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和書 554120 (52)



ゆっくりとはやく (哲学のおやつ)
販売元: NHK出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

最初題名を見たときに子供の躾の本なのかと思いました。
読んでみると時間の概念について、色々な例を上げながら
判り易く述べられています。

時間は人間を支配している存在であり、有意義に過ごすためには
時間を大切にしなければならない。それだけだと説教じみた本に
感じますが、退屈な時間を持つことや夢を持つことが
大切であることも併せて語られており、
こういうところで哲学的な臭いを感じます。

子供には「はやく!」というだけではなく、
何故早くしなければならないか、時間がどうして大切かを
伝えなければと思いました。

同時収録の「笑うと泣く」も、理屈だけではなく
ある側面では感情が身体を支配していることと、その一つの表現として
ばか笑いすることが心に大切であることが述べられています。

どちらで述べられていることも、子供には表面的に言うだけではなく、
意味を伝えることが大切であることを感じさせてくれ、
とても良い本だと思いました。




よくわかる「哲学の世界」―自分を深く知り、心をもっと強くする
販売元: 山下出版

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よく生きる (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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エマニュエル・レヴィナスに関する本をあれこれ読み、どれも理解できなかった。理解したふりをすることは簡単なのだが、レヴィナスについてはそうした知ったかぶりをすることが不遜なことだと、初老の男にも思わせるなにかがレヴィナス自身の文章の行間に感じられた。そうしたときにこの岩田先生の本を読み、初めてレヴィナスが言いたかったことが少し飲み込めた気がした。それだけで新書を一冊買った意味があったと思えた。




「よく生きること」の哲学
販売元: 岩波書店

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よど号と拉致 (NHKスペシャルセレクション)
販売元: NHK出版

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この本は、2003年5月31日と6月1日のニ夜にわたって放送されたNHKの特番「よど号と拉致」の取材過程をまとめたものである。

北朝鮮による拉致問題に関与した疑いのある、よど号ハイジャック犯の赤軍派メンバーとその妻の動向に焦点を絞っての取材が丹念に描かれており、報道の現場を知る資料として有用だろう。

できのいい小説を読んでいる気分にさせられた。




よみがえるソロー―ネイチャーライティングとアメリカ社会 (叢書ラウルス)
販売元: 柏書房

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よみがえれ、哲学 (NHKブックス)
販売元: NHK出版

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このお二人に出てきてもらって対談をするなら、何が一番刺激的な内容だろうか、と考えたら、どんな風に仲間と独学してきたか、その話を披瀝してくれることに尽きると思うのだ。本書ではちょっと顔を出す程度で、十分語られていない。哲学史や、哲学上の問題点に関しては、特に竹田青嗣氏が見事な書物をいっぱい出して読めば誰にでも分かるようになっているのだから、それに似た内容を、対談にしても面白くない。「よみがえれ哲学」なんて、そんな凄いテーマにしてしまったら、誰だって表題負けするに決まっている。やっぱり哲学や思想の本は、専門家だけでなく、広くサラリーマンにも読まれるべきだと思う。世の中の大半が思想と無縁と思われるサラリーマンで占められているのに、彼らに何処と無く鬱陶しいと思われるだけで敬遠されていては話にならないと思う。哲学思想を苦労して読んでも一銭の儲けにもならなければ、人格が練れる事も無いし、人に好かれることも無い。でも何冊かでもお気に入りの古典が出来ればそれを繰り返し読んで、また関連づけて他を読んで・・・としていくことはどこか豊かな時間を体感できることも事実だ。案外それは大事なことだと思う。でもなかなか難しいし越えねばならぬハードルもある。著者たちがどんな本をどんな風に独学で読んできたか、それはやっぱり読者に対して最大のメッセージだと思う。今度企画するときはそんな本を作ってください。




よみがえれ、日本の医療
販売元: 中央公論新社

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対談形式の本で、文字は大きく行間も広いので中谷彰宏氏の数々の本を
連想してしまいます。ページはわずか168ページで1200円。近藤
誠氏の「成人病の真実」(文芸春秋)は「よみがえれ・・・」に比べて
文字が小さめで行間も狭く253ページで1429円。内容の濃さも量
も違いますが、ページ当たりのお得感は後者の圧勝です。

のっけから脱線してしまったので本題に戻ります。「生き方上手」の日
野原センセは「患者のためなら法律違反も必要」となかなかシュートで
す。と言っても無茶苦茶な事を言っているわけではなく、救急士が気管
チューブの挿管するのは禁じられているが、実際は法律違反をしないと
病人を救えないという意味です。
むしろ過激なのは日本財団、むかーしの日本船舶振興会からお金をもら
って富山・島根・長野に全室個室の老人保健施設を作ったという逸話で
す。日本財団にお金を出してもらった理由は個室の老人保健施設には補
助金が出なかったからで、、後に法律が改正されて施設の半分までが個
室でも補助金が出るようになったとか。規制や法律など守っていたら医
療は進歩しないという主張です。

医学生と看護学生も同じ教室で授業を受けるべきという縦割り批判など
賛同できる部分もあるのですが、やはり「成人病の真実」に比べるとま
だまだぬるいと言わざるを得ません。巨悪に斬りつける迫力があまりに
違いすぎる。医療ミスに関しても「成人病・・・」の方が確信をついて
いると思います。




よりよく生きるために―人類的伝統と共生の間
販売元: 北樹出版

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筆者は東京国際大学の教授で、そこで自身が担当している倫理学の講義の教科書として使われている本です。
おそらくこの本を購入するのは、ほとんどがその学生と思われますが、ハッキリ言ってこの講義は受けない方がいいと思います。

筆者は本書と講義の中で、キリスト教による共同体が人を結びつけ成熟させる唯一のものであると論じ、「世間」に代表される日本的な共同体を一切否定している。
また、日本にキリスト教が根付かなかった理由を、政治権力による弾圧のせいだと単純に結論づけている。

しかし、そもそもキリスト教は「信仰の自由」を掲げながら広がったものだろうか?弾圧されながらも、人々の中に広まっていったではないか。

もちろん、弾圧が日本にキリスト教が広まるのを阻んだのは事実であるが、日本の文化・風土的な背景を無視して原因をそこだけに求めるのは少々短絡的ではないか。キリスト教は一神教であるのに対して、日本人はもともと、森羅万象様々なものに神が宿ると考える民族である。

筆者の持っている日本の歴史・経済・文化に関する知識は非常に稀薄で、少しでも歴史を知っている人が読めばツッコミどころ満載です。




わかりたいあなたのための現代思想・入門 (宝島社文庫)
販売元: 宝島社

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大学の哲学の先生が書いた本でないためか、非常に素人にもわかりやすい本でした(平易に解釈しているため、正確でない部分もあると推察しますが)。

ちょっと前に「哲学入門」という大学の先生の本を間違って購入し、もったいないので読んでしまいました。これが、哲学の説明は自分の研究対象だけで、あとは随筆といったものだったので、哲学の入門書はだめだ!と勝手に思っておりましたが、この本は、満足できました。

個々の哲学者に関することは、まだ書けるレベルではないので書きませんが、ただ、この本を西洋的な思想は「客体と主体」という問題に行き着くのではないかと思いました。

あまり東洋を強調しすぎる(ステレオタイプ)のは学術的ではないですが、
やはり「梵我一如」という主体も客体もひとつである、という考え方も必要ではないか?と考えた次第です。
私は、ヘーゲルの弁証法的世界を極めることにより、梵我一如を証明できるのではないか、と思います。

ほとんど書評になっていませんが、よくまとまっている本だと思います。


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