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和書 554232 (108)



宝島社文庫「<新装版> 永遠の愛を誓って」 (宝島社文庫)
販売元: 宝島社

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本書は、白血病で二十歳という若さで亡くなった成美さんと恋人の秀樹君との間で交わされた「手紙」、闘病の成美さんに付き添った母親・政子さんの「日記」を編集した「実録」である。

若い二人の手紙のやり取りの内容は、一見たわいの無いものである。しかし、文面にはお互いが相手を思いやる気持ちが滲み出ている。読み進めていくと、二人が励ましあいながら一生懸命に毎日を生きている姿が浮かび上がってくる。

若い二人の交際は成美さんが亡くなるまで三年半続いたが、そのうち成美さんの闘病生活は二年半に及ぶ。成美さんと秀樹君の二人は一緒に病魔と闘ったといっても過言ではない。

母親・政子さんの日記にもあるように、成美さんにはやりたいことがたくさんあったに違いない。病のため人並みのことが殆どできなかった。不登校になっている人には理解ができないかもしれないが、成美さんは学校も満足に行けなかった(行きたくて、行きたくてしようがなかったのに…)。別段、贅沢な望みなどは一つも無い。人並みのことがやりたいだけなのに、それができなかった成美さん。気の毒というほかは無い。付き添う家族の人々も辛かったに違いない。
しかし、成美さんは短い生涯を秀樹君からも励まされながら「一生懸命」生きた。病と闘った。凄いと思う。立派だ。

近年は、ニュースなど報じられているように、自ら命を絶つ若い人が増えている。成美さんのように生きたくても生きられなかった人のことにも、是非、思いを馳せてもらいたいと願う。生きることの意味を見出せずにいたり悩んだりしている人が本書を手に取り、一日一日を懸命に生きることの大切さを感じてもらえれば、天国の成美さんも喜んでくれるのではないかと思う。

ところで、本書のような素晴らしい記録は、「ケータイ(携帯電話)」のメールなどが普及してしまった現代では生まれないだろう。その意味でも本書は大変貴重なものであると思う。




永遠の愛を誓って―二十歳で逝った成美さんの記録 (宝島社文庫)
販売元: 宝島社

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永遠の子ども
販売元: 集英社

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大江健三郎に影響された作品として注目されていたものですが、僕は全く評価できません。言葉の選択は美しく、文章もうまいと感じますが、全体が抒情詩のようで、ただ繰り返される子どもの父親としての悲しみの深さと大きさの表現には辟易してしまいます。確かに自分の子どもを失うのはとてつもなく辛いことだとは思いますが、それをノン・フィクションではなく小説に表すならもっと加工しなければならないのではないでしょうか。あまりにむき出しの感情は強すぎて、小説がもつ行間から湧き上がる美しさみたいなものを消してしまうように感じます。
大江の小説を’無益なセンチメンタリティ-’として評価する割にはこの小説にはその無益なセンチメンタリティ-が溢れているように感じます。
自分がまだ子どもをもつような年齢ではないためにそのよさがわからないのかもしれませんが、いまの自分にはこのような評価しか下せません。
ただ、この本により救われる方もきっとおられるような気もします。




エイズ 死ぬ瞬間
販売元: 読売新聞社

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死ぬ瞬間はターミナルな患者さんの心理段階を詳細に記録している。
その患者は悪性腫瘍の患者さんが多かった。
1980年代はHIV患者が増加してその患者さんの記録にいどんでいる。

同性愛や薬物依存などの偏見にも苦しみ、また若い患者さんの苦悩を描いている。
読み応えはありますが、苦悩も生生しいともいえます。




エイズを生きる
販売元: 解放出版社

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エイズからの告発
販売元: 徳間書店

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エイズ患者診ます―開業医が歩んだ長い道
販売元: 青木書店

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エイズ疑惑―「世紀の大発見」の内幕
販売元: 紀伊國屋書店

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ルーマニア エイズと闘う子供たち
販売元: 凱風社

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93年に出版された本なので、現状がどうなのかは分からないのですが、
かつてのルーマニアで、エイズの子供達と医師・ヘルパーがどんなに大変な状態にあったか分かります。
殆どが白黒ですが、中にはカラーで写真も載っています。
1ページに1枚ぐらいの割合で写真が載っているので、分かりやすいと思います。

日本でも確実にエイズ患者が増えているので、自分には関係ないわ、と言う考えは捨て、一度エイズについて考えてみましょう。




エイズの陰謀―彼らはゲイの身体にいったい何を入れたのか?
販売元: 砦出版

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