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和書 554232 (205)



肖像画の中の科学者
販売元: 文藝春秋

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 歴史に名を残す科学者25人について、その肖像画からその人間像を描き出そうと試みた本ですが、この本は新書という紙数も限られているせいでしょう、「ミニ列伝」(と、まさにカバーの折り返しの説明にも書いてあるのですが)的な説明にほとんど終始しています。
 極端なところではホーキング博士。1942年生まれの物理学者ですから、写真も当然たくさん知られています。しかし、なぜここで「肖像画」をとりあげたのでしょう。それなのにその画の由来については「(ここに掲げた肖像画はこの年に描かれたものである)」と括弧に括られた注釈としてある一言だけで、その画の中の表情、手の力、背景に書かれた文字についてなど、描かれた背景がわからなくければそれは仕方がないかもしれませんが、もっともっと言及して欲しかったことが沢山あります。

 不満ばかり書くのはよしましょう。ラヴォアジエの描いたダヴィッドの絵については、時代やご夫婦の様子も良くわかり、フランス革命で断頭台に消えた科学者が高額を支払って描かせたこの画をみる視点を複雑にしてくれます。
 ドロシー・ホジキンの、4本の腕の描かれている肖像は一心不乱な一科学者の姿が写真では表せないものを伝えてきます。病気で捻じれた手から、リューマチで苦しんだ画家ルノワールに思いをつなげてあったり、彫刻家ヘンリー・ムーアが描いた彼女の手だけのスケッチを載せてあったりするのは「画から考える」というこの本が見せてくれた「観点」として心に残ったものです。
 
 「漱石とあたたかな科学」という著者の本は、夏目漱石の時代の科学という面白い視点から描かれた、漱石や寺田寅彦を再読したくなる文章でした。それで、こちらも期待して読んだのですが、物足りなさが残ってしまいました。着眼点は良いので、もう少し少数の人について丁寧に「画」を掘り下げて欲しかった、と思います。




床頭台控え―がん患者の家族の立場から
販売元: 近代文芸社

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消毒革命がおきている―強電解水の現場ルポ
販売元: 医学情報社

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湘南リハビリ物語
販売元: 日本図書刊行会

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リハビリテーション科医師としての長年の経験から、諸々の障害に直面しそれと向き合う、様々な人間像を暖かく描いたエッセイ集。仕事に追われて自分を振り返ることをしばらく忘れていた(特に医療系の)人には特におすすめです。また、この本を読んでリハビリのいままで知らなかった一面に触れ、一人でも多くの人がこの方面に興味を持つ様になればと思います。




小児糖尿病とたたかうジョニー
販売元: 偕成社

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小児がんとたたかうこと―ある母と娘の物語
販売元: 医学書院

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数ある小児がんの闘病記の中では、社会学者である母の比較的冷静な眼を通している点で異色の母と17歳の子による闘病記である。亡くなったこどもの闘病記が多い中、数少ない治療で良くなった児の小児がん闘病記の一つである。多数の文献を引き、感情的な記載をできるだけ排除している一方で、病める児の母としてときに感情的混乱が見える文章は、がんにかかわる医療従事者にとって大いに参考になるばかりでなく、がんの家族を持つひとにとってもその自らの闘病において参考になると共に励みとなるに違いない。また、はからずも、現在の日本が結果的に目指している米国、カナダの医療、医学教育システムのがん治療における問題点が浮き彫りになっているのはこれもまた、興味深い点である。各章ごとの監訳者による自らの経験に基づいた短い解説文は、一般のひとにも本書の内容を分かりやすいものにしてくれる。




小児がんの子どもたちと生きる
販売元: 毎日新聞社

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小児ガン病棟日記―ボク、天国でお母さんと会えるかな
販売元: 教育史料出版会

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初期ギリシア科学―タレスからアリストテレスまで (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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 初期のギリシア科学における知識は思考のみから生みだされ、実験的な検証が行われなかった。そのため、自然に対する誤った見方が目立つが、その反面、独創的な発想も豊富に生み出され、読んでも飽きる事はない。また、自然現象に数学を適用する考えが何故生まれたのかが記述され、物理学や、複雑系に数学を適用しようと試みる研究者にとっても読む価値がある。
 時代が古いため、当時の事柄に関する資料が正確でない可能性についても随所に触れており、真実に忠実な本と言える。所々、難解な文章もあるが、全体の流れを理解する妨げとはならない。




職員会議に出た犬・クロ
販売元: 郷土出版社

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