元千年のヨーロッパ (1976年) (人類の美術 アンドレ・マルロー,ジョルジュ・サール,アンドレ・パロ監修)
販売元: 新潮社

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記号と反抗―二十世紀文化論のために
販売元: 人文書院

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 副題に「二十世紀文化論のために」とあるが、ユーラシア大陸全域やアメリカも含めた世界中の文化について語っているわけではない。著者がフランス文学・思想の専門家であり、ボードリヤールの多くの著作の邦訳者であることからもわかるように、ヨーロッパの文化や芸術、それも、ダダやシュルレアリスムなど「運動」として語られるもの、あるいは近代性に対する「反抗」として捉えられるようなものが中心である。
 僕はそっちの方面の知識はまったくないのだけれど、それでもかなり興味深く読むことができた。じつをいうと、フランス系の芸術評論家的な人たちがよく書くメタファーがだらだら並ぶ文化論や批評の類は、どうも雲を掴むようでよくわからず、あまり好きではなかったのだけれど、本書についていえば、「こんな僕でも大丈夫」という感じだ。その意味では、フランス方面のことを知らない人(僕)のための、20世紀ヨーロッパ芸術運動と文化史の入門書といってもいいと思う。
 テクノロジーの急激な発達とシステム(国家・制度)の大転換にさらされた、いわゆる近代的自我が、この一世紀、世界と(そしてもちろん自分と)如何に闘ってきたか。
 そこで問われてきたのが「表現」であり、「表現する《この私》」である。
 というところまでもぐり込んで考えれば、およそ世界規模で進行する「凡庸化」の真っ只中にいる《私たち》も、本書で言及される20世紀の作家たちと、まったく同じ(未解決の)問題を、未だに抱え込んでいるといってもいいだろう。


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