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和書 554168 (125)



殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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テレビで数分、新聞でも数行で処理される日々の事件の数々。
その事件を追った、実名ドキュメンタリーの良書。
犯罪大国日本になりつつある現在においては必読。

事件の背後には、それに至る刻々が必ず存在している。
その至極当たり前の事実を明示し、実感させてくれる本。
勿論、編集者の主観や、事件関係者の証言に基づかざるを得ない部分もあるため、
全てが客観的事実のみに基づいているわけではないのは当然としても
(そもそも、そんなことは事件当事者しか知る由もないが)、
事件の概要、その経緯を知るには十二分であった。

特に、最終話の「名古屋アベック殺人事件」について以下記す。

残酷性を緩和された情報しか受け取っていなかったせいか、
読みながら何度も手を止めさせられ、その常軌を逸する犯行にゾッとさせられた。
事件の経緯自体は凄惨に凄惨を極めているが、
その後の加害者側の対応や、被害者遺族の生活状況の変化には
遣る瀬無いというか、本当に何とも云えない感情に苛まれた。

確かに、非道な加害者達にも幸せになる権利はあるはず。
だが、フツーの犯罪とは到底比較にならない罪を犯しておきながら、
事件を振り返ることを「後ろ向きに生きることだ」とか
「忙しいので墓参りにすら行けない」と言う者を
更生済みとして野放しにしてしまったこの国が恐ろしい。
彼らの中で既に出所している者と明日すれ違っているのかもしれない。







都子聞こえますか―オウム坂本一家殺害事件・父親の手記
販売元: 新潮社

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 坂本弁護士一家殺害事件は、一連のオウム真理教事件の原点と見なされる極悪非道の事件であった。本書は、その事件の被害者であった、坂本都子(さかもとさとこ)さんの御尊父による、都子さんについての回想と、坂本弁護士一家殺害事件についての悲しみと疑問を述べた貴重極まり無い一書である。
 私は、以前、この本を書かれた都子さんの御尊父、大山友之氏が、テレビのインタビューで、亡くなった都子さんと、一家殺害事件について、その思ひを語っておられるのを聞いた事が有る。それは、見て居てつらい物であったが、その中で、強烈に印象ずけられたのは、大山氏が、口にした、次の言葉であった。--「(都子さんの)本当の命日を知りたい」--この意味をお分かり頂けるだろうか?坂本都子さんの実父である大山氏は、検察が、事件実行犯の「自白」に基いて発表した事件についての「説明」に納得しておられないのである。--検察が、実行犯たちの「証言」に基いて発表した説明に依れば、1989年11月3日の夜、坂本弁護士襲撃の指令を受けて横浜に在る坂本夫妻のアパートに到着した実行犯(オウム信者)たちは、一旦、そこで深夜の襲撃に備えて夜がふけるのを待つ。ところが、その際、彼らの一人(岡崎)が、坂本家の玄関を見に行くと、玄関の鍵は開いて居たと言ふ。(同日午後9時)そして、麻原に指示を仰ぐと、深夜まで待てと命じられ、6時間ほど、その場で待機する。そして、翌11月4日の午前3時、その鍵の掛かっていない玄関から坂本夫妻の部屋に突入し、抵抗する坂本夫妻と幼な子をその場で殺害したと言ふ。では、一体、何故、坂本家の鍵は開いて居たのだろうか?(不思議な事に、犯行が行なはれたとされる11月4日午前3時、たたまたま起きて居た階下の住民は、何ら物音を聞いて居ないと言ふ。坂本夫妻が、実行犯達に激しく抵抗したと言ふのに、である。逆に、11月3日の夜には、その階下の住民が、坂本家に来客らしい人物の声がするのと、浴室で水を使ふ音を聞いて居ると言ふ。(一橋文哉著『オウム帝国の正体』(新潮社)参照))--大山氏は、本書の中で、都子さんは、鍵を掛け忘れて寝る様な子ではなかったと強く主張して居る。ならば、あの夜、坂本家の玄関は、何故、鍵が開いて居たのだろうか?--誰かが、実行犯達のために、あらかじめ、鍵を開けておいたのではないだろうか?即ち、この事件には、未知の共犯が居たのではないだろうか?

 坂本一家は、還って来ない。しかし、この事件の真相を闇に葬ってはならないと、私は、思ふ。

(西岡昌紀・内科医)




サバイバル・バイブル
販売元: 小学館

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テロや都市犯罪は年々凶悪化し、それに対して生存術に関する本はどうしても古くなってしまう。その点から生存術の第一人者の柘植氏の名著の全編改訂版とあって期待していたが、内容はイマイチであった。氏の個人的な憶測や体験が大半を占め、実用書というよりも読み物的な仕上がりになっている。挿絵や図も皆無であり、また話が方々に飛ぶので、「こうなってしまったら、こうやって生き延びろ!」というのがほとんど伝わってこない。空港・鉄道のセキュリティチェックを厳重にすべし、外国人の徹底管理をすべしといった個人にはどうしようもないことが繰り返され、氏の政府に対する不満をぶちまけるだけの項も・・・。
氏の前作、21世紀サバイバル・バイブル(集英社文庫・2004年11月)の方がこのときはこうすればいいというのがわかりやすく、かつ図入りで丁寧に説明されているので個人的にはこちらを推薦する(価格も半分以下)。前作では絵入りで10行以上にわたって理由も含めて説明されていた飛行機不時着時の姿勢も、本作ではわずか3行である。さらに本作では経済や宗教問題など氏の専門とは考えにくい分野にも誌面が割かれている。
類い希な経験と知識を持ち、今の平和ぼけした日本に警鐘を鳴らすには不可欠な氏の次作に期待したい。




裁かれた警察の背理―島根の主婦ひき逃げ致死事件の真相
販売元: 本の泉社

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裁かれた防衛医大―軍医たちの医療ミス事件
販売元: 社会批評社

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著者はこの本に「亡国の防衛医大」と名付けていたという。「亡国のイージス」みたいだが、それより前のことになる。
著者は自分の医療被害を訴訟にするにあたって、情報公開によって自衛隊病院の医療ミスを調べ、現役自衛官がヘボ「軍医」のために再起不能となるなどの実態を知った。これを防衛庁が逆に監視して「請求者リスト問題」となりマスコミが騒ぎ国会でも問題に。防衛庁は政治問題化を気にした。
有事より医療ミスで自衛隊が壊滅しかねない現実から「亡国の防衛医大」という題になったはずだった。
ところが、発行者の小西誠氏が反対して、現題名となった。社会批評社の本はだいたい、そのものの題が多い。これは明らかに小西氏の好みである。小西氏は自著でも「反戦自衛官」など、そのものの題を付ける。
ひねりや暗喩が嫌いらしい。
もしも小西氏が「亡国のイージス」を発行したら、題名はきっと「乗っ取られたイージス艦」となるだろう。
とにかく小西氏は「そのまんま」が好きだ。
それはともかく、自衛官だって医者を選ぶ権利はあるはずだ。金を出してもいいから、好きな医者に安心してかかりたい。




裁かれる「オウムの野望」
販売元: 毎日新聞社

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裁かれる家族―断たれた絆を法廷でみつめて
販売元: 東京書籍

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 本書は、オウム裁判、バスジャック事件、少女監禁事件などを取り上げ、凶悪犯罪とその家族の関係についてを取り上げたもの。事件については数多くの書物が出版されてはいるものの、犯罪者の崩壊する人格とその家族を取り上げたものは少ないだけに、佐木隆三の視点と共な興味深く読みました。加害者の家族への取材が少なかったこともあるでしょうが、その加害者の家族に対するコメントが少なかったのが、正直残念ではありましたが、事件後の加害者の家族の対応ぶりなどは知られざる面もありましたし、改めて家族というものを考えさせられました。




裁かれる教祖
販売元: 株式会社共同通信社

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砂漠の殺し屋アブ・ニダル
販売元: 文藝春秋

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サムの息子
販売元: 河出書房新社

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