和書 554168 (249)
宮崎勤 精神鑑定書―「多重人格説」を検証する
販売元: 講談社
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先日、死刑囚宮崎勤の刑が執行された。この本は、一審判決直前に出されたものだ。著者は事件当時、取材に当たった毎日新聞記者。被告の精神鑑定書を丹念に読みながら、当時のマスコミが世の中を賑わせた「オタク犯罪説」ではなく、「多重人格説」のほうに傾いていく。いまでは同社の幹部になっている私と同い年のこの著者に、今回の死刑執行についてもぜひ一言、聞いてみたいところだ。
宮崎はロリコンであり、大人の女を相手にできないから子どもで欲望を満たそうとした。または“オタク系”でエロビデオの影響を大きく受けていた、といった当時、まことしやかに説明された事件の背景にアンチを突きつける。副題にもあるとおり、「多重人格」ではなかったかと。そしてこの、「多重人格説」を支持したほうが良いのではないかと考えるに至るまでを事細かに、じつに論理的にというか実証的に考察している。きわめて真摯としたものである。ほかの原因はないのではないかというところまで突き詰めて調べていく。
しかし、「多重人格説」をまったく肯定しきれるものでもない。それは一休さんの話で例えれば、「屏風の虎を捕まえるには、屏風から虎を追い出さねばならん」ということである。鑑定人は、虎はいると指摘しながらも、虎を見たことはないのである。
ならば、宮崎は芝居をしたのか。演技なのか。フリなのか。虎がいると、多重人格であると、そう見せかけているのか。いや、そうでもないようだ。
いったい、こいつは何なのだ。この事件は何だったのだ。なぜ4人もの幼女が殺されなければならなかったのか。悩みながら悩みながら書き綴られた本書の問いかける意義は決して小さくない。
民暴の手口―マンガ 撃退マニュアル
販売元: アイペックプレス
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無罪―O.J.シンプソン事件と21世紀のアメリカ
販売元: 河出書房新社
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無罪評決―O.J.シンプソン二重殺人
販売元: 中央公論社
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虫けら以下―本庄保険金殺人事件の軌跡
販売元: 太田出版
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本庄の奇妙な会見を開いていた事件の関係者が書いた本。
この手の事件の人間関係というのはなかなか理解できないが、抜けられない妙な関係が成立している。アメとムチとはこのことか。メディアに露出していただけに、それまでの軌跡を追う事ができる本である。このような犯罪者は、本当に人の弱みを巧みに操る才にたけている。
著者は、被害者にも加害者にもなりえたようだが、最後に逃げる勇気があってよかった。
最後に逃げる勇気が必要な時もある。
霧社事件―台湾先住民(タイヤル族)、日本軍への魂の闘い
販売元: 現代書館
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無実でも死刑、真犯人はどこに―鶴見事件の真相
販売元: 現代企画室
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確かに冤罪は許されない。杜撰な捜査をする警察、意味のない裁判をする司法関係者にも怒りを感じる。
しかし、著者の大河内秀明氏が山口母子殺人事件の加害者側21名の弁護団の一人であると知り複雑な気持ちになった。
凶悪犯に入れ智恵して、白を黒とするようなやり方の、何処が正義なのだろうか。
凶悪犯も冤罪も十把一絡げ、ただ死刑廃止のためならなりふりかまわないエセ人権家だったのかと思うと、「怒りの書」もむなしく感じる。
なりふりかまわず死刑廃止を訴える偽善ではなく、冤罪を生まないシステム作りの方が大事だと感じた。
息子が、なぜ―名古屋五千万円恐喝事件
販売元: 文藝春秋
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5000万円を恐喝し2000年四月に逮捕された少年達。
それから更に6年後・・少年達は強盗犯へと成長していた!
強盗に加わったのは少年のうち2人だが、その両親が綴った書。
更生、人権、再犯防止・・すべてがギャグでしかなかったということなのか。
恐喝した少年を更に恐喝した先輩は、03年知人と共にベンツに乗っていて交通事故で死亡。
だがこの2人に果たして更生はあるのか・・・・
更生などということが世迷言でしかないことを理解させてはくれるのかもしれないが・・
息子ジェフリー・ダーマーとの日々
販売元: 早川書房
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ライオネル・ダーマーが同性愛者であった、
及び、息子に性的虐待を加えていたという『事実』は、確認されていません。
ジェフリー・ダーマーは、幼少時に虐待を受けていない
(ただし、研究に没頭する父・精神的に不安定な母、不仲な両親、という状況下ではありましたが)
珍しいタイプの猟奇殺人者として知られています。
人の子の親になるということの重さを感じさせられる内容になっています。
政府は人口減少に歯止めをかける観点から、
最近の有名人たちの相次ぐできちゃった婚を歓迎してるようですが、
ほいほい子どもをつくっちゃう前に、一度読んでみるといい作品だと思います。
ただし、おもしろい、楽しい、または、おどろおどろしい、猟奇でわくわくする、といった作品ではありません。
娘はなぜストーカーに殺されたか
販売元: 文藝春秋
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