戻る

前ページ   次ページ

和書 720690 (231)



セクシャルアビューズ―家族に壊される子どもたち (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

様々な極限を経験した人が、どのような精神状態に置かれるのか、ということに元々興味があり、そういう意味では、言葉は悪いが、「興味本位」で手に取った本書。いまだに日本では表沙汰になりにくい、子供への、必ずしも猟奇的でない性犯罪の被害者を扱った、基本的にはルポタージュである。その傾向のアメリカの情報には、よく接しているためか、個人的には免疫が出来ており、体験談なども、拒否反応を持たずに読めてしまった。

性にまつわる深刻な問題というのは、公で話すのがはばかられるため、問題を抱えた人間は、非常に深い悩みを、個人的に抱えることになる。この書で繰り返し語られるが、性犯罪の被害者となった子供は、肉親を含む周囲に信じてもらえなかったり、いわれもなく、「問題をつくり出したもの」として扱われ、逆に攻撃を受けたりすることにより、心を閉ざしていく。しかし、同じような苦い体験をし、苦しんでいるのは、自分だけではないという事を、何らかのきっかけで知ると、そこから突破口を見出すことも多いという。それゆえ、こういう本は、臭い物には蓋をするだけで、臭わぬかのように振る舞ったり、物が腐らぬようにすることも、真の意味では怠りがちな、日本の社会では、存在するだけで意味がある。筆者の真意も、そこら辺の受け皿になることにあるようである。

ただ、子供への性犯罪という深刻な問題を包括的に見たい読者は、加害者の生まれる背景などへの情報や、著者の考察に、物足りなさを感じるだろう。どのような環境や人間が、子供への性犯罪を生みだすのか。そこら辺をもっと掘り下げたい場合は、他の著作もあたる必要がある。




大震災サバイバル・マニュアル―阪神大震災が教える99のチェックポイント (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

防災グッズを一揃えして「これだけありゃ大丈夫だろ」と高をくくった自分を打ちのめす本。
被害の差が生む摩擦・温度差、情報の交錯、不公平感、例外なく誰もが被災者だという事実、街の復興と一緒には回復しない人々の心の傷、等々。
大災害を前に人間の無力さと、そのの怖さの本質を垣間みる。




痴呆症を介護する (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






付き添って―ルポ 老人介護の24時間 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






デンマークに学ぶ豊かな老後 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






都市崩壊の科学―追跡・阪神大震災 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ニューヨークの光と影 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






母をくくらないで下さい―軽税国の老後・重税国の老後 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






人が死ぬとき (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






病む人、癒せぬ人―中東・アフリカ難民医療紀行 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ