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和書 554250 (113)



東京美術骨董繁盛記 (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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著者は昆虫標本のコレクターなので、コレクターと業者、輸出入規制の問題など独特の視点をもっているところが楽しい。単なる門外漢の訪問記では味わえないところがある。
日本と中国の陶磁器、仏教美術、古民具、オリエント、茶道具、書画、文学者の色紙など、広範囲にわたる訪問記は、古美術の蒐集家には無理である。コレクターはたいてい一分野に専門化していて他へは行きたがらないものだ。取りあげていないのは刀剣ぐらいだろうか。私は茶道具の店は縁がないので、特に興味深かった。また、アフガンでの盗掘についてのマスコミの捏造も面白かった。間違いも少々あるが、素人の訪問記というスタンスだから記述を鵜呑みにするべきではないし、そう多くはない。
著者は硯も蒐集しているらしいが、硯の鑑識・年代観は未だ確立していない分野なので、あくまでも「訪問記」として読んだほうがいいように思った。




美の構成学―バウハウスからフラクタルまで (中公新書)
販売元: 中央公論社

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近代から現代へ、モダニズムの先駆的活動をしてきたバウハウス。
ニュアンスとしてインテリチックなアーキテクチャー(建築)という言葉
ではなくバウ(建築)という庶民的な言葉をあえて使っているところに、
芸術は特権的階級に対してではなく、全ての人に感じてもらうものという
強い意志を感じずにはいられない。
プリミティブな感性を追求し、芸術を自由に解き放つところから発足。
余計な装飾を削り、機能美、構成美、に今後の芸術のあり方を見出し、
新しい芸術を生み出すことに成功したバウハウスの功績は大きい。
今となってはモダニズムは過去のものとなってしまったが、
当時の前衛的な思想は今でも受けつがなければならないと思う。
新しい芸術とは歴史の中から発見し、その思想を現代に受け継ぎ、
新しい解釈として提示するものであると思うからだ。

バウハウスを知らない人への補足を少ししてみました。
ちょっと熱くなってしまいましたが・・・。
この本には、美しさとは一体なんなのか?言葉では表現しづらい面を
きちんと説明されています。
今後、芸術活動をする人にとっては買って損はないと思います。




美術館の誕生―美は誰のものか (中公新書)
販売元: 中央公論社

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虹色の記憶―タカラヅカわたしの歩んだ40年 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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南青山骨董通り (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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森繁自伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)
販売元: 中央公論新社

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この本は元々1962年著者49歳のときに出版された。文庫本として再出版されたのが77年著者64歳のときで、そのときにあとがきを書いている。そして2003年に改訂版が出るときにあとがきのあとがきを追加する、著者90歳である。本文のみずみずしさと対照的に年月を経て枯れていく著者の姿が垣間見られる。

自伝といいながら、述べられているのは満州でソ連の侵攻を経験し、なんとか日本に帰ってきて映画で主役を張るまでで、前半生と後半生はさらっと触れる程度である。あとがきを読むと著者は続きを書きたがっていたようだが、他の人に迷惑がかかると逡巡しているうちに書く意欲がうすれ、そのままになってしまったと。満州新京の放送局に勤務していた著者は希望に燃えて仕事に明け暮れていたが、突然のソ連軍の侵略に残った日本人らと必死で生きる術を模索する。それを著者は自らも含めて第三者の目で冷静に観察して書き留めている。戦争が終わってソ連軍に占領されながらも8月25日ころまで1週間ほどは相変わらず日本人の手でラジオ放送がされていたのは意外だった。満州紙幣も通用したし、ソ連の軍票の相場はずっと下だったとも。

日本に帰ってからは生きていくために怪しげな仕事もこなし、徳島の漁村では紀州の大地震に遭遇する。そうやって闇屋の仕事に明け暮れていたとき、演出家の菊田一夫から芝居への参加を誘われて役者の道を歩むようになる。少しずつ認められて帝劇の舞台が終わった頃、新東宝から主役の映画の話が持ち込まれ、昭和25年から今まで(昭和37年)で200本を超す映画に出演するまでになる。しかし功成り名遂げた自らの姿を何とはかない人間失墜の姿かと嘆くところに著者の価値観を見ることができる。




中国大女優 恋の自白録
販売元: 文藝春秋

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中国伝統年画論集
販売元: 東洋思想研究所

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中国に賭けた青春―エドガー・スノウとともに
販売元: 岩波書店

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蝶は還らず―プリマ・ドンナ喜波貞子を追って
販売元: 毎日新聞社

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