戻る

前ページ   次ページ

和書 554120 (292)



ザ・ワイルド・ギース―最強の傭兵部隊
販売元: 並木書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

タフでクールなイメージのあるマイク・ホアーですが、本の内容は驚くほど穏やかでした。戦闘や作戦の重要部分に触れることもないし、兵士や特殊部隊員にありがちな能力自慢もない、どちらかというと仲間たちとの思い出をつづったエッセイに近い本です。




財閥解体―GHQエコノミストの回想
販売元: 東洋経済新報社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

開戦時のルーズベルト大統領は、大恐慌克服のためにニュー・ディールを政策としたことで知られている。1930年代には多くのニュー・ディーラーを生み出した。日本の占領は、その雰囲気の延長線上にあり、本書にもあるように将に「ニュー・ディールとしての占領」といえる。

日本に対する占領方針は、戦時中から起草され1945年11月に完成された基本指令がマッカーサーの下に送られた。本書が関係する経済についてもこの方針に基づくことになる。ここにハドレーは31歳の若さでニュー・ディーラーとしてGHQ・GSのホイットニー准将、ケーディス大佐のもとで経済政策に辣腕を振るうことになる。
ところで占領方針を立てるためにワシントンで戦時中、日本について理解を深めるとしたらE・ハーバート・ノーマン『日本における近代国家の成立』しかなかったと言うのが、凄い。そして「(日本を変えようという)試みの成功に最大の自信を持っていたのは、日本について知識がもっとも少ない一群の人々であった」と率直に語る。
ハドレーは占領後の潮の変り目の中で“左翼”として排斥された。名誉回復されたのは1967年のことであったという。

「財閥解体」の当否は別として、占領とは何であったかを知るための資料として、率直な実行者の記録である本書は貴重なものといえよう。





時代病 (That’s Japan Special)
販売元: ウェイツ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 高岡健(虎の穴出身のイエローデビルとはもちろん別人)という精神科医が95/01/05年の3回にわたって行ったインタビュー。
 本書で一番興味深かったのは、吉本による「あとがき」。いつもは、編集者や共著者に対する儀礼的な挨拶を1−2頁ほど述べて終わるのだが、本書では、7頁にもわたって熱く語っている。
 読んでいると、なにか、インタビュアーに対して面白くないことでもあってそれが吹き出しのか、とさえ思えてしまう。はっきりいって、吉本はもう、安保(特に70年、全共闘)について語る熱意を失っているのではないか。それをあれこれほじくりかえされて、癇癪が起きたのか?
 実は、本書の後、同出版社から刊行された「よせやぃ」という本の中でハッキリ「何がいまごろ安保闘争だ、もう四十年経っているんだ」(p78)と打ち明けている。
 95年のおしゃべりでは、時節柄、オウムが大きな俎上に乗っているが、その過程で、労働の成果が見えない第三次産業の発達で、新しい倫理基準が必要ではないかと、お決まりの論を展開しているが、それって要するに、下部構造が上部構造を決定するってことと、おんなじじゃないの? って、今回気がついた。吉本は以前、違う考えだったように理解していたのだが…
 オウム問題については、自分で、矛盾しているとか、解けないとか、このインタビューではっきり白旗を揚げている(pp30-31)。最初から殊勝な態度を見せれば、不毛な論争は起きなかったのに。
 2005年のおしゃべりでは、上野千鶴子を本気に評価しているのが判って、興味深かった。それから、シュンペーターという名前しか知らなかった高名な経済学者を少し勉強してみようかな、という気持ちにさせられた。




特別講座 雑学以上哲学未満―心の悩みを楽しむ方法
販売元: 文芸社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






哲学 雑学3分間ビジュアル図解シリーズ
販売元: PHP研究所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






哲学・思想に関する17年間の雑誌文献目録 昭和23年~昭和39年〈2〉東洋 西洋 倫理学・道徳 (雑誌文献目録シリーズ)
販売元: 日外アソシエーツ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






哲学・思想に関する17年間の雑誌文献目録 昭和23年~昭和39年〈1〉一般 日本 (雑誌文献目録シリーズ)
販売元: 日外アソシエーツ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






残悲多野(ザビターヤ)―絵でみるシベリア抑留始末記
販売元: リブリオ出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ザ・ピアニスト―廃墟ワルシャワからの奇跡の生還
販売元: 春秋社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 先に映画を見て本を手に取りました。映画より凄いです。
 第二次大戦下のポーランドで、絶滅収容所送りを辛くも逃れ、五年間を這いずり回って逃げ延びたピアニストの自伝です。
 同じユダヤ人のアンネ・フランクが、捕まるでの日々しか書き残せなかったのに対し、生き残った彼は成人男性の洞察力で、ナチス・ドイツ占領下のワルシャワで何が起きていたのかを、克明・冷静に記しています。
 前半ではゲットーでの日常や、気にかかっていた瑣末な事、後半では生存に掛かる身体感覚に関する描写が非常に多く、一般の小説よりも濃厚に読者へ伝える力を持つ、素晴らしい文章です。
 死体が街路に転がっている、程度の話なら誰でも容易に想像できるかもしれませんが、紙に包んで転がしてある、という描写に、理不尽な死が日常と化していた事を実感させられ、想像を絶する世界だったと理解しました。
 埃っぽく湿った陰鬱な空気が行間から滲み出てくるようです。
 また、彼の命を救ったドイツ人将校の事も巻末に載っていますが、数少ない心ある彼の様悲惨な末路を読むと、人間という存在の絶望的な醜さと同時に、希望も感じるでしょう。





塹壕のマドンナ―日米独ソ兵士たちの遺稿
販売元: 日本放送出版協会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ