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和書 554168 (26)



やくざ戦後史 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

長引く経済の停滞の中で今、日本は足早にその進路を変えようとしている。が、愚見ではこの国の「現状」についての冷静かつ詳細な「検証」がまずなされなければならない。
それは多岐の分野に言えることだが、特に「報道・表現の自由」を謳う憲法を持ちながら主なメディアで《タブー》とされている日本の裏社会についてとりわけ重要な課題だろう。私はある意味で世間知らずであり、やくざを生業とする知人がおらぬ。
で、著書数の多い猪野氏の本書を「とりあえず」読んでみた。今思うと『やくざと日本人』の方が良かったかな…とも思うけど。

本書の成り立ちは複雑で70年代末の本が基本になっているが、幾度かの加筆を経て文庫化に際しても再度手が入れられているので、一応90年代まではカヴァーしている。
内容はというと確かにマス・メディアでは得られないものではある。特に敗戦で「日本人」でなくなったいわゆる在日の人々への差別意識(これほど「日本国憲法」に反する愚劣極まりないものが、壊滅的敗戦にも関わらず温存されるばかりか、最近では益々高まっているのが日本という国である)が日本のアウト・ロー組織の根本にあるという指摘は正しいと思う。が、全体的にはやくざと警察の「戦い」を並べただけであって、期待していたものにはやや届かなかった印象がぬぐえない。

加えて随所で記される被差別者に関する「左翼主流」への批判や、あとがきに記された著者の主張はいささか浅薄である。
特に後者については、「例」として挙げられた2件が素直に受け入れがたい(まさに慎重な「検証」が必要に思う)のと、この問題の理解としては一面に過ぎないと思う。
例を挙げると、アメリカで「禁酒」という高度な倫理を「法」にしたことで、アウト・ロー社会は爆発的に拡大した。言うまでもないが、日本でも同じようなことが起きていることは誰でも思い至る筈。
「差別」だけで単純・簡単に説明できないのは明白であろう。






やくざ親分伝 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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やられる前に身を守るストーカー撃退マニュアル―ネットストーカーから護身グッズ、ストーカー発見テストまで (アスカビジネス)
販売元: アスカエフプロダクツ

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よくわかる犯罪社会学入門―犯罪・非行とはいったい何か?
販売元: 学陽書房

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犯罪社会学が長年抱えてきた「悩み」は、「犯罪社会学の入門書が少ない」ということだった。かつては岩井弘融や四方寿雄などの「犯罪社会学」が定番だったが、近年は入門書不在が続いていた。そこで、若手研究者を中心に一念発起して世に放たれたのが本書である。だが、「入門書」と思って侮るなかれ!本書は犯罪社会学の主要な理論や知見を余すところなく紹介している。本書一冊を熟読すれば、犯罪社会学の理論はもちろん、近年の動向まで把握できてしまうという優れものだ。近頃は大学の講義名が「社会病理学」から「犯罪社会学」へ変わる傾向もあるし、テレビや雑誌にも犯罪社会学の専門家が出演する機会も増えてきた。様々な犯罪が毎日のようにメディアを賑わす昨今だからこそ、本書を読んで、犯罪に対する見方・考え方を磨いてみてはいかがだろう?社会学部などで社会学を学んでいる人は、たとえ「犯罪」を専門にしていなくても、本書を読んでみる価値は充分にある。犯罪社会学だけでなく、社会学全般に通じる知見が本書には満ち溢れている。そして、犯罪心理学を学んでいる人にもお勧めする。心理学による犯罪研究も面白いが、社会学による犯罪研究を学ぶことで、目からうろこが落ちる経験をしてみるのもいい。




よくわかる覚せい剤問題一問一答―子どもたちを覚せい剤から守るために
販売元: 合同出版

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よど号、朝鮮・タイそして日本へ
販売元: 現代書館

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「よど号」事件122時間の真実
販売元: 河出書房新社

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当時、私はまだ生まれていませんでしたが事件の様子が手に取るように非常によく取材されています。目をひいたのが、韓国政府の対応でした。韓国では、よど号事件の1年前にハイジャック犯が同じ様に北に飛び、機体はおろか乗員、乗客共にまだ帰っていないと言う事実があるので、最初はキンポ空港を平壌と騙し着陸させます。その後は、韓国政府は何としてでも北に飛ばせないように努力をします。けれども当時日本は北がどれだけ恐ろしい国かと言う意識が希薄で、早く北に飛びたがる犯人らを引きとめ、乗客を拘束している時間を延ばすことに日本の世論は韓国政府は何をしているのか!?と怒りの声を飛ばします。韓国政府の対応は素晴らしい物でしたが、この本を読むと日本人が当時北朝鮮については全く無知だっと言う事がよくわかります。




「よど号」事件三十年目の真実―対策本部事務局長の回想
販売元: 草思社

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「人道主義」「人道的」と言う言葉がマスコミに頻繁に出てくるようになって久しい。しかし、その言葉の定義は曖昧なまま使われている。
この著書では、このキーワードをめぐって、よど号ハイジャック事件解決の最前線に身を置いた著者の、偽らざる、そして痛烈な、「人道主義」批評であり、「危機管理」を通して顕在化する日本の政治・マスコミ・世論の甘い認識に対する批評である。
とりわけ、「人道的」という言葉に対する著者の認識、すなわち、「『人道主義』とは、それを行使できる自分の側にして意味があるので、相手に押しつけるセリフではない」という認識は、マスコミでコメントしている机上の知識人では、到底、到達し得ない、経験者としての金言ではなかろうか。
さらに、よど号事件を通して垣間見られる南北朝鮮の隔たり、そして日本人の北朝鮮に対する認識不足は、「三十年」経った今でも変わっていないことを思い知らされる。




よど号と拉致 (NHKスペシャルセレクション)
販売元: NHK出版

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この本は、2003年5月31日と6月1日のニ夜にわたって放送されたNHKの特番「よど号と拉致」の取材過程をまとめたものである。

北朝鮮による拉致問題に関与した疑いのある、よど号ハイジャック犯の赤軍派メンバーとその妻の動向に焦点を絞っての取材が丹念に描かれており、報道の現場を知る資料として有用だろう。

できのいい小説を読んでいる気分にさせられた。




わが子をどう守るか―不登校・虐待・治療・いじめ・教育・法律
販売元: 学苑社

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