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和書 882814 (41)



ウマ駆ける古代アジア (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 古来、ウマは人類にとって特別な動物でした。騎兵の突撃力は国家の命運を決する決定打となり、ウマは戦場で主人と生死を共にしました。駿馬は主人のステイタス・シンボルでもあり、良馬を巡っては国どうしが干戈に及んだことさえもあります。そうした存在であればこそ、祭祀の場でも、ウマは他の動物とは異なる特別の地位を得てきたようです。
 本書は、東は中原北部から西は東欧に至るまで、馬葬、馬具、そして古代戦車等に関する考古学的なデータを駆使して、ヒトとウマとの関わり合いの濫觴を探ろうとするものです。この特別な関係が、洋の東西と時代を超えた、豊かなツナガリであったことを説き明かしています。
 古代戦車の発達や騎乗の始まり、騎射技術の進歩などが巧く整理されており、便利な書物だと思います。
 他方では、古代遊牧民族の社会的・政治的な状況などに関しては必ずしも十分な解説が及んでいません。そもそもテーマが異なると言ってしまえばそれまでですが、何となく物足りないものを感じるのは小生だけでしょうか。




海を渡ったモンゴロイド―太平洋と日本への道 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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南の島に住む人々が,レーダーも人工衛星もない時代に,どのように島から島へ拡がっていったのか。考えてみれば不思議な話である。
いろんな証拠に基づいて,太平洋の島々を人が移動した経路が推定されている。途方もなくスケールの大きい話だが,いろいろ突き詰めることで点と点がつながっていく。最終的には,日本人の成り立ちについても考察している。
内容は文系的なものから理系的なものに渡り(ほとんど文系的),理学的な本に慣れた身であるからか,やや掴みきれない気がしたが,中身が盛り沢山で読みごたえのある本である。





海のシルク・ロード事典 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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海の文明ギリシア―「知」の交差点としてのエーゲ海 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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私と同年代の大学教授。ギリシャ人を海の民族として海とのかかわりにおいて4つの時代と場所(クレタ、イオニア、アテナイ、マケドニア)の分析を記述する。著者は他人と同じようなことを書くことを潔しとしない人の様で、いろいろうがった見方をする。アテナイとスパルタのペロポネソス戦争は、アテナイの帝国主義に対する、スパルタの解放戦争であったという見方や、アレキサンダーは、先進国ペルシャの王朝の交代を軍事的に実施したなどもので、ギリシャ文化がヘレニズムとして花開いたというのは西欧の一方的見方だなど面白い説を展開する。初歩的な誤解もあるがなかなか面白い。




海辺の民俗学 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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裏切り者の中国史 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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古代から近世まで、権力を追求した様々な裏切り者の栄光と破滅を活き活きと描いていて退屈しません。各章のメイン・(アンチ)ヒーローをつなぐ歴史の展開もしっかり解説しているので、一風変わった中国史としても面白く読めると思います。




英国紅茶論争 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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「茶は、かつて激しい論争を呼び起こす飲み物であった。……茶は健康に良いか悪いか。茶を
飲むことは倫理的に善いことか悪いことか。茶は国の経済にとってプラスかマイナスか。……
本書は、茶がヨーロッパにもたらされて、イギリスに定着するまでの17世紀から18世紀の
間にヨーロッパで書かれた茶論を取りあげ、当時の人が茶をどう捉え、どのように受け入れて
いったのかをたどってみることをねらいとしている」(「はじめに」より引用)。

 まずタイトルははなはだ妥当性を欠く。というのも、著者自身が文中で語るように、当時の
人々が嗜んでいたものが、現代のわれわれの想像するところの紅茶とはどうやら様子が違った
ものであるらしいから。ましてや、本書の扱う論争の舞台は「英国」に限られないわけで。

 要するに、筆者がやりたかったのは、いかにしてイギリス市民の生活に茶が浸透していった
のか、を茶論争をフィルターにして概説する作業なのだろう。
 イギリス人と茶の絡み合いなのか、ヨーロッパにおける茶論争なのか、それとも茶そのもの
なのか。そのあたりのプライオリティの選択を躊躇した結果、今ひとつ全体に煮え切らない
一冊との印象が否めない。
 しばしば論理の飛躍もみられ、文化史研究への寄与はおそらくほとんど皆無。
 単に、近代における茶をめぐるトリビアを気楽に読みたいのならば悪くない、とは思う。




英国コミュニティ・ライフ (同時代ライブラリー (314))
販売元: 岩波書店

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英国ユダヤ人―共生をめざした流転の民の苦闘 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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英国式庭園―自然は直線を好まない (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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