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和書 554120 (149)



真実から逃げることなく―一ッ橋小・人権侵害事件の真相 (解放運動シリーズ)
販売元: 部落問題研究所

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解放の哲学をめざして―衆愚は天に愚ならず (有斐閣新書)
販売元: 有斐閣

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海防艦「占守」電探室異状なし (証言・昭和の戦争 リバイバル戦記コレクション)
販売元: 光人社

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壊滅テニアン戦
販売元: 旺史社

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快楽の転移
販売元: 青土社

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 サブカルチャーを俎上にあげるジジェクのテクニックにはいつも舌を巻かされる。本書でも、お気に入りのリンチはじめ、チャンドラー、ブニュエル、トリュフォー、アルトマンと幅広くミステリーや映画のなかの小話、小ネタがジジェクの対象として浮上する。特に貴婦人論は出色だ。たとえばロメールの『モード家の一夜』で主人公の男がある女について妻に元愛人だとウソをつく理由というのが、実に明快に解説されている。

 ジジェクの場合いつも感じるのは、その例題が面白すぎるために、本当にこれを「対象a」や「現実界」と見なしていいのだろうかなどとどこかに疑問が残ることだ。同じ出版社の正統派ラカン本として、藤田博史の『人間という症候』あたりを併せ読み、バランスをとるといい。ラカンの言う三領域が時系列的にからんで発生していくことをわかってないと、トリッキーなおもしろ言説によってラカンをイージーと見誤まる(!)かもしれないからだ。

 ところでジジェクが日本のアニメやマンガをもし見ていたらと想像すると楽しい。『エヴァンゲリオン』などまさに「症候」ではないか。




カインの印―殺しの哲学
販売元: ビワコエディション

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カウラ出撃―生と死の軌跡 (太平洋戦争ノンフィクション)
販売元: 今日の話題社

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カウラ日本兵捕虜収容所
販売元: 青木書店

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当時のオーストラリア軍が日本によるオーストラリア軍捕虜の虐待といった背景から、国際的に批判できるようにするため、日本兵の証言からしても、相当程度厚遇していたことが分かる。

それゆえに、カウラ事件は、捕虜移送問題に端を発した「戦陣訓」的発送の賜物であったことが伺える。つまり、一方的に日本の精神構造に問題があったのだと。ただ単にそういうことだったというのは、半ば衝撃であった。

なお、前半部の兵士の証言等は非常に興味深い(また、日清日露戦争期の日本の捕虜厚遇についても)ものの、後半部の観念論的論調はまったく読む価値に値しないものである。これならば、証言集にしておけば非常に面白かったと思うのは、残念な点である。




カウラの風
販売元: KTC中央出版

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第2次大戦中の1944年、オーストラリアのカウラ収容所に収容されていた日本人捕虜約1000人が暴動を起こし、231名が命を落としたカウラ事件。 
本書は、日本でほとんど知られていない、この事件を掘り起こし、日本とオーストラリア双方の関係者に丹念な取材をして書かれている。
 
この本を読むまで、こうした事件があったこと、また、こんなに大勢の日本人捕虜がオーストラリアに収容されていたことすら知らなかった。
オーストラリア政府は、捕虜の扱いを定めたジュネーブ条約にのっとって、人道的に捕虜を扱った。一方で、収容所生活に不満はなくとも、「生きて捕虜の辱めを受けず」という教育を叩き込まれていた日本兵。 その意識の違いが、暴動事件の背景にあるように思った。

本書はまた、事件の記録だけでなく、戦後、関係者が事件を乗り越えて日豪両国の理解、友好、親善に尽力したことも書かれている。
オーストラリアでは、カウラ事件を教訓にして日豪親善に尽力する人たちがおり、地元の学校では平和や日豪親善の題材としてこの事件が教えられているという。頭が下がる思いがした。
翻って日本はどうだろうか。海外旅行先や留学先として、オーストラリアは相変わらず大人気だ。しかし、日本とオーストラリアがかつて戦争をしたことすら知らない人々が増えている。現代の日豪の意識の違いは、カウラ事件当時の日豪間の意識の違いとダブって見えるような気がした。

オーストラリアが好きな人、オーストラリアに興味を持つ人に広く読んで欲しい本。




カウントダウン・ゼロ―原爆兵士の黙示録
販売元: 社会思想社

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