戻る

前ページ   次ページ

和書 882814 (82)



静かな大地―松浦武四郎とアイヌ民族 (同時代ライブラリー (162))
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






沈みゆく大国―ロシアと日本の世紀末から (新潮選書)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者の人間に対する理解と、社会についての洞察が、随所に光る本である。92年から96年に書かれた文章で構成されているが、内容に古さを感じない。むしろ、日本の進歩的知識人の描写は、ある懐かしさを漂わせる。

著者は、西欧と、日本と、ロシアを対置する。商業上の倫理や、社会の秩序といったテーマである。著者の意識はあくまでも日本にある。三者三様ながら、本書では日本がより西欧に近く描かれている印象を受ける。より上手く行っていると。ほんの数年で今は様変わりだ。著者が日本とロシアの特徴を、西欧との距離で測ったとき、かつてプラスに作用したその分だけ、現在は悪い方へ作用しているのだと思う。
著者の社会観が、エッセイにとどまらず、より体系化され、完成されることを待ち望んでいる。




思想史を歩く〈上〉 (1974年) (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






思想史を歩く〈下〉 (1974年) (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






社会人類学案内 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






シャドウ・ワーク―生活のあり方を問う (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

一言でいってしまえば、資本主義というシステムが、「生産」という建前を支えるた
めに、市場の<外部>としてシステムに編成した労働が(労働とさえ意識されずにき
たのだが)、「シャドウワーク」ということになる。それは、かつてあったが、市場の
外部に取り残された原始的労働の残骸などではなく、このシステムが狡猾に企画した
抑圧装置が稼動を始めたまさにその時に、新たに作り出された労働なのだ。それ故、
イリイチはそれらと区別するために「ヴァナキュラー」(根付いている)なる造語を作
りださねばならなかった。自立的な生活を支える再生産労働と、消費の場へ変質され
た中での無報酬労働との混同を避けるためである。これが市場(生産という概念が支
配する世界)から隠蔽された「陰」の部分。
一方、「陽」の部分については、9世紀欧州中世の修道院に出自を持つという「専門家
によるサービス」という仕掛けが分析される。結局それは、自立性を奪い、何かに依
拠しなければ生きていけない状態へ、人々を巧みに追い込み、編成する仕掛けなのだ。
国民国家と母国語の結託、言語の商品化や教育による専門家階級の再生産の仕組みも、
結局は資本制がその陰/陽を巧みに維持し、存続するための仕掛けという事だ。
世界から「離床」した資本制を、再び世界の一部へ組み込む事。それを夢見る点で、
イチイチはK・ポランニーの弟子なのだ。しかし、シャドーワークの具体的内容は
もう一つ分りにくく抽象的。




宗教と非宗教の間 (同時代ライブラリー (285))
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






修験道・実践宗教の世界 (新潮選書)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






松下村塾 (新潮選書)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






食と文化の謎 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

食と文化の謎といっても「肉」を食べることを中心に書かれています。なんでも「肉」がコスト&ベネフィットを考えると一番効率のよい食べ物だとか。著者の視点は、人は生活環境からコスト&ベネフィットを鑑み、いろいろなものを選択して食べるということなのですが、当然行きつく先は「人肉」。なぜ食べないのか?なぜ食べるのか?という視点もコスト&ベネフィットのみでしたが、そこにはもっと心理的な要素もあると思うのですが。人殺しの心理とも併せて考えてみると、この点はもっと面白くなったような気がします。でも、それではこの本の趣旨、視点からは離れてしまうのでしょうね‥‥。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ