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和書 554118 (336)



未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家
販売元: 日経BP社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 社会を変革する起業を行うにあたり「倫理」面で際立つ人達へのインタビュー集だ。

 まず難点から言うと 流石に80名もの方を302ページの本で紹介するのには無理がある。各人の仕事が余りにジャンルが多岐にわたっている中で 掘り下げが浅い点は否めない。各人の仕事には 光だけではなく影をあるはずだが 掘り下げが薄い分 どうしても「光」に焦点があっていすぎる。従い正直読んでいて 「本当だろうか?」と思った箇所は幾つかあった。

 次に良い点。上記と逆だが 80名もの方を出してきたという点は評価出来る。僕らも一人や二人の「英雄」なら 信じられる一方「なかなか同じ事をやるのは大変だな」と思ってしまう。しかし80名もの「英雄」を出されると「僕らにも何か小さいことがやれるかもしれない」と思わせるものがある。そうして それが本書の最大の徳なのだと思う。

 80名の方には「光」と「影」があろう。大事なことは その「影」をきちんと踏まえた上で「光」を見ることだと思う。

 きっと何人かは 富や名誉を追求した結果「善を成している」のかもしれない。そもそも著者達もそうかもしれない。
 但し それはそれで良いのである。その結果が善ければ。
 そもそも人間には動機が必要であり その動機が少々不純でも結果を正しく見つめれば評価は出来る。もっと言うと そもそも「動機」が「純か不純か」と考えること自体が ある種の 罠であることも多いのだ。「善」という人間固有の観念は もろ刃の剣であることは 各種の宗教紛争を見てもよく解る。その中で 著者と80名の方が 経済的繁栄と倫理を共存させている姿には むしろ したたかさを感じるのだ。

 




未来を拓く女性―聖マルグリット・ブールジョワ
販売元: ドンボスコ社

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未来型経営の発想法―次の時代を生きぬくためのマネジメント本音情報集
販売元: 竹村健一未来経営研究会

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魅力あるリーダーとは―歴史の中の肖像
販売元: 日本経済新聞社

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有終の死―癌で逝った医者の記録から なぜこうも心穏やかに死を迎えられたのか? (魅力学シリーズ)
販売元: プロスパー企画SC

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無から始めた男たち―20世紀日本の経済人セレクション
販売元: 日本経済新聞社

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20世紀の経済人50人が掲載されている。しかし、1名に数ページであるので、概要しか知る事が出来ないので残念である。もっと、各人の事について、研究したいと思った。私は会社員を辞め、ベンチャー企業を始めました。未だスタートアップの段階です。この本を読んで、今までの苦労と重なり、涙をする場面も幾つかありました。

この経済人の共通点は、「私利私欲が無いところ」、そして、何と言っても「志の高さ」です。「目的を達成するまで諦めない」ところがその裏側にあります。

1名につき数ページですが、それでもこれだけの経済人が日本に存在していたという事実、勇気付けられました。多分、未だ多くの経済人がいるはずです。続編で紹介されればもっと知る事ができるのですが。

今後の展開に期待致します。




無学野郎のツキツキ人生奮闘記
販売元: 東都書房

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無限の天才―夭逝の数学者・ラマヌジャン
販売元: 工作舎

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第一次大戦前後に活躍したインド人数学者の伝記。我流で数学を学び、独自の記法を使いながら、特に無限級数に関する発見を続けていく。著名な数学者に自らを売り込む努力をした結果、数学者ハーディにその才能を見出され、イギリスに留学する。無限級数の和などを他の数学者ならば形すら想像つかないものを、証明は二の次で次々と言い当てていく。しかしながら、結核に冒され、僅か32歳で夭逝する。病床においても彼の最高傑作であるといわれる擬テータ関数を発見する。彼がもっと長生きしていたらと、多くの数学者に惜しまれている。
ラマヌジャンの名すら知らずこの本を購入。小さな字でぎっしりと書かれた伝記であり、背景がやや過剰なくらい詳しく書かれているので、途中で挫折しそうにもなったが、結局はハマッて数日で完読。5500円もの投資に後悔なし。
筆者が言及している通り、努力してなる天才と、超越した天才があることが良く分かった。




夢幻の山旅
販売元: 中央公論社

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よくよく取材した上で、筆者が辻まことを憑依させて記述してあります。
でも正直に言うと読まなきゃよかったの感ありです。
筆者には辻まことはこういう人に映ったのだというのは分かりますが、
その像に若干の違和感がありました。

また私生活にかなり踏み込んだ記述がされていることに対して、暴露記事を読んだような感触があり、まるで憧れの人の足がすごく臭いことを告げられたような気分になってしまいました。
辻まことに思い入れのある人向きの本ではないようです。




無国籍
販売元: 新潮社

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俗に「単一民族」と呼ばれる日本人には、無国籍状態に置かれた定住・永住外国人の重層的アイデンティティをなかなか理解できない。逆に、帰化さえすれば、日本人の仲間入りだと言わんばかりに、制度とアイデンティティを短絡的に結びつける傾向もある。人のアイデンティティは法や制度によって形作られる側面もあるが、それが人間の心の問題である以上、法や制度を超越する余地をも持つものだ。その意味、著者の、「無国籍者こそ、ある意味コスモポリタンな存在だ」という言葉は、なかなか含蓄に富んでいる。今後、日本における外国人の人口が増えることを考えると、様々なバックグラウンドや重層的アイデンティティを持った「他者」といかに共存できるかというのは、日本社会が抱える大きな課題であろう。人のアイデンティティというものを、簡単に制度や法律で区切るわけにはいかない。時宜を得た好著である。


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