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和書 554168 (254)



ヤクザの世界
販売元: 光風社出版

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ヤクザはあなたの隣りで何をしているのか
販売元: はまの出版

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「ヤクザがおくる普通人への独白」、「ヤクザは人間をどう育てているのか」、「ヤクザが信じる組織の『情』と『非情』」に続く著者のヤクザへのインタビューである。前著と重なる部分も多く、あまり新鮮味のないものとなっている。そうは言っても新しい発見もある。ヤクザの心として人のために自分を犠牲にすることは普通人はしたくないけどあえてこれをする。これを「バカ」というなら「小利口」なヤツよりも「バカ」なヤツの方が価値があるのがヤクザの世界だそうだ。そしてこれは「男を磨く」という美意識でもある。究極は人のために「命」を差し出す点である。そして、これこそがヤクザに対して普通人が持つ恐怖感であろうとの話しにはうなづかされる。また、要領のいいのは最高に嫌われる、器量の大きい人が仕事のできる人、堅気の人に迷惑をかければ破門等は新しい発見である。本書を読んで、こうした規範意識が組織の中でどのような機能を果たしているのかを考察するきっかけになる一書である。




約束された場所で―underground〈2〉
販売元: 文藝春秋

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今週から夏休み。疲れて座布団を敷いて寝転がったところ、村上春樹さんの『約束された場所で』が目に入りました。そこで再読しながらうとうとしました。オウム真理教の信者へのインタビューが収録されています。河合隼雄さんとの対談ではチャップリンの『殺人狂時代』の話題も出ていましたが、善意から生じる悪にどう対処したらいいのか、そして悪をどう抱えていくのかという解けない問いが浮かんできて、大きな「宿題」をもらったなぁと感じました。夏休みだものね…、宿題はあるよね。

追記:298ページに「相手のどこかひとつ好きなところをみつける」という話がでてくる。これはどの職種でもどんな場面でも有効な手法だと感じた。




薬物依存を越えて―回復と再生へのプログラム
販売元: 海拓舎

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 近藤恒夫さんはかつて覚醒剤中毒で人生の地獄を見た後、周囲の人たちの助けを借りながらそこから脱した体験を持つ人です。そして、自らの経験を元に薬物依存者の回復のための民間リハビリ施設ダルクを立ち上げ、数多くの薬物依存者の回復に尽くしてきました。
 本書を読むと薬物依存は特別な人にだけ起こるものではなく、程度に多少の差があっても誰にでも起こりうる依存症の一種で、とても身近な病であることがわかります。
 人生には依存すべき時ともの、依存してはいけない時とものがありますが、前者に対して及び腰となりながら、後者にはまってしまった状態が病的依存です。病的依存の対象となりうるのは麻薬や薬、アルコール、ニコチン、ギャンブル、宗教、虚言、虐待、恋愛、セックス、仕事、自傷、過食、競争、喧嘩、買い物、電話、テレビ、ゲームなど様々で、薬物依存の人はその対象がたまたま薬物だったに過ぎません。
 その他の依存症に比べると薬物依存に対しては世間の強い偏見がありますが、現実には日本でも中高生や主婦などごく普通の人々の間に薬物依存は拡がっていると言われています。そうした状況下において、依存症全般に対する正しい認識を持つことと、薬物依存者の回復を支援する場を確立することは急務で、ダルクのような組織の重要性は高いと思います。
 近藤さんの言葉に「昨日のことはヒストリー。明日のことはミステリー。今日という日はギフト。だから、Just for Today(今日一日)」というものがあります。また、近藤さんに言わせると、依存症になる人の多くは「(社会、家族など)何々のため」という大義名分、言い訳を掲げがちで、肝心の自分がしばしばお留守になっているそうです。
 「今日=自分へのギフト」と考え、自分のためにそれをちゃんと享受しようとすることが、依存症からの脱却には必要なのでしょうね。




優しく歌って、高らかに歌って~檻の中の女たち
販売元: 徳間書店

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予想していたよりも深い内容だった。テンポはよく読みやすかったので一気に読んだ。
刑務所に入るまでの話・入所してからの話・出所してからの話とあるが、
読んでいてワーキングプアの実状とよく似ているように思った。

人生はいつでも、何度でも、やり直せるはず…と多くの人が思っているだろう。
私もその一人だ。
でも人生にはチャンスを生かすどころか、そのチャンスさえ掴むことも出来ないときもある。新しい人生・生き方をすることがすでに困難な状況な場合、
どうしたらいいのだろう?と本気で考えた。

少ない手持ちのお金でなんとか定職を得ようとする主人公の姿に切なさを感じた。
と同時に過去と同じ生活をするのが嫌なら自分がさらに強くならなければいけないのだと思った。




優しさをください―連合赤軍女性兵士の日記
販売元: 彩流社

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 評者(67年生まれ)は、高橋伴明監督の映画「光の雨」鑑賞後、学生運動吹き荒れる70年前後の当時の時代状況を詳しく知るために本作を読んだ。多少の予備知識を得たつもりではあったのだが、正直言って書かれていることの半分も理解できなかった。

 個人的な日記ということもあり、独白がほとんどであるため、一応注釈や解説が付いているとはいえ、同時代を生きた人でないと正確な意味の把握は大変な困難を伴う。「二十歳の原点」等類書との併読を推奨。

 大きな疑問として、革命への志が極端に先鋭化する中、血で血を洗う内ゲバ抗争も頻発し、一般大衆の支持を失っていく過程で、著者は(苦悩しつつも)なぜ異議申立てをし、あるいは「降りる」ことをしなかったのか。そこには、自分の人生を無条件に他人や時代状況(Zeitgeist)、幻想に委ねてしまう人間の弱さが見え隠れしてならなかった。そういう意味では、当時の極左学生運動なるものは一種の宗教的ユーフォーリアに他ならないとの印象を拭えなかった。




山口組血風録
販売元: 洋泉社

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山口組が田岡三代目の政策によって膨張し、三代目死去後の壮絶な跡目争い、四代目の暗殺、五代目誕生まで、そこにまつわる様々なヤクザ社会の人間模様を豊富な写真とともに描いています。
神戸の地方組織から巨大マフィアに成長した基本構造は軍事と実業ビジネスをハッキリ分けて運用する、戦国時代の兵農分離からヒントを得たと思われるビジネスモデルです。
田岡三代目はそのシステムを駆使してヤクザ社会を制圧していきますが、その過程での政治・警察・神戸経済界・芸能界・他の暴力団などとの関わり方などがとても興味深かったです。
三代目が美空ひばりを始めとする一流芸能人らとにこやかに写真に収まっているのがとても印象的でした。
三代目のカリスマ性に焦点を当てて編集されており、ヤクザ社会の陰惨さなどは薄められていますが、社会と暴力団の関わりを知る上で興味深い一冊でした。





山口組 激動90年の軌跡〈第2部〉五代目と六代目の時代
販売元: イーストプレス

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山口組―激動の90年の軌跡〈第1部〉誕生から分裂まで
販売元: イーストプレス

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山口組三代目 田岡一雄自伝
販売元: 徳間書店

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田岡はチンカス界の一大人物であり、警察からの解散要求を病状の身ながら一人拒否した人物だ。このとき解散論に流れた若頭地道を数多くの功績にも関わらず冷遇するなどの冷酷なところもあるが馬鹿揃いのチンカスを束ねるためには仕方なかったのだろう。田岡はおそらく一般社会でも係長までは行ける程の男だけあってチンカス界では卓越した統率力でチンカス界に君臨した。彼にも一和会山広の山口組離脱の一因となる若頭選挙を無視したなどの失策ー若頭選挙の結果山広が若頭となったのを覆して自身に忠実な山建を指名ーがあるが許容範囲だろう。まさにチンカス界のカリスマであった。美空ひばりの後援者としての興行師としても業績も名高く、何故彼がチンカスに身を投じたのか。その事情や思いを知るには必読の良書。


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