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和書 882816 (67)



金大中氏事件の真実 (1983年) (岩波ブックレット〈no.15〉)
販売元: 岩波書店

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キーワードで読む現代中国 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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黒沢明解題 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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グラースノスチ―ソ連邦を倒したメディアの力 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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権力とユートピア―ロシア知職人の肉声 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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権力はいかにしてつくられるか (新潮選書)
販売元: 新潮社

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言語からみた民族と国家 (岩波同時代ライブラリー 81)
販売元: 岩波書店

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「さいきん言葉が乱れている」とよく聞く言葉に日頃から違和感を抱いていた。言葉は常に変化するものだし、何をもって乱れというのか。「言葉が乱れてけしからん」と批判する年長世代は、明治大正時代の言葉を喋れと言うわけでもないし、実際誰も喋れない。さらに現在乱れを批判する年長世代は、そのさらに上の世代からすると「乱れている」と批判される立場にあるのではないか。つまり、現在言葉の乱れを批判されている若者世代は、後に年長になると年少世代の言葉を「乱れている」と批判するようになるのではないか、そういった繰り返しではないのかと漠然と考えていた。

著者は、地球上のことばで微動だにしなかった言葉はない、言葉とは乱れの結果であり、乱れてしまった状態をその時代ごとに都合よく「うつくしい」というのであると主張する。また、文法を与えられ文字化される「エリート言語」と、文字化されず、軽視されがちな俗語を対比して論じ、エリート言語を重んじようとする風潮をつよく批判している。言葉は家族や土地から学び始めるのだし、日々発する生きた言葉に実感が伴っているのであると。また、言語の「うつくしさ」や「正しさ」は、言葉自体にあるのではなく、性別、出身地、社会階層、歴史といった外的権威に左右されているのであるという意見は、とても鋭い。そこに公平な判断はまず不可能という。

言葉からみた国家と民族については、カウツキー、レーニン、スターリンが主張してきたマルクス主義における民族や言葉の定義とその変遷を中心に取り上げている。そこでは、民族と言葉の定義を変更せざるを得なくなった苦心や矛盾を浮き彫りにしており、非常に興味深い。
言葉は、制度でもあり個人的でもあり、「非常に矛盾をはらんだ活動」と著者が言う通り、また流動的でもあるがゆえに容易に全体を掴むことはできないが、本書は、方言の様に毎日の何気ない一言からでも、言葉を考える鍵を与えてくれる。言葉に日々疑問を持ち続けている人には是非お勧めです。





現代アメリカの保守主義 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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現代姥捨考 (同時代ライブラリー (291))
販売元: 岩波書店

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現代の犯罪 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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