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和書 554120 (71)



アジア/日本 (思考のフロンティア)
販売元: 岩波書店

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アジアからの脱却(脱亜論など)とアジアとの連帯(興亜論など)があります。
アジアからの脱却は侵略や占領などネガティブなイメージがつきまとい、
アジアとの連帯は肯定的に受け止められていることと思われます。
しかし、本書はむしろアジアとの連帯を語ることの中にこそ
実は植民地主義を推進する原動力があり、そして連帯と侵略・占領が同時に行われた点に
厄介さがあることを説いています。

日本が「教師」として他のアジア各国を指導していく福沢諭吉の興亜論から始まり、
帝国内の他の民族(特に朝鮮人)のナショナルな要求に応えた上で
大日本帝国との結びつきを強めようとする吉野作造や矢内原忠雄らの主張、
そして戦間期の日本主導で日本帝国主義の修正と戦時下の変革による
各地域の再編を目指す「東亜共同体」へと話は展開します。
いずれの連帯もその裏には「日本=盟主」であることのこだわりがあります。
さらに戦後も「国際協力」の名の下、強大な経済力を梃子に
アジア諸地域の開発に介入し、勢力圏を広げていると結んでいます。

昨今は「東アジア共同体」論などアジアとの連帯が語れており、
あたかもアジアから対立や分断が解消されるとの言説が流布しています。
これに対し米谷氏はアジアの連帯を語る時にはアジア内部には
亀裂・摩擦があるという現実に向き合うことが求められる、と締めくくっています。

本書は日本側の主張を他の地域の人々(中国、朝鮮、沖縄など)の前に提示し、
彼らの批判から日本側の主張の限界を丁寧に紡ぎだしています。
個人的な注文をすれば、日本の君主制(いわゆる「天皇制」)と
アジアとの連帯がどう絡まりあっているのかの分析も欲しかったです。
しかし、過去・現在・未来のアジアを考えるのに大変適した一冊です。




アジアの幸福論
販売元: 春秋社

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様々な角度から考察を試みているのだろうが・・・残念ながら著者の視点がわからなかった。アジアの幸福とは何か。どこに立脚して何を伝えようとしたのか。残念な印象が強い。




侵略戦争の証言 (アジアの声)
販売元: 東方出版

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日本軍はフィリピンで何をしたか (アジアの声)
販売元: 東方出版

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証言・清算されていない朝鮮支配 (アジアの声)
販売元: 東方出版

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忘れられない年月―フー・マイによる聞き書き (アジア文化叢書 (5))
販売元: 穂高書店

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アジア輸入食品汚染
販売元: 家の光協会

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明日へのうた―語りつぐ日立争議
販売元: 大月書店

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明日までつづく物語―ぼくたちの町の戦争
販売元: 平和文化

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アステイオン〈65〉特集 続・次世代の世界秩序と日本
販売元: 阪急コミュニケーションズ

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