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和書 548206 (347)



いつの日か別の日か―みつばちの孤独
販売元: 主婦の友社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 88年11月初版。大塚が古典エッセイの分野で評価を得る以前、まだ27歳の無名のライターだった頃に発表した「失恋ノンフィクション」(帯による)で、すでに絶版。しばらく前に小谷野敦がブログで好意的に言及したため直後に一部で古書価格が跳ね上がったが、最近は値を戻したので入手してみた。
 パラパラ読み始めると、文体は昔のコバルト文庫やX文庫ティーンズハートみたいな感じ。ティーンズハートは87年創設だから、まさに同時代で、これは花井愛子とか林葉直子の諸作と並べて読むべき本かもしれない(私はいずれも未読)。また主婦の友社は80年代前半に林真理子を送り出している版元だから、その系譜での位置づけも可能かもしれない。
 しかし小谷野敦がこの本に惹かれたのは、分かる気がする。実録振られ話で、男への未練を断ち切れずに付き纏って相当みっともない部分も曝け出しているところは、小谷野の小説世界と通じる。また大塚はセックスについてもハッキリ書いていて(ポルノ的な描写はない。為念)、フェミ系の女性知識人が自分の性的経験については韜晦しがちな傾向を批判する小谷野にとっては、その点も評価ポイント(=理由)かもしれない。ただ小谷野のおかげでこの旧作に注目が集まったことを、大塚が心底喜んでいるかどうかは正直言って疑問。むしろ闇に葬ってしまいたかった作品ではないのか?
 ひとつビックリしたのは、「温泉編集者K氏」の引きで大塚が「作家A氏」のカンヅメ旅行に「付き人」待遇で同行する件り。寝ているところを深夜1時にK氏に叩き起こされ、男女混浴のジャングル風呂で、素っ裸で、「羞恥と怒りと屈辱と情けなさに哀しみ」(p175)にうち震えながらA氏の背中を流させられる(失恋相手のYとさえ一緒に入浴したことはなかったのに)。これ、大塚の失恋を耳にしたKが、あわよくば大塚をA氏への貢ぎ物にしようと企んだんでしょうね。いやぁ、編集者ってタ〜イヘン!




いつの日か旅に出よう
販売元: 中央公論新社

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実在する国?の話ではないので
ファンタジーだと割り切ってしまえば面白く読むことが出来ます。
時間潰しにスラスラと読み切りたいのならお勧めの本です。




いつの日か還る―新選組伍長島田魁伝 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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本年の大河ドラマが『新選組』ということもあり、最近書店でも関連の本が沢山出ております。しかし、その大半が近藤勇や土方歳三といった人物に焦点をあてたものではないでしょうか?
中村氏の本著書は比較的知名度の低い『島田魁』に焦点をあてることにより、『新選組の真実』を見事に浮き彫りにしています。その点において、新選組関連著書の白眉と言えます。新選組内の内部抗争がいかに凄まじいものであったか、近藤率いる試衛館グループがいかに他グループを排斥したかなどが、島田の口を借りて詳述されております。

 また島田という明治期まで生き抜いた隊士の、『節を曲げぬ生き方』に胸が熱くなる方も多いと思います。さり気ない文体ながら、心が熱くなる作品です。




いつの間にか愛 (ハーレクイン文庫―ハーレクイン・ロマンス)
販売元: ハーレクイン

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いつまでも (ハーレクイン・イマージュ (1201))
販売元: ハーレクイン・エンタープライズ日本支社

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いつまでも (ハーレクイン文庫―ハーレクイン・イマージュ)
販売元: ハーレクイン

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いつまでも、変わらずに
販売元: アーティストハウス

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人は誰かに裸の自分を受けとめて欲しいと願っているもの。けれでも、なかなか素直にはなれない。みんなと同じようにしたいのに、何故か心に壁を作ってしまう。分かってもらいたいと思うほどに、距離を置いてしまう。そんな経験したことがありませんか?主人公マイラはまさにその一人。一人でも平気で生きていけるわと思いつつも、一人で食事をする時など、孤独の辛さを思い知らされる。そうしつつ、もう人生の後半を一人で生きてきたマイラ。ある日、高校時代に恋焦がれていた学校のヒーロー、チップと30年ぶりに看護婦と患者という立場で再会する。チップは幾許かの命。そして…

「愛する人が死を迎えるとき、わたしに何ができるだろう?」というキャッチフレーズのように、単なる恋物語に終わらず、病とは、死とは何かという重いテーマを扱っている。
当人から見た『死』とは? 残される者のから見た『死』は? そして日常に『死』と向かい合ってきた者からの『死』とは…? 

重いテーマを扱っていながらも、読んでいて決して重苦しくならない、大人の恋愛小説。

 あなたは愛する人の死をどう受けとめますか?

ちょっと考えてみたい人は、是非一読を。恋人や夫の死だけに限らず、深く考えさせられます。 




いつまでも、鰐
販売元: 文遊社

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なんとも言えない読後感。
鰐はただ鰐である、ということが書いてあるだけ。
いつまでも鰐な、鰐そのものの物語。

この新訳版は、原書の構成を反映しているとかで、
いちばんレオポルド・ショヴォーの原作に近い形なのだとか。
モノクロの絵と文章が紡ぎ出す、孤高でユーモラスな世界観が、
なんともいえない味を醸し出してます。

それにしても、1920年代にこんな味わい深い物語が生まれていたとは。
フランス文学史にも一行も登場しない(!)ショヴォーですが、
折りしも20年代のフランスといえば、シュルレアリスムなどの
芸術運動が華やかなりし頃。
日の当たらない歴史の裏側に咲いた、可憐な花のような作品。
エスプリって、こういうのを指すんだろう。




いつまでもあなたと (シルエット・ロマンス (L845))
販売元: ハーレクイン

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いつまでもハネムーン (ハーレクイン・イマージュ (I1244))
販売元: ハーレクイン

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