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和書 882816 (45)



地球環境政策と日本の課題―立命館大学政策科学部開設記念シンポジウム (岩波ブックレット)
販売元: 岩波書店

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地球環境と子ども (岩波ブックレット)
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地球環境とジャーナリズム (岩波ブックレット)
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地球規模の男女平等―ナイロビから21世紀へ (岩波ブックレット (No.50))
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地球時代に生きる日本―憲法と「国際貢献」 (岩波ブックレット)
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地方都市再生への条件 (岩波ブックレット (No.479))
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中学教師の胸のうち―徹底討論 (岩波ブックレット (No.469))
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中国の「一人っ子政策」―現状と将来 (岩波ブックレット)
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中国人戦争被害者と戦後補償 (岩波ブックレット (No.466))
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中東情勢のいまを読む (岩波ブックレット)
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 1955年生まれのイスラム地域研究者が2003年に刊行した70頁ほどのブックレット。米国はその強引な中東への軍事介入によって、イスラム勢力の反発を買っていたが、それを決定的にしたのが対テロ戦争である。アフガニスタンとイラクの軍事制圧は、現地の安定と民主化をもたらすどころか、治安や経済格差、民族対立、対米感情を悪化させ、むしろ更なるテロの温床を創り出しつつある。イスラム原理主義の浸透と密接に関連するパレスティナ問題についても、ブッシュ政権は国内の支持基盤への配慮から積極的な仲介を行わず、むしろ「対テロ戦争」の口実の下でのシャロン政権の強硬な態度を黙認している。ウズベキスタンでも「対テロ戦争」は独裁政権の人権抑圧の正当化に利用されている(米国はこれらの諸国を軍事的・経済的に支援している)が、こうした状況は世界各地のイスラム過激派を活気付け、その国際的な連帯を促し、米国商品のボイコットや反米デモ、インターネット・文化活動を通じた運動を惹起した。世界はいよいよ「文明の衝突」の観を呈し、イラク戦争の正当性への疑義がそれに拍車をかけている。しかし各国でのイスラム原理主義の台頭の背景には、こうした米国への反発と共に、貧困・経済格差・失業・インフレ・非民主的政治システム等の問題も見られる。こうした状況を踏まえ、著者は米国流の軍事的介入による「民主化」政策や、日本の無定見な対米追随政策を批判し、地道で平和的な国際支援を行うことを提唱している。2003年時点の情報であり、かつ小著であるため根拠が曖昧なまま「…は間違いない」式の断言が目立つが、イスラム諸地域に関して多くの本を書いている著者の手になる本書は、コンパクトに世界各地のイスラムの状況を伝えてくれる点において、きわめて有益である。


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