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和書 769110 (36)



ファイアズ(炎) THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈4〉
販売元: 中央公論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 カーヴァーの短編小説とそれ以外の作品、例えば詩やエッセイ、インタビューなどを集めた言わばヴィンテージ・カーヴァーと言った作品集。彼の多彩な才能が一望の元に見渡せるコンパクトな一冊。印象に残ったのは、インタビューで創作の秘密を明かした部分。率直に解き明かしてくれる創作過程の話には作家としての見得など微塵も感じられない。しかし彼が一つの作品を作り上げるために繰り返す推敲(rewrite)のプロセスには、より良きものを作ろうとする彼の読者に対する善意のようなものすら感じられる。やはり短編は最初は一気に書かねばならないのだ。その後でじっくりと細部を仕上げていく。また、やはり彼自身も言っているようにヘミングウェイの影響をかなり受けているようだ。確かに、文体や題材に相通ずるものが感じられる。
 英語も極めてシンプルで分かり易く、カーヴァーの多彩な才能を見渡すには最適の一冊としてお勧めである(H13.4.22)。




大聖堂 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈3〉
販売元: 中央公論社

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 僕は村上春樹の作品を余り読んでおらず、(というのも幾つか読んでみて余り好きじゃなかったので、)彼の「大聖堂」の訳も読んでいない。なので、R. Carverの原書に辿り着いた日本人読者としては稀有な方に位置すると思う。

 "Cathedral"は(dis)communicationの話だが、このdiscommunicationとcommunicationの間の境界を非常に繊細にtouchする作品である。盲人に愛情を注ぐ女房に嫉妬する主人公が、その盲人と一緒にTVを見るという妙な体験を描いた話だが、何とかTVの内容を伝えようとする主人公と盲人が、手を触れ合いながら「言葉」でcommunicationを取っているラストは、作家の「言葉」への信頼感と愛情が溢れている。この「言葉」とcommunicationへの信頼と愛情に感動する人はこの作品を大絶賛するだろうし、一方で物足りなく感じる人もいるだろうと思う。ただし、僕が幾つか読んだ村上春樹の作品みたいに、こういうラストですぐ泣いたりしないところは好感が持てた。

 こんな本格的な文学作品なのに何しろ英語が読みやすく、中級程度の英語力でスラスラ読めるというのも驚きです。




象・滝への新しい小径 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈6〉
販売元: 中央公論社

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遙か昔、村上春樹訳『ぼくが電話をかけている場所』という薄い文庫本を読んだのが、カーヴァー中毒のはじまりだった。それ以来収集に収集を重ね、ついには美しいハード・カバーの全集を全巻買うはめになった。(これは僕のポリシーに反する。本はとにかく安く読めれば外見は気にならない。)しかし買ったからには、詩・エッセイ・インタビュウも含め、とにかくすべてを読んだ。(確かに楽しかったぜ!)そしてこの巻がすべての終わり。最後の短編のいくつかは、みんなが言うように、絶品だ(特に『使い走り』)、しかーし、僕は今までになく奇妙な『ブラックバードーパイ』がめっちゃ好きだ。この巻の短編は、どれも今までと微妙にテイストが違うが、その筆頭がブラックバードのパイ包み焼きだ。(注意:そういう内容じゃない。)そして「最後の詩集もすばらしい。詩集なんて普段読むことないんだけどね。もう読むものが無くて残念な作家、僕にとってはとてつもなく希有なことだ。新しい『ブラックバードパイ』がたくさん読みたかった・・・・。




頼むから静かにしてくれ (THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER)
販売元: 中央公論社

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 えぇーー、こんな現実ってイヤ!!ってことは沢山あるんだけど。カーヴァーの短編集を読むと仕方ないかなって思う。ストーリー性とか読者の予想とは違った結末に出会えることがあると思うし。それで良いと思う。アメリカの友達とかいるけど、みんな息苦しいんだね。日本もそうだけど、と思った。。そっから人生始まるのかなぁ?(若干20代前半)




愛について語るときに我々の語ること THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈2〉
販売元: 中央公論社

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この本にはカーヴァーの比較的初期(あるいは中期?)の作品が多く収録されています。いつもながら村上春樹さんの翻訳とカーヴァーの小説の相性はすごくいいですね。収録されている作品の一つ一つがレベルの高い作品ですが、『大聖堂』と比較するとより一層無駄を可能な限り省いた印象を受けます。好みの差もあるとは思いますが、読み返す度に愛着がわいてきます。本の大きさも非常に持ち歩きやすく、ちょっとした日帰りの旅行なんかに持って行くのには最適なのではないでしょうか。




The Conversations: Walter Murch and the Art of Editing Film
販売元: Random House Inc (T)

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The COOL! 小説新潮別冊 桐野夏生スペシャル (Shincho mook)
販売元: 新潮社

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「小説新潮の別冊「THE COOL!」をは読み応えがあった。まさに“クール”で美しい桐野夏生のカラーグラビアも良かったし、ベストセラー「魂萌え!」の姉妹編、書き下ろし小説「朋萌え!」も面白かった(ただし完結していない)。
それにしても50歳を過ぎても桐野夏生はますます美しくなっている。「OUT」がエドガー賞候補になったことで、外国に招かれたときの写真が載っていたが、まさに同じ日本人として誇らしくなるような女っぷりのよさなのだ。
ただごとではない才能を持った人間のみが発する匂いが充満している。
この雰囲気だけは到底真似できない、と思う。脱帽!




COO―遠い海から来たクー (Newtype garden stories)
販売元: 角川書店

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山本二三さんの美術には目を見張るものがあり、本作「Coo/遠い海から来たクー」の表現技法には思わず息をのみます。
綺麗に透き通った海や生き生きと描かれているイルカ達、またキャラクターの表情、描写力も素晴らしいの一言です。
しかし、それでいてどこか懐かしいようなほっとするような絵です。
 それは僕が幼い頃にこの作品を観たせいもあるのでしょうが、最近本作品を約10年ぶりに観ました。
それはなんともいえぬ不思議な気分でした。旧友との再会、といっては大袈裟ですが、まさにそんな感想でした。
やはり幼い頃の記憶というものは記憶の根っこの部分に深く刻まれているようで、当時の記憶をありありと呼び覚ませてくれました。
 ですので「思い出の絵」として本商品の入荷を強く希望します。
商品評価にはまるでなっていませんでしたが、よろしくお願いします。




CORBA Design Pattern―アーキテクチャからプログラミングまで
販売元: IDGコミュニケーションズ

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けものの国へ―ペンとカメラのアフリカ動物旅行 (1968年)
販売元: 毎日新聞社

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