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和書 547668 (66)



20世紀我楽多図鑑
販売元: PARCO出版

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20世紀日本の美術―アート・ギャラリー・ジャパン (14)
販売元: 集英社

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20世紀日本の美術―アート・ギャラリー・ジャパン (18)
販売元: 集英社

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20世紀演劇の精神史―収容所のチェーホフ
販売元: 晶文社

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20世紀物故日本画家事典 (AA叢書)
販売元: 美術年鑑社

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20世紀現代絵画 (名画の見どころ読みどころ―朝日美術鑑賞講座)
販売元: 朝日新聞

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20世紀現代絵画 (名画の見どころ読みどころ―朝日美術鑑賞講座)
販売元: 朝日新聞

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20世紀絵画 モダニズム美術史を問い直す (光文社新書)
販売元: 光文社

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本書の帯に書かれている「『わかる/わからない』『好き/嫌い』だけでは、永遠に『わからない』」という言葉が中心テーマだと言えるでしょう。

私は、年間約30回美術展に行くほど、絵画が大好きですが、それでも現代芸術となると少し躊躇する場合があります。「分からない」という先入観は受け入れる体制に歯止めをかけてしまう状況をもたらします。

もっとも、昔から好きなジャンルはシュルレアリスムで、第2章の11項の「具象という暴力」で取り上げられているダリは、そのジャンルにおいて一番好きな画家で「茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)」などは、その書かれている強烈なイメージとタイトルによって、何が書かれているのかは「分かる」が、その意味するところは「分からない」絵画の典型かもしれません。マグリットの「恥辱」も同様で、具象的形象での観念性の高度化によって芸術性が高められているのがよく分かります。

それ以外にピカソの「ゲルニカ」、ムンクの「叫び」、デ・キリコの「街の神秘と憂鬱」など、20世紀の絵画を俯瞰して眺める際に外せない作品に対しての著者の見解も確かめられ、有用な考え方を得た思いです。

305頁以下は、ナショナリズムと聖像忌避として藤田嗣治「アッツ島玉砕」が取り上げられています。藤田への戦争責任論を問うた問題を果敢に取り上げています。私はこの作品を美術館で対面しています。その悲惨な局面からは、宗教画のような高貴な香りすら漂い、画家の心情と力量が伺える作品でした。不思議なことに、本書の図103には絵が消えています。著作権の関係でしょうか。本文の理解には絵画が必需品ですので惜しいですね。

なお、口絵で取り上げられている旧東ドイツの一連の作品には驚かされました。筆者の「間奏」で書かれたのと同様の印象を持ちましたし、類書にない取り上げ方だったと思います。




20世紀美術 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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 わたしには、ピカソの描く女性が綺麗だと思えませんでした。描かれた正面向きの両眼の間には、横向きの鼻。その下には斜めにゆがんだ口。しかも眼も鼻も顔の輪郭からはみだしているではありませんか。こんな絵が何億円単位で売買されているなんて、世の中おかしいのではないか。「ピカソはいい」なんて言っている人は、美術評論家が素晴らしいと言っているから付和雷同しているだけなんじゃないか、と本気で考えていました。

 そんなわたしに、「どうしてピカソはこういう女性像を描いたのか」を教えてくれたのが本書、「20世紀美術」です。ピカソの絵画に対する考え方も分かりました。しかも、その考え方がとても論理的なことに驚きました。

 この本では、ピカソも含め、19世紀後半に活躍したモネやセザンヌ、また、マティス、カンディンスキー、モディリアニ、クレーなど多くの画家が、それぞれどういう考え方を持って、作品の制作にあたっていたかが分かります。今世紀美術の大きな流れもつかめた気がします。今では、ピカソをはじめ、20世紀の芸術家の作品がとても好きになりました。この本には感謝しています。




20世紀美術 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 1940年に生まれ、日本芸術大賞を受賞した画家が、戦後アメリカ抽象表現主義批判=自己批判を通じた現代美術の再生を目指して、1994年に刊行した本。20世紀は、科学技術の爆発によって人間のあり方や限界が問い直されると同時に、還元的情熱がさまざまな行方を模索した時代と言える。世紀前半欧州では、印象派の点描法からフォーヴィズムへの流れや立体派への流れなど、近代に反省を促し、視覚的認識に統一される以前の、輪郭が不分明で未分化な状態を描くことにより、芸術を活性化しようと試みる、アンチ・リアリズム前衛芸術の多様な動きの対立と並存が見られた。とりわけシュール・レアリズムは、認識作用全体への明確な反省意識を持ち、細分化し始めた人間文化のトータルな見直しを掲げ、視覚の中に身体性を回復しようとし、アメリカ現代美術に大きな影響を与えた。戦後米国のニューヨーク派は、欧州の前衛芸術の還元主義を継承しつつ、それを進歩主義の文脈に置き換え、運動が示す場全体のあり方より、その先端部分のみに注目した。その結果、芸術は競ってオリジナリティを追求する中で、過度に単純化され意味や面白みを喪失し、内容が消え形式のみがせり出し、奇抜さや強度(巨大さと崇高さ)のみが重視され、コミュニケーションを拒絶する空無な自己表出の場となり、伝承も困難になり停滞した。著者は抽象表現を、到達した結果としてではなく、表現過程として見直すこと、それが開拓した多様な方法を、可能世界の生成の場、コミュニケーションの場としてのホリゾントにおいて、新たに組み合わせて活用することを提唱する。本書は一定の知識を持った読者を対象としており、私のような素人には理解困難だが、著者の言わんとすること自体は感覚的に分かる気がする。


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