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和書 554232 (226)



精神疾患はつくられる―DSM診断の罠
販売元: 日本評論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

DSM診断体系に関しては、米国精神医学界の中でも学問的な批判は数多い。はっきり言って、多少この分野を学べば、DSMが問題だらけなことはすぐにわかることだ。
この本の最大のあほらしさは、そういう学術的なDSM批判については、一文も触れず、ひたすら周辺的なゴシップを書き並べ(しかも、「診断○○は、編集委員長の奥さんが『こんなのいれてみたら?』と言っただけでいれたもの」というような検証不可能な噂話にまで頼って)、何とかしてDSMへの不信感だけを煽り立てようとするむきだしの商業主義である。
特に露骨なのは、「DSMは人種差別・男女差別的な差別的価値観で書かれている」という、おそらく米国読者への煽情狙い。取り上げられているものは、DSMそのものよりも、DSMの末端的な項目をめぐる政治的なスキャンダルで、それをもって、「DSMは差別主義者」という印象づくりを狙っている。たとえば操作的診断体系の問題点(DSM編集委員会の中で深刻な問題となっている)などの中心的問題に対するコメントは何もない。編集委員長のスピッツァーの個人的ゴシップばかり書いて、DSMの源流がスピッツァーではなくセントルイス学派の操作的診断体系に由来することすら全くご存じないという不勉強ぶりである。
「完全な分類体系を作成することは不可能」という前提のもとにDSM編集委員会が仕事を始めたことを売文芸人の著者は批判しているが、「精神疾患を完全に分類できる」などと編集委員会が考えていたとしたら、そちらの方がよほど問題ではないか。
知的な誠実性は限りなくゼロ。本書の出だしの下手くそな芸人じみたオープニングを見れば、「売りたい!」以外の何にもないことは一目瞭然だ。
出版社は、こんなカス本を出すよりも、科学哲学・脳科学などの角度からDSMを検証するまっとうな批判書を出してほしい。




精神障害者への偏見とスティグマ―ソーシャルワークリサーチからの報告
販売元: 中央法規出版

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精神病棟
販売元: 平凡社

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小説として読んで普通に面白い。まるでERの第一シーズンを観ているようでした。
一見軽妙なタッチで笑いを誘う文章で書かれている一つ一つのエピソードが実はとても重い。

患者やスタッフをコミカルに描けば描く程その現実が重みを増してきます。
第一章の第一ページからその仕掛けは始まっていて、最初にクスリと笑った事が読み進める内に段々と現実を浮かび上がらせている事に気づかされてしまいます。

作者の語り口や構成が巧すぎる。だから読んでいる間はとてもドキュメンタリーとは思えない。が、読み終わって冷静に振り返ってみると、確かに現実はそういうものかもしれない。再構成したらこういう物語になるのかもしれない。と思わせる真実の何かを感じさせられます。

サイコホラーでよく出て来る境界型人格障害者が他人を操る手管を描いた短いエピソードがあります。
サスペンスならおどろおどろしくベールに隠して怪物の使う魔法として描く所ですが、この本ではあっけらかんとあからさまにその手口も目的も紹介しています。
精神科医が身につけておかなければいけない実際的な知恵として語られ、主人公が見事に引っかかってしまうあたり思わず笑ってしまう語り口ですが、読んで笑ったあとゆっくりと現実に怖くなってきたりします。精神病患者は精神に病を持った普通の人々にほかならず、モンスターではない。が...人間として善意も悪意も持つし、時にモンスターにも友人にもなりうる...。
他にもこの本から色々教えられた事は多いです。
個人的な経験に照らし合わせれば、精神病とはなるほどこういう事だろうとも思えます。
自らの心にある問題をある程度自覚している人間としても、とても救われた気持になりました。

でもまあ深い事や難しい事は置いといて、面白い小説を読みたい人にはとてもお勧めな本です。
もしかすると隠れた傑作なのかもしれません。
私は傑作だと思ってます。




精神病棟からの(への)訴状―私の闘病記 精神分裂症発症から回復までの全記録
販売元: 近代文芸社

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精神病棟の中で
販売元: 柘植書房新社

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精神保健福祉関係法令通知集〈平成15年版〉
販売元: ぎょうせい

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精神科セカンドオピニオン―正しい診断と処方を求めて
販売元: シーニュ

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ここのレビューであまりにも高く支持されているので、読んでみました。

現在の精神医療現場の未熟さから、むしろ苦しみを受けた患者さんや家族達が、ネット上での互いの交流や「セカンド医」(笠陽一郎医師)の治療介入によって希望をもっていく姿が、28の体験記により綴られています。

すべての精神科医が目を通しておく価値があると考える理由は下記です。

・抗精神病薬誘発性のうつ状態、錐体外路症状の出現、抗パーキンソン病薬の使用、いずれも回避することに最大限の配慮をしている。
・急性混乱期の幻聴、要素性の幻聴、幻視、雑念脅迫、自生思考が誤診のもとになりやすいこと。
・発達障害の二次障害、解離性障害、強迫性障害、より予後の良い統合失調感情障害などが統合失調症と誤診されやすいこと。

28の体験記録の半数は10代発症で、多くが統合失調症と診断されたことに対して、もしくは抗精神病薬を(大量)内服させられたことに対しての苦しい体験でした。

・精神科医が治療がうまくいってない時でさえ減量に消極的であることが多いこと。
・診断の見直しが必要なときでもなかなかなされないこと。

気をつけているつもりでいて、思い当たるところがあるだけに、素直に反省させられます。
 
治療がうまくいっていないときに肩を押してくれたり、ヒントを与えてくれたりすると考えます。




精神科医師を糾す―患者が裁判も辞さないとドクハラを記録した実録カルテ
販売元: 揺光

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精神科看護師、謀反―極私的「革命」レポート
販売元: 文芸社

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表紙と題名と帯に惹かれ購入しました。
★ひとつの人もありましたが四つ星の人もいましたね。
四つの人にかけて購入しましたが失敗でした。ひとつを付けていた人をこれから信用します。

28歳の看護師のただの職場の愚痴を述べたブログです。若者らしく青春ブログと看護士一般のブログとして読むべきものです。精神科という場所で働いていると言うだけで、他の病院の科との特異性はなく普遍的な事を書くという作者の意図通り、この本を読んでも精神科についての発見はありません。

まことに勝手な想像ですが、出版社の意図でこのような題名になってしまったのではと思われます。出版社の商売人根性には天晴れです。題名や帯やレビューを見て興味を持った人が購入したら、つまらないと思います。題名と出版社の帯と内容が全くマッチしていません。表紙もね。
作者は28歳の普通の男の子で、ただのブログをだまされて本になったのか・・・としか思えません。あとこの本を読んでも精神科の雰囲気も、精神科の看護婦が何を考えているのかも、何の参考にもなりません。

作者はまじめな良い青年だと思いますが本当に若いです。青春ブログとしてなら許せますが、普通出版社では本にならない内容です。作家を目指しているなら考え直してみてください。普通なら自主出版です。




精神科ER緊急救命室
販売元: マキノ出版

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東京都の精神科救急についてよく書かれていると思います。

ただ、文章に著者の自己愛を感じてなりませんでした。

著者の氏名でぐぐってみたら開業されている様子。

電気痙攣療法はどうなったのでしょうか、と疑問を覚えました。


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