和書 538546 (385)

日本芸術の創跡―近・現代アジア美術の風〈2003年度版〉

日本藝術の創跡〈2006〉

日本画の精神 (日本芸術名著選)

アンドレ・マルローが「中国の水墨画は内的凝縮傾向が強いが、
日本の場合は宇宙の移ろいを垣間見せてくれる」
と言うようなことを言っていたが、それが日本画の精神だろう。

水墨画が日本的と言うより、水墨画の中にも日本的なものがある
と言った方が良く、「さっさ」「ふわふわ」と描いたものが日本画の真骨頂である。

水墨画なら「松林図屏風」や白隠、仙厓のふくよかで清々しいもの辺りが思い浮かぶ。
寺田虎彦の随筆なども典型例だ。もちろん、平安朝や俳句などは言うまでもない。

因果律的しつこさではなく、全宇宙のうつろう華厳的状態を画面に「ふわっ」とのせてみる。
それが日本画の精神なのだ。

非常にお勧め

日本刺青芸術 彫芳

日本刺青芸術・彫芳

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