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和書 554120 (103)



植村正久文集 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 日本キリスト教史において植村氏は内村鑑三、新渡戸稲造とならぶ功労者といえよう。
 本書には植村氏による評論や訳詩が納められている。ひとつひとつの文章は数ページほどであるが、洗練された文体でユーモア・風刺にあふれている。
 旧活字で多少とっつきにくく感じるかもしれないが、日本キリスト教黎明期の息吹が感じられる一冊である。




人性論〈1〉―第1篇 知性に就いて〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 著者は18世紀前半のイギリスの哲学者。この本は「新しい原理に基づく人間学」の構築が志された著者の代表作である。
 第一篇「知性に就いて」の序論において、「人間学に与え得る唯一の確かな根底は経験と観察に依らなければならない」と述べていて、著者の思想が自然学(自然科学)を基盤としていることが良く分かる。そして、「人間の心に現れる一切の知覚は、帰するところ、二つ別個な種類となる、私はその一つを『印象』と呼び、他を『観念』と呼ぼう。」と述べ、「観念の源は印象にある」という第一原理、「想像が自由に観念を置き且つ変える」という第二原理を洞察する。
 我々は、とかく乏しい経験や偏った観察に基づいて想像を膨らませ、結果的に誤った観念を持ちやすいものだが、250年前のこの名著は、そのことの自覚を改めて促すものであると思う。
 今回読んだ中で、特に印象的であった文言を二つだけ紹介してみました。
●『人間とは様々な知覚の束である』。この知覚の束は、永遠の流れと運動の中にあって、思いも及ばぬ速さで次々に継起する、という。自分って一体何だろうと思ったときに、解決のヒントになるかも。
●『正義の起源の由来するところは、利己心と身近な愛情と少ない物資、これだけである』。正義は人為的徳であり、正義の核には所有があり、正義の感は社会の黙約(約定や契約ではない)と教育により必然的に起こるものである、とのこと。お互いに正義だといって争いが起きた時に思い出すと良いと思います。
尚、この本は三篇(知性に就いて、情緒に就いて、道徳に就いて)に分かれていて、文庫で四分冊になっていますが、第一分冊(第一篇 知性に就いて〈上〉)のところにまとめて記しました。




デイヴィド・ヒューム 人性論〈2〉―第1篇 知性に就いて〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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デイヴィド・ヒューム 人性論〈3〉―第2篇 情緒に就いて (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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じっくりと腰をすえて何度も読み返しながら読む本だと思います。哲学的な本なのでさらさら読むってわけにはいかないですが、読んでいくと現代社会の状況にも照らし合わせることができるので熟考するにはとてもいい本だと思います。ただ、旧字体になれるまではなかなか読み進めることができないのが難点です。




デイヴィド・ヒューム 人性論〈4〉―第3篇 道徳に就いて (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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現代史の課題 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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評論家である亀井氏が、遠山茂樹氏らが執筆した『昭和史』について疑問を呈する。太平洋戦争は、果たして軍部、政治家、実業からと、それに反対して弾圧された人々だけで動いたのか?その中間に、動揺する国民がいたはずではないか?国民、人間が不在ではないか?と。

その他、天皇制や転向、共産党言の問題などについて様々な考察がなされているが、本書が書かれたのが1957年と言うこともあり、現在では切実でない問題も多い。しかし、戦争中果たして国民は本音のところではどう思っていたのか、という疑問や違和感に対して、率直な文章は大変興味深い。そして、ここで問われていることは、現代でも決して古い質問とも思えない、持ち越されたもののように感じるのはなぜだろうか。





哲学と反哲学 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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物象化論の構図 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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 物象という言葉をマルクスはほとんど用いていない。それを針小棒大に、舌先三寸ででっちあげた途方もない本。




大森界隈職人往来 (岩波現代文庫―社会)
販売元: 岩波書店

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逆転―アメリカ支配下・沖縄の陪審裁判 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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沖縄返還前にはアメリカにならって陪審員制度があった
しかしその実態は非常に不平等なモノであった、という話
DQN米兵にけんかをふっかけられ米兵は返り討ちになり死亡
けんかをふっかけられた沖縄の青年らが傷害致死で捕まってしまう
その陪審員として招集された人物の視点で進む話である
陪審員もアメリカ人が大半で沖縄人が少なくて不利に進んでいく
主人公はPXとかに宝石を卸す会社の幹部で裁判と同時に会社にも危機か迫る
なんとその業績を嫉妬した民政府に無根拠な追徴課税をふっかけられ
会社は存続の危機に陥り沖縄から追い出されそうになってしまうのである
欺瞞と不条理に満ちたアメリカ占領下の情勢が興味深い一冊である



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