和書 554250 (108)
闘う白鳥―マイヤ・プリセツカヤ自伝
販売元： 文藝春秋
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同じくソ連のダンサーにアンナ・パブロワがいる。彼女の奇跡をだとる書籍のタイトルは「瀕死の白鳥」、そして、プリセツカヤの自伝は「闘う白鳥」。日本に亡命し日本バレエの礎となったと伝わるパブロワの舞台には映像ですら触れることができないが、残された写真は、繊細さと優美さと、そこはかとなくただようはかなさの中に愛されるべき永遠のきらめきを映しだしている。一方、プリセツカヤの９０年代の東京公演での白鳥は、映像で見ても最後まで生き抜こうとする強い意志と生命力を感じさせる、鍛え抜かれた美しさ、意志ある生命のオーラに包まれていた。まさに闘う白鳥の姿があった。そして、この自伝には、そのような彼女のステージの背景を知ることができる貴重な一冊である。彼女が全盛期を過ごした当時のソ連の芸術文化は西側諸国の住民にとり、政治的国家体制のありようとともに、神秘と畏怖の扉の向こうにあった。芸術家にとって舞台こそが真実、仮にロスト・イン・トランスレーションが含まれていたとしても、彼女がバレエ・ダンサーとして、一人の女性として、難しい時代をいかにして生き抜いたか、ステージを築いた生き様のいくばくかをうかがいしることができる。
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只今、ご紹介にあずかりました岡八郎でございます。
販売元： データハウス
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土曜日は一目散に家へ帰り、テレビから「フンワカ、フンワカ・・・」の吉本新喜劇オープニングのテーマを聞いて、ようやく一息つけた、そんな小学生時代を過ごした御同輩は一読あれ。
関が原を東に越えると、誰も岡八郎の名前を知らなくて愕然としたあなた、一読あれ。
「エゲツナー、クッサーの岡八郎やで。ほんまに知らんかア」と念押しても、「しんないよ」と冷たくあしらわれたあなた、一読あれ。
ジャムセッションのスリリングなアドリブに、にやりとする御仁なら尚のこと。
装丁よし、フォトよし、巻末付録はご機嫌。にも関わらず、
かつて吉本は喜劇のモダンジャズやった。俺はそうおもったな。
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橘樸と中国
販売元： 勁草書房
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タトゥーカタログ〈’95〉―人肌に妖しの「華」を創る
販売元： 黒田出版興文社
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掌の美
販売元： 新潮社
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谷は眠っていた―富良野塾の記録
販売元： 理論社
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「北の国から」の最初の放映は１９８１年。その直後から、全国の若者からそこへ行きたい、弟子にしてほしいという手紙が多数、著者の元に寄せられました。
それらの若者は、夢は大きく純粋で、けれどどうしていいのかわからず焦っていました。
そこから著者は、富良野塾という俳優とシナリオライター養成の私塾を作ります。本書は、その一期生が中心となった立ち上げの物語。
若者たちは、著者の講義をタダで受ける代わりに、富良野で稼ぎ共同生活をします。冬、雪に閉ざされるため、夏の間に稼がなければなりません。また住むところも、水も食も自分たちで賄います。
自然のなかで人間の営みを考えること、体感すること。さらに１５人という閉ざされた人間関係のなかで、いかに人と関わっていくかを体験すること。それらがすべて「創作」への繋がっていくという、厳しいプロの視点に立った私塾です。
富良野というテレビの中だけで知っている自然の厳しさだけではなく、本当にそこに行く、そこで生活するということが、夢を実現させる道となんと似ていることか、と驚かされます。
今では成功している富良野塾ですが、初期の苦労はすさまじい。それだけに印象深い塾生ばかりです。
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楽しい書と絵の年賀状
販売元： 木耳社
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動物 (楽しい美術シリーズ)
販売元： 冨山房
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水 (楽しい美術シリーズ)
販売元： 冨山房
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楽しい美術本ガイド―読んでから見るもよし、見てから読むもよし
販売元： 美術出版社
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多くの専門家がそれぞれ西洋美術史・日本美術史・北方ルネサンスを初めとするいろいろな分野でのお勧めの本を紹介している。本の紹介文は簡潔で読みやすく分かりやすい。興味はあるがどの本から読めばいいのか分からない、といった人には大変ためになると思う。
巻末に書名索引と著者名索引がついており、使い勝手もよい。