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和書 554190 (28)



NAM―禁じられた戦場の記憶
販売元: 透土社

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米軍兵士にとってベトナム戦争とは何だったのかを知ろうとすればこの書を読めばいい。と言うより、この書さえ読んでおけば十分ではないか。戦場の虚妄と悲惨が、不意に目の前に差し出された異物のようにくっきりと描かれている。また、軍隊とは何かを知るに恰好な書物である。こちらを凝視する死神のあちこちにうずくまる戦場でやわな思想ほど危険なものはない。そこで、娑婆で注入された砂糖水を否応なく搾り出さなければならず、これは取りも直さず本人の生存のためではあるが、搾り出される方の苦痛は耐え難い。以上を含めてその他さまざまな戦場にまつわるあれやこれやが、スラング丸出しの証言で語られている。訳者の功績であろうか、その言葉の集積は稀有な迫力で読む者の胸を打つ。大袈裟に言えば、!何十人という証言者の口から飛び散る唾が見え、その口臭が鼻先をかすめるような感じだ。文字で、しかも訳文でこれほどの生々しさを感じさせるのはちょっと珍しい。 それにしても米軍の戦いぶりの不器用さには理解しがたいものがある。不慣れなジャングル戦、マスコミの邪魔立て、いろいろなことが言われているけれど、とても太平洋戦争をああも鮮やかにかたづけた同じ国の軍隊とは思えない。




New York A to Z (講談社文庫)
販売元: 講談社

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New Yorku―ニューヨークより長友啓典へ (EARTH BOOK)
販売元: 求龍堂

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司馬遼太郎の風景〈2〉NHKスペシャル「湖西のみち・韓のくに紀行・モンゴル紀行」 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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 「街道をゆく」に込められた司馬遼太郎氏の日本人アイデンティティー思索探求の足跡を辿ってNHKが番組化そして出版化。第一部では特定の日韓交流の歴史、第二部ではモンゴルの人と自然を扱います。日本での韓流、韓国での日本音楽・漫画などの文化開放、また日韓双方向の旅行者大往来の潮流など、今日的大衆文化の情勢から漸次民間レベルで相互理解向上が醸成されるかの韓日。翻って司馬氏が投影するものは、豊臣秀吉・朝鮮の役のとき帰化した日本人武士「沙也可(さやか)」の子孫が、伝来の慶尚北道友鹿洞(ウロクトン)の村で、儒教文化を堅持しその日本出の先祖思慕の伝統を今日まで保っていることや、七世紀の百済(都を扶余とした)独立運動に援軍を送り、またその敗北後に日本への亡命救済を積極実施して築かれ今日まで息づく、韓国忠清南道扶余と滋賀県蒲生郡日野町の姉妹関係です。然るべき日韓関係を深く裏打ちする、価値ある史実と美しくもある文化の投影です。一方、モンゴル・ノモンハンでは、“国境を超越”し草原の“主人”として馬に跨って生き、邂逅は因縁を天に感じて喜び受く、というモンゴル人の伝統気質を見出します。また、司馬氏と十九年間に六十三街道を歩いた須田剋太画家が、六十年ぶりに再体験した「母の背中で網膜に記憶していた」満天の「星」をゴビで再び追体験。モンゴル人の素朴な人間像と、人間を圧倒する大自然に、人間とは、その幸福とは、また日本人とは、の素朴な問いについて熟考させられます。




司馬遼太郎の風景〈3〉NHKスペシャル「北のまほろば・南蛮のみち」 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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ご存知NHKの「街道をゆく」プロジェクトを単行本化したものです。今回は

「北のまほろば」「南蛮のみち」が取り上げられていますが、とりわけ印象的だったのは「南蛮のみち」です。バスクの人々、とりわけ宣教師の人々について、このような世界下にあって、こんな純粋な生き方をしている人がいるのかと心洗わされました。「街道をゆく」の本編も読みましたが、そのことをより感じさせられました。是非、バスクの地を訪れたくなりました。




司馬遼太郎の風景〈5〉NHKスペシャル「オランダ紀行」 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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司馬遼太郎の風景〈6〉NHKスペシャル「沖縄・先島への道/奥州白河・会津のみち」 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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司馬遼太郎の風景〈8〉NHKスペシャル「愛蘭土紀行」 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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司馬遼太郎の風景〈9〉南伊予・西土佐の道、檮原街道、阿波紀行 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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NHKスペシャル 新シルクロード 第1巻 楼蘭 / トルファン (NHKスペシャル)
販売元: NHK出版

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 シルクロードシリーズは歴史学や考古学の資料としても注目される、NHKが誇る名作である。2005年1月から放映が始まった「新シルクロード」は1980年に放送された旧シリーズのスタイルを踏襲しながら、25年間の社会情勢の変化と最新の研究成果を反映している。
 この本はその新シルクロードシリーズ取材記の第1集で、楼蘭の小河墓とトルファンのベゼクリク千仏洞の2篇が収められている。NHKの本は幅広く親しめるように作られているものが多いが、この本も例にもれず、語り口調に近い文体によって、かなり読みやすいものになっている。またふんだんに使われた図版も魅力的で、特に復元されたベゼクリク千仏洞第15号窟の誓願図をじっくりと楽しむのは、テレビでは不可能である。文章がくどい部分があるのは否めないが、内容はかなり充実しているので、高めの値段を考慮しても十分手元に置く価値があると言えるだろう。


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