和書 769110 (119)
Z
販売元: 毎日新聞社
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とにかく歴史が苦手で世界史はもちろん日本史さえも自信がない。したがって歴史が絡む小説を読むとどこまでが史実でどこからがフィクションなのかがいまひとつ判然としないのだが、第二次大戦で日本が敗戦し、戦前は植民地であった朝鮮に残された日本軍と日本軍に協力した朝鮮人たちの戸惑い、恐慌、そして暗躍といったあたりは史実かと思われる。その戦後のどさくさに登場したZと呼ばれる殺し屋、このあたりはフィクションであろうが似たようなことはあったであろうと思わせられ、Zを現代にいたるまで執拗に追いつづける組織の怨念の凄まじさはさながらナチを追うユダヤ人を髣髴させる。
冒頭、主人公の夢が詳細に描かれる部分でげんなりさせられかけたが、そこさえ乗り切ってしまえばあとはぐいぐい引き込まれ一気に読了できる。歴史が苦手な私が読んでも全くアレルギー反応が出なかった。といってもこの小説は歴史小説ではありません。極上のエンターテイメントです。
Zasshi
販売元: 集英社
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ZOO―愛を下さい
販売元: 河出書房新社
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数年前、ラジオから流れてきた歌声に、心が引き込まれた。
それは、菅野美穂が歌っていた「ZOO 愛を下さい」だった。
彼女がドラマ「愛を下さい」の主題歌を、蓮井朱夏(はすいしゅか)の名前で歌っていた。
このドラマを見ていなかった僕は、しばらく、「蓮井朱夏が菅野美穂である」ことを知らなかった。
本屋さんの写真集の棚を見ていたら、この本のタイトルが目に飛び込んできた。
立ち読みしながら、辻仁成(つじひとなり)さんの作詞の表現力の上手さに、凄さを感じた。
僕ら人間を、動物に例えて、擬人化して、性格描写している素晴らしさ。
それぞれが、一生懸命に生きているのです。
カメレオンになったり、メガネザルになったり、ハイエナになったり。
大都会の人間模様を、こんなに上手く表現されている言葉に、嬉しくなってしまう。
大人の社会に踏み込んだ若者たち、大人が大人として生き残る気持ちへのジレンマ(板ばさみ)、自分自身の心のよりどころを探し続ける時、この本を手にしたくなります。
写真と言葉が、僕らに語りかけてくれます。
その気持ちを、この写真集から読み取れるといいね。
日暮らし 上
販売元: 講談社
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本題へ入らず、前作、ぼんくらで名前があがるくらいにしか出なかった人達から、外堀を埋める。
ストーリーに入り込みやすいように、短編から。
さりげなく、前作の粗筋と人物紹介。
小説家は、細かい考え方をして、組み立てなければなりたちませんね。
弓之介の利発さは、どんな頭の中から生まれるんでしょうね。
どんな大人になるかも、知りたい気分。
宮部さんの作品は数年経って読み返しても、飽きません。
日暮らし 下
販売元: 講談社
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時代小説+ミステリー=日常生活の些事から生まれては消えてゆくけれど大事なモノを気づかせる小説です。
ミステリー仕立てではあるものの、謎解きを主眼に置いていません。それよりも江戸時代の下々の人々の暮らし(まさしく、タイトルの 日暮し です!)を現代の我々の生活にも通じるささやかなモノを汲み取ってくれる、あるいは、私達に思い出させてくれる、そんな小説です。
さらに、連作短編のようになっていて、小さな細かい話しが次第に大きなひとつの流れになり、綺麗に纏まる、そう、ココで思い出されるのは「堀江 敏幸」さんの様な小説です。
堀江さん好きな方で、「どうもベストセラー作家は敬遠しがち」な方、宮部みゆきの初心者(私もですけど)にオススメ致します。
各章に「日暮し」という単語が必ず入るのですが、その入りが絶妙です。さすがというべきか、宮部みゆき!些細な人々の細かい想いをそれぞれに、綺麗に、描写します。
様々な登場人物の中に、あなたのお気に入りの人物がきっといます。三谷幸喜のドラマの様な、スティーブン・キングの小説の様な、それぞれの登場人物に作者の愛情を感じます。
群像劇が好きな方にも、オススメ致します。
ΧΥ(ガイア)伝説
販売元: 主婦の友社
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〇物語 (1978年)
販売元: 角川書店
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あ、またシネマ彗星だ
販売元: キネマ旬報社
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あぁ。二十五年―1958-1983 (1983年)
販売元: 潮出版社
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ああ 好食大論争 (潮文庫 (236))
販売元: 潮出版社
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