戻る

前ページ   次ページ

和書 769110 (321)



さきに愛ありて〈第5部〉ふれあう心 (1977年)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さきに愛ありて〈第6部〉愛の海の中に (1977年)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくら、さくら―おとなが恋して (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

不倫、略奪愛、結婚(できないこと)…それぞれの形の愛における甘やかさや、はたまた不安・怖さを、短編でさっくりと味わわせてくれる。

林真理子の小説に出てくる人に、誰ひとり幸せそうな人はいない。この短編集もまた、そう。「トロピカル・フルーツ」の高田のように、「幸せ」は「あきらめ」のその後にやってくるものなのだろうか、と思わされる。

どうせみんな現実でつらい想いしなきゃいけないんだから、「ちょっといま幸せすぎるんじゃないか?」という時に「いやいや、現実は厳しいもんだ」と揺り戻すために読むくらいがちょうど良い気がする。




さくら、さくら―おとなが恋して
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

今までにわたしが読んだ林真理子さんの恋愛小説は、どれも人間の利己的な感情を余りに克明に描いていて、恋愛に対する幻想や甘い夢をこわされることが多かった。その後味は苦い薬を飲んだような感じだったがこの小説は、甘さと苦さが程よくブレンドされていて、エスプレッソを味わうように楽しめる。

ここに描かれているのは、青春時代の幸せいっぱいの恋愛ではない。そういった恋愛を何度か経験して、もう感情に任せて突っ走ることのできなくなった大人達は自分自身や相手の感情をどこか冷めた目で見つめている。

サブタイトルになっている「おとなが恋して」は、ビジネスの世界で成功した40代初めの女性と彼女が仕事で知り合った既婚男性とのおしゃれな恋である。恋というより軽いお付き合いという感じで、女性の方は恋に憧れる、そして恋愛より勉強(ビジネス)を優先させる少女の様にそれを楽しんでいる。最後の1センテンスが効いている。

「別れてはみたけれど」は、30代前半の独身女性の、冴えない恋愛を描いている。いかにも残りもの同士をくっつけてあげましょうといわんばかりの友達の紹介で知り合うが、人がよく堅実だが、華やかさのないその男性とは、それまでに経験した恋愛の様には劇的に展開しない。ぱっとしない交際に女性が短気を起こしてしまう・・・という物語だが、希望の持てそうなラストである。

全12編の多くに劇的な恋愛の高揚感の後に訪れる倦怠感などの負の感情と、逆に穏やかで平凡な出会いに意外にも訪れる暖かい感情が対照的に描かれているように思う。それらの事態に直面した主人公達の心情がユーモラスに描かれ、共感をもって読むことができた。




さくらいろの童話集 (1978年) (偕成社文庫ラング世界童話全集〈11〉)
販売元: 偕成社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくらいろの童話集―ラング世界童話全集 11 (偕成社文庫 (2054))
販売元: 偕成社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくらの唄 (山田太一作品集)
販売元: 大和書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくらの唄 (山田太一作品集)
販売元: 大和書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくらんぼジャム
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくら伝説
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

揚巻桜と呼ばれる千年桜の下で出逢った男女は必ず心中すると言われている。杜夫と響子はその桜の下で出逢い、暗黙のうちに心中の約束を交わしたような気がした。二人は結婚をし、出逢ってから22年経つ頃、杜夫には他に心中をしてもいいと思う程の女、亜矢と出逢う。いつしかその存在に気づくようになった響子は、杜夫の知らぬところで桜鬼へと生まれ変わろうとする。そして杜夫は自分の出生の秘密を探る魂の記憶の旅に夢中になっていた。生活の中には入り込んでこなかった亜矢だが、その存在が現実に姿を変えたとき、3人の運命の糸が勢いよく絡み始める。

何かでこの本の紹介を知った時、「大学教授の不倫の話」というような感覚で受け止めていた。ちょっと浮ついたような話かと思っていたが全く違ってけっこう重く暗い感じだった。
揚巻桜の名の由来となった揚巻太夫と助六の魂が、今の響子であり杜夫であると彼らが感じ、前世の記憶や現世の過去の記憶を探るあたりがなんだか聞いたことがあるような話だなと思ったら、それもそのはず、前月読んだ「前世療法」が参考文献に名を連ねていた。
終わり方はそうくるかぁ、と思ったが、ある意味ハッピーエンドなのかな。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ