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和書 554314 (137)



ビッグファイト、ビッグマネー―マイク・タイソン「拳の告白」
販売元: 竹書房

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美貌なれ昭和―諏訪根自子と神風号の男たち (文春文庫 (219‐9))
販売元: 文芸春秋

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美貌なれ、ニッポン―深田祐介VS.12人のリーダーたち
販売元: 廣済堂出版

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ビリー・ホリデイ―音楽と生涯
販売元: 日本テレビ放送網

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ビル・ゲイツに会った日
販売元: 講談社

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貧乏だけど贅沢
販売元: 文藝春秋

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対談集。文庫版「深夜特急」の巻末に収録されていたものが大半なので、そちらに目を通したことがある人は、新たに読む部分はすくない。ノンフィクション・ライターという職業柄か、あるいは沢木氏の人柄か(たぶん後者だろう)、沢木氏は顔が広い。文壇や芸能界で人脈を持つ沢木氏に、「深夜特急」からファンになった者はとまどいを覚えるかもしれない。しかし、「深夜特急」で描かれていたのは、旅もそうだが、「人」ではなかったか。旅先での人との出会いがなかったら、「深夜特急」はあれほど魅力的でありえただろうか。そのことを考えると、対談相手の魅力を引き出す沢木氏の語り口はここちよく響く。




紊乱のロシア
販売元: 小学館

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ピアニストという蛮族がいる (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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日々努力を続けるピアニストたちの、面白おかしくどこかずれてしまってる側面と素顔を、
エスプリの効いた見事な文章でつづって楽しませてくれる。そして日本における西洋音楽
導入期に活躍した人々にまつわる話などは、歴史としても文化論としても人物伝としても、
考えさせられると同時に胸が痛くなった。

音楽を聴くのは素晴らしい趣味だが、音楽に関する質のよい書きものを読むのも、この上
ない楽しみだ。こういうすごい人がいるんだなぁ。中村紘子さん素敵すぎる。本の中で
「ゆめピアニストなぞ嫁にするものではない」などと書いているが、婿にもらってほしい
くらいだ。




ピカレスク―太宰治伝
販売元: 小学館

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膨大な資料収集と広範なインタビューによって浮かび上がる、20世紀初頭の時代背景(プロレタリア運動の様子など)のなかで、太宰のすでにかなり知られていた醜聞が緻密に暴露される。そして、その返す刀で、師であるとされる井伏鱒二のあまりよく知られていなかった、換骨奪胎とも呼べるほどの創作の際の醜聞が鮮やかに暴露されていく。

 資料の羅列が単調に続くところと、会話が中心の小説仕立てのところのつなぎの悪さがいくつかあり、さらに「これで終わり?」と思わせるような、最後が尻切れとんぼで終わっているところが気になるが、猪瀬の手さばきはいつものように見事であり圧倒される。読後、面白かったと感心すればするほど、このような資料収集の専門家による史実にのっとった評伝というのは、今まで余りにも書かれなさ過ぎたと思わざるを得なかった。

 もちろん、小説家がどのような動機で、どのような経緯によって文学作品を書き上げたかということにはそれほど関心がない、という者も多いだろう。あるいは、愛読者の視点から作家を分析していくような、好意に貫かれた評論家の手法ならば、ファンにとっても読んでいて気持ちのいいものであり、また問題も少なくていい。

 しかしそれと同時に、この作品でもわかることだが、どの作家が時代を生き残り、どの作品が名声を得るかというのは、その時代の限られた受け手のかなりいい加減なフィルターに頼っているというのも痛感させられる。私たちは「名作」というものに踊らされているのではないだろうか。たとえば、太宰よりも山岸外史の作品に重要さを感ずる者は、いつの時代にもいるに違いない。

 文学作品は書かれた時点ではまだ名作ではなかった。名作の背後には、名作になり損ねた無数の作品が横たわっている。当時の小さな差が、時代の経過とともに多きな差となる。そして、私たちがいざ本を読もうとする際に、文学作品として確立された「名著」がすでに無数に横たわり、その山の中から読んでいくことになる。そこに上田重彦(石上玄一郎)の姿がないのは言うまでもない。
 太宰を特別視しない目で書かれたこの評伝は、時代のフィルターを過信せずにマイナーな作家たちに新たな目を向けようとする契機ともなるのではないか、と私には感じられた。




ピカレスク―太宰治伝 (文春文庫 い 17-13)
販売元: 文藝春秋

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かなりページ数の多い本なのですが、出てくる事実が一々面白く、
ページを繰る手が止まりませんでした。

太宰治の自殺未遂が、都合の割る状況をリセットするための
手段として、そんなにも意図的に行われているのであるとの見立ては、
本書を読む限り本当であったと思わざるを得ませんが、
何となく割り切れないものも感じました。

井伏鱒二の作品の舞台裏は、なかなか迫力がありました。
猪瀬氏の「我こそは記録文学者」との自負を強く感じました。
猪瀬氏の手によって、著名な作物に次々とバツが付く中、
『「サヨナラ」ダケガ人生ダ』だけが残ったのに、少々ほっとしました。
実は井伏氏の著作で興味があるのは「厄除け詩集」だけでしたので。



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