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和書 548206 (193)



SASチェックポイント・チャーリー (創元推理文庫 197-41 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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SASニカラグアの十字軍 (創元推理文庫 197-37 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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SASニューヨーク大追跡 (創元推理文庫 197-2 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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SASハイチ黒犬に化けた男 (創元推理文庫 197-36 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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SASハワイCIA危機一髪 (創元推理文庫 197-42 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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プリンス・マルコ・シリーズの1979年の第56作。CIAがハワイ沖の公海で展開する、3年もの歳月と7億ドルもの巨額の費用をかけた超極秘作戦《マタドール》。作戦に関わるCIA幹部とその妻が惨殺され、自宅の金庫から関係書類が強奪される。まもなくCIAに脅迫電話が…マルコは書類の奪還と、下手人の抹殺を命じられる。

マルコ物は娯楽スパイ活劇だが、妙にシビアで後味が良くない事があるが、本書は何ともコミカルな味わいがあり、軽いノリで楽しめる。まず、CIA幹部が大切な書類を自宅に持ち帰った事や、その事が敵に漏れたいきさつなど、ご大層な作戦の割にはCIAがお間抜けなのが笑える。CIA上層部の右往左往ぶりもおかしい。『夫妻殺害事件が起きていなかったら、マルコは吹き出すところだった』という文章がそれを象徴している。マルコがCIAの上司に『(私が死んだら)城はCIAに寄贈しますから、研修用にでも使ってください』と言い残すのにも笑ってしまう。またストーリーは、マルコ物としてはおとなしめだが、カッチリとまとまっているのも良い。





SASバグダッドの黒豹 (創元推理文庫 197-24 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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SASバリ島の狂気 (創元推理文庫 197-32 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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SASブルンジスパイ衛星墜落 (創元推理文庫 197-8 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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プリンス・マルコ・シリーズの1967年の第7作。アメリカの有人スパイ衛星が、大気圏再突入時に軌道を狂わされ、アフリカ中部の小国ブルンジの奥地に墜落する。衛星の機密保全と搭乗員の救助の使命を受けたマルコは、ダイヤの密売人を装ってブルンジに入国する。だが、縄張りを荒らされたくない現地密売組織のボスと、ボスと結託した悪徳警察長官に執拗につけ狙われ、マルコは絶体絶命の窮地に追い込まれる。

本来任務のスパイ衛星をめぐって敵とやり合うならともかく、全くの部外者に全くお門違いの理由で命を脅かされるのでは、マルコもたまったものではあるまい。隠れ蓑の出来が良すぎて経帷子になるかも…とのコメントがされているが、言い得て妙だと思う。CIAも、もっとましな隠れ蓑を用意できなかったのだろうか? また結末は、うえーと言いたくなるものだったが、むしろブラック・ユーモア的な感じで、後味の悪さはあまり感じなかった。以上、内容的には決して楽しくないのだが、約260ページの短い話の割には密度が濃くて、なかなかおもしろかった。





SASベイルートの連続殺人 (創元推理文庫 197-39 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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SASヨルダン国王の危機 (創元推理文庫 197-7 プリンス・マルコ・シリーズ)
販売元: 東京創元社

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プリンス・マルコ・シリーズの最大の特徴(私見では欠点)の1つは、バイオレンス描写がどぎつい事。本筋がおもしろければ許せる。だが、本筋があまりパッとしないと、どうって事ない話を通り越して、悪趣味な話に一気にグレードダウンしてしまう恐れがある。

本書はその欠点がもろに出た作品。殺人、拷問、虐殺がこれでもか、これでもかと展開され、しかもかなり残酷な描写で辟易した。これだけ暴力シーンにページが割かれていては、本筋が薄っぺらにならざるを得ず、悪趣味の印象がさらに際立ってしまった。だが最後の最後、無用のリンチから敵を救うために命を賭けた、マルコの心意気に感服したので、1点プラス。

なお、本書は1971年の第23作。ヨルダンにはパレスチナ難民が大量に流入するが、パレスチナ過激派はフセイン王制の転覆を試み、1970~71年内戦が勃発する。過激派がヨルダン国軍によって鎮圧された後も、依然として小競り合いが続く時期が本書の舞台である。ヨルダン内戦に興味があって読んだのに、あまり描き込まれていないのが残念。


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