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和書 720720 (189)



意識と脳―心の電源としての意識 (ライブラリ脳の世紀:心のメカニズムを探る)
販売元: サイエンス社

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 「意識」という題目であるが、内容は極めて教科書的な神経科学となっている。特に睡眠に関する記述が多く、今では多くの人に馴染まれるようになったREM睡眠などの話も多くあげられている。睡眠に観られる脳波のリズムを生み出す部位(視床や中脳網様体)やノルアドレナリン賦活系などの話もしっかり成されていて、一般書でありながら専門教科書レベルの内容も勉強できる。
 哲学的な意味での「意識論」という考察はないが、「異常な」状態との比較から捉えてみようという姿勢が読み取れる。例えば、精神神経科学(そう鬱・PTSD・ヒステリーなど)の分野の記述である。これらの記述は、史実を交えてかかれておりわかりやすい。
 脳の薬理学的な機能に興味がある方に特にお勧め。




意識とはなにか―「私」を生成する脳 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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哲学チックな問いの割りには言葉の使い方が曖昧で、読み通すのにちょっと苦労する。例えば、「意識とはなにか」と問うているのに、問いの対象を規定していないので、読者側が思う「意識」と茂木氏のそれとが同じなのか分からない。
話の展開、論理の構成も練られたものとは思われがたく、思いつき(十分に面白い思いつきだが)を書き連ねただけという印象を持った。よって星3つ。




意識の進化とDNA
販売元: 地湧社

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 一般向けに判りやすく書かれた科学ネタの本は数あれど、柳澤氏ほど品性のある文体で科学を綴れる人は稀有ではないだろうか? 内容そのものは、既に目新しいテーマではないかも知れないが、それは初版からの経過年数と現代遺伝子学の発展速度を鑑みれば致し方ないことである。命の尊さを語り継ぐべき若き女性達にこそ、お勧めしたい一冊である。




意識は科学で解き明かせるか―脳・意志・心に挑む物理学 (ブルーバックス)
販売元: 講談社

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 私は、元々徹底した文系で、自然科学は全く苦手だ。かつては典型的な感情的唯心論者だったが、最近は、歳のせいか虚無主義のせいか、だんだん、どうでもよくなってきてしまった。
 本書は、近年、脳科学研究者として大変な注目を集める茂木と、やはり自然科学出身でありながら、宗教その他への強い関心で知られる天外との対談。テーマは、脳‐意識‐心という系を、最新の科学的知見などを基に考えること。所謂心脳問題などについての本といっていい。茂木が広く知られる前に出たため、意外と本書は未読の人も多いようだ。
 前述通りの自然科学音痴なので、本書の適切な要約はできない。わかる範囲内でいえば、まず、量子力学の登場と共に、古典的科学観の揺らぎ、所謂観測問題などが生じてきたこと。実在主義と、プラグマティックな実証主義との対立。脳における、局在論と非局在論との対立。当然、心脳問題。クオリアの問題。脳は、単なる諸ニューロンの働きであるのか。あるいは、それ以外のなにかが存するのか。そして、これも当然ながら、天外による非/脱近代科学的主張。これでも、あまり要約になっていない。
 本書について、それほど意見はいえない。ただ、まず、科学的なことに関しては、やはり研究の進展に任せるしかあるまい。実在主義と実証主義、古典的科学観とペンローズとの対立なども、他分野の人間が、安易にアナロジカルに語らない方がよかろう。まして天外のように、集合的無意識をもち出すのはどうか。無論、量子力学や脳科学の更なる進展により、現在の科学の前提が崩れる可能性はあろう。だが、私は反ロマン主義者ではないが、その可能性に一方的ロマンを見いだすことにはあまり関心がない。私個人としては、そもそも否定性や虚無の問題の方が大きい。また、「意識」と「心」のニュアンスは異なるのではないか。




意識の生理学 (1952年) (文庫クセジュ)
販売元: 白水社

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医師国家試験ハンドブック〈第1部 第1〉基礎医学篇 解剖学 (1950年)
販売元: 高文社

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石館守三伝―勇ましい高尚なる生涯
販売元: 新評論

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医師のための臨床遺伝学 (1984年)
販売元: 日本医事新報社出版局

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医者から出された“薬”わが家の非常識〈第2集〉聞けなかった副作用・効き目・のみ合わせ (プレイブックス)
販売元: 青春出版社

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医者が末期がん患者になってわかったこと―ある脳外科医が脳腫瘍と闘った凄絶な日々 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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こんな巡り合わせがあるのだろうか、と考えずには
いられないほど、残酷な状況におかれた著者が、
医学者として最後に放った輝きが、本書には満ちています。

この状況で、これほど冷静に書物を編まれた、
その精神力に驚かされるばかりです。
いくつもの印象的なエピソードや、言葉が散りばめられているのですが、

「…多くの男性は、みんな自分の時間を犠牲にしても自分の仕事を
まっとうしようとして毎日を過ごしているのではないでしょうか。
しかし、その何年にもわたる努力が、病気をしたとたんに水泡に
帰してしまうのです。」

脳腫瘍なんて、不摂生とかそういう特定の原因とは無縁の、
単に『選ばれてしまった』としか言いようのない病だと考えると、
私はこの言葉を、何度も読み返さずにはいられませんでした。



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