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和書 769110 (118)



X-Kit Literature Series (X-Kit Literature Series)
販売元: Maskew Miller Longman,S.Africa

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X-Knowledge HOME特別編集 No.6 平野啓一郎責任編集 PUBLIC・SPACE (エクスナレッジムック―X-Knowledge HOME特別編集)
販売元: エクスナレッジ

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Xωρα(ホーラ)―死都
販売元: 文藝春秋

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バイオリニストとして活躍していながらも自らの才能の限界を自覚している女性が主人公。
生活力はなくピアニストとしての才能に恵まれながらも、それを活かせない夫と自分にすがりつくばかりの老いた母親を足かせのように感じながら、
力強く生き、家族を養う男性との不倫関係を継続し、旅行に出る。
その旅先で起こる不可解な事象は、神の差し伸べた救いなのかホーラに邪な力なのか。
神に救いを求めたい気持ちと自意識との狭間で主人公が見出すものはなんなののか。

篠田さんの他の作品にも見られる、生きるという事への明快な姿勢がそこにもあるように思いました。Xωρα(ホーラ)―死都




X氏との対話
販売元: 立風書房

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X電車にのって
販売元: 葦書房

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著者の芥川賞受賞直後の初期作品を中心に編まれた貴重なアンソロジー。

著者の書く「老女」と「弟」が好きだ。よってこの本では、「鋼索電車」と「花蔭助産院」が気に入りである。
まず「老女」。「わたし」が出産するために入院した助産院の助産師は60〜70歳代だ。今の若々しい60代より一世代前の60代。多い人では1万人もの赤ん坊をとりあげたという老助産師たちが、無駄なく立ち働く様がありありと浮かぶ描写はさすがだ。老女が生まれたての赤ん坊と皺と皺の共通項でつながる光景が新鮮でおかしみもある(一方は乾いた皺で、一方はみずみずしさをたくわえた皺だ)。そんな老女たちが新聞の取材を受けるため、新しい白衣で桜の花の下に立ち写真を撮られるラストシーン。無事出産を終えた「わたし」の目にうつる彼女たちの姿は、とりわけすがすがしく晴れがましい。

それから「弟」。著者の書く少年・少女期の姉弟は、近すぎず遠すぎず、色っぽすぎず、せつなすぎない独特な距離感をもち、弟がとてもいとおしい存在だったことを思い出させてくれる(あるいは、いとおしい存在だったような甘い錯覚に導いてくれる)。「鋼索電車」の場合は、すれ違うケーブルカーのように、大人の都合で別れてしまう姉弟の話だから、せつなさの重みが増している。子どもはただなすすべもなく、ケーブルカーの動きにじっと向き合うばかりだ。

あとがきに、小説を書くことは行き先の定かでないX電車に乗るようなものだという旨の記述がある。読者にとっても似たことが言える。著者の運ぶX電車の行き先は、遠い異界であることも、ほんの隣の駅の見知らぬ場所であることも。どちらの駅も捨て難く、わたしはいつも発車のベルを待ち望んでいる。





YENよ、いまが出稼ぎの時―アジアから日本を見れば
販売元: 日本実業出版社

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YOSHIMOTOBANANA.COM
販売元: 幻冬舎

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これは吉本ばななが公式HPで公開していた日記&読者からの質問に答えたぶ厚い本。

前から彼女のエッセイは大好きだったけど、この日記とゆうか生活の中で、彼女はますます パワーアップしていて、
笑いながら悩みながら食べまくり、旅をしまくり、そして感動しまくって泣きまくっています。
そしてさらにその合間に執筆もしてあんないい本まで書いてるなんて!!
(本当はさらにたくさん飼っているペットの世話も大変みたい。)
でもすべてなんとなくね、読んでいると「愛」のなせる業のような気がして。ほんとにスゴイ人だ。

こうゆう人が同じ日本の空のしたで暮らしていると思うと、なんだか勇気とやる気がわいてきます。
私もがんばろーー。好きなことしてていいのだー。みたいな(笑)。




Youth Poster
販売元: Secker & Warburg

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Z (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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本書は、主人公が初めて訪れた祖先の故郷である済州島にて、
自身の戸籍の内容が変造されていることを知るところから始まり、
その謎を解明すべく奔走する中で、
否応なく朝鮮半島の悲劇的な戦後史の闇に直面していくというものです。
ちなみに、戸籍はまさに日本と朝鮮半島において特徴的な制度であり、
彼の国の戸籍制度を垣間見れた点が意外な収穫でした。

ストーリーは3部構成をとります。
第1部は導入として、謎が提示され、混迷が深まっていきます。
そこから、急に物語は太平洋戦争末期の朝鮮半島に飛びます(第2部)。
そして第3部において、急ピッチで謎が解明されていきます。

本書の価値を高めているのは、
なんといっても、それだけで1冊分の内容を誇る、
第2部、すなわち朝鮮半島解放から軍事独裁への歴史をベースとした、痛切な悲劇でしょう。

我が国の圧制が破れて生じた束の間の権力の空白期間、
その間に自主独立を果たそうとした、愛国的な若者たち。
しかし、与えられた条件はあまりにも悪く、
また、日米ソの駆け引きに加えて国内的な権力闘争はあまりに激しかった。
結局、彼らは「Z」によってあっさりと、かつ筆舌に尽くしがたいプロセスで殺戮されます。

多分に事実を踏まえていると思われるこれらの醜い悲劇は、
我が「美しい国」日本も一枚噛んでいるがゆえに、
我々をして東アジアの戦後史についての深い学習を促さずにはいられません。
同時に、主人公の口を借りて語られる在日朝鮮人差別を巡る問題も、
ネットなどでの心ない応酬を見聞するにつけ、
いま一度真面目に考えるべきではないかと思います。




Z
販売元: 竹書房

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