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和書 554314 (144)



目黒警察署物語―佐々警部補パトロール日記 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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 危機管理の第一人者として活躍されている佐々淳行氏の自伝的青春小説。最上質のビルドゥングス・ロマンとしても十分に面白いが、昭和三十年代の生活・風俗の記録としても貴重な一冊です。また、このころから危機管理専門家としての片鱗を見せていたことも、記述の端々にうかがえます。読む人によって、さまざまな楽しみ方ができるのではないでしょうか。
 個人的には警察大学校時代の話が好きです。功なり名を遂げた警察官僚たちの若かりし姿に微笑ましさを感じますが、同時に後年の姿を髣髴とさせるようなエピソードも紹介されます。同級生たちの姿をユーモラスに、そして魅力的に描いてみせる佐々氏の力量に、脱帽!です。




勉強はそれからだ―象が空を〈3〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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ひょっとしたらほとんどの人がくだらない人生を送っているのかもしれない。それを打ち破るとしたら、ほんの少しの発想の転換、そして手元にある新たな発見に感動することくらいかも。僕は沢木さんの作品に巡り逢えて本当に幸運だった。




夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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前半の旅と本のかかわりに関するエッセーは、おもしろかったです。
特に深夜特急の本の中では記載されていない部分については興味深かったです。
後半の書評みたいな部分は、実際にその作家の本を読んでいないと理解しがたい部分があるので今ひとつでした。





マンハッタン計画―プルトニウム人体実験
販売元: 小学館

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 本書の第1部の最初のページを読みはじめると、みぞおちあたりが締め付けられ、吐きたい気分になりました。米国のAlbuquerque Tribune紙でプルトニウム人体実験について詳細に調査した内容を記事としたことでピューリッツア賞を受賞したEileen Welsomeの"The plutonium experiment"を翻訳した本書、私にとって衝撃な本でした。
 第1部はプルトニウムを注射されて人体実験された18名に関する内容(執筆はEileen Welsome記者担当)、第2部は医師や放射性物質取り扱いの現場などで働いた人々の事故などを中心に解説(執筆はAlbuquerque Tribune)されます。
 本書は単なる翻訳本ではなく、翻訳者の広瀬隆氏によって第1部の前に「ウェルサム記者のレポートについて」と題して本書を読むのに役に立つ計画の背景や関係する人物、放射性物質の単位などの基本知識が20ページにわたって提供され、第3部は広瀬隆氏自らの解説として、マンハッタン計画や実験が明るみに出て以降の社会的な反応などについて紹介されます。
 アメリカは最初の原爆の実験で自国の兵士を爆心地から遠くない場所に配したり、広島・長崎の原爆投下後にその被爆の影響を評価するため、原爆傷害調査委員会を設置したりしています。戦争が狂気を生んだのか、このような狂気を人間は本来的に持っているのか、考えさせられます。
 ひとりのジャーナリストの長年にわたる地道な調査が隠蔽された一国のスキャンダルを太陽の下に曝しました。暗部ともいえるこの実験に関する本を読むには心の準備が必要ですが、多くの人、特にジャーナリストを目指す人には是非、読んで欲しい本です。




平安なる命の日々
販売元: 講談社

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兵士に告ぐ
販売元: 小学館

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 兵士シリーズは4冊とも読んでいます。
 さすがに15年も続けているだけあって、かつての取材対象が昇進したり別部署にいるなどし、“点”が“線”になり、深みが出ている。
 国民に自衛隊を広く理解してもらう意味では、感情移入もしやすく、読み物としても楽しめる。 が、裏を返せば、15年間もタブーに触れていないからこそ、内部取材を続けてこられたのだと読者は理解した上で読まねばならない。

 潜水艦内の薬物蔓延、米がF−22を売ってくれなくなったウイニーや中国人妻などの情報管理の甘さ、現場での裏金作り、国民平均の倍にもなる自殺率の高さの背景(いじめ問題なども)・米ですら行うようになったイラク帰還兵に対する放射能被爆検査(薬物の尿検査は実施したが)すら行わない(劣化ウラン弾放射能被爆を、明らかにはできないだろうが)、これらが起こりうる現場のクウキを、筆者が感じないわけはないし、感じなければ物書きとして失格だろうが、これらには触れられることはない。

 統合幕僚会議長であった栗栖 弘臣が『日本国防軍を創設せよ』で「国民の生命、身体、財産を守るのは警察の使命であって、武装集団たる自衛隊の任務ではない。自衛隊は国の独立と平和を守る」書き、本書でも、自衛隊を中枢から動かしている40代の参謀たちも「国民の生命と財産を守るだけなら警察と変わりない」とはっきりと口に出しているとあるが、現場の中隊長は、「国民とこの国を守る身分や責任を感じて、わが身の危険を顧みずこの仕事についているのです」と答える。
 制服組と現場に、齟齬があるとは思えないだろうか?
 1988.7,26美智子妃殿下の警備現場へ移動中の警官20人が、溺れる小学1年生を見殺しした事件同様、有事の際には、国民より国を守る方が重要とされ、それに現場も従わざるを得ないのではないか?との不安を持った。





兵士を追え
販売元: 小学館

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 本書は海上自衛隊の、潜水艦そして対潜水艦活動を主な任務とするP3Cの航空部隊、この二つの従事する自衛官の普段は暗部に囲まれて世間では知られることのない彼らを取材した本だ。

 特に潜水艦は、停泊している際にも民間人が乗船する機会など皆無に等しい。著者はよほどの信用を自衛隊に克ちえているのだろう、二回も潜水艦の航海を経験している。

 呉のタクシードライバーは乗車した瞬間、その人間が潜水艦のりであることを見極めるという。そういったエピソードも本書で始めてしるおもしろい事実だ。

 潜水艦は塩分濃度や海中温度によってソナーの性能が大きく分岐し、それをしることは、その海域で行動する艦にとって命に関わる貴重なものだと本書は教えてくれる。

 中国によって堂々と領海の海が、海洋調査船の活動によって裸にされていく。

 外務省の官僚や、政治家が本書を読んでどんな感想を持つか聞いてみたい。

 国の防衛の為に、日々命をすり減らし活動する彼らを、どうして同胞である我々が後ろから背中をつつくような、そんな行為を許すのだろう。本書を潜水艦に乗務する彼らの本質をしれば、そんな行為に怒りがこみ上げてくるに違いない。




兵士を見よ
販売元: 新潮社

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いくら中国の反日勢力が騒いでも、北朝鮮が脅してきても、彼らが日本に攻めてこない理由。それはこの本を読めばすぐわかります。
世界最強の戦闘機F-15.この戦闘機のものすごさは最大9Gの係るコクピットとアフターバーナーを爆発させて垂直にスペースシャトルよりも早く高度1万メートルに到達する上昇能力の全てを、筆者である普通のオジサンが体験することで我々の感覚が疑似体験できるのです。

そして日本にも存在したのだ、あのトップガン。超人的なウルトラCを矢継ぎ早に繰り出すさまは読んでいて興奮します。こんなものすごい戦闘機と超人がこの日本に居ただなんて。

ちなみに米国以外にこの戦闘機を保有する国は世界でも僅かだそうです。




兵士に聞け
販売元: 新潮社

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まるで小説のような語り口で“兵士”たちの現実の姿をひたすら丁寧に追ったルポです。
常に政治と外交、そして国民の目に翻弄され続けてきた自衛隊の内部、しかも一部隊、一隊員にクローズアップすることで、生きている自衛隊を描いています。

国防の最前線を担いながらも訓練で実弾の一発も撃てないジレンマを抱え、世論に気を遣い、政府の苦しい憲法解釈に縛られながらも、厳しい訓練に耐える“兵士”の姿には感動を覚えます。
特に北海道南西沖地震の際に津波に襲われた奥尻島の航空自衛隊レーダーサイトの隊員たちの件では、涙があふれました。

防衛産業の汚職や自衛隊内での不祥事が後を絶ちませんが、ニュースにならない自衛隊の姿を知る絶好の書です。




変装―私は3年間老人だった
販売元: 朝日出版社

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ユニバーサルデザインという言葉やバリアフリーという言葉が今ほど知られなかった20年前に、20代の女性が老人になりきって、アメリカの老人たちの生活を身を挺して体験した本当の話。著者はデザイナーとしてものづくりの観点から、老人に変装することを思いつきましたが、実際老人として生活してみて、彼らの思いやりあふれる言葉に勇気付けられたりするエピソードに胸が熱くなりました。

相手の立場にたって考えるために、その立場(この本では老人であること)を体験した著者の勇気にも元気づけられました。どの分野でも、パットムーアのようなリーダーシップをとれる人間が深い造詣を持って物事に取り組んでいることを、世の中”一般”に広めていくのは大切だと思いました。


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