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和書 908948 (196)



反面教師アメリカ (新潮選書)
販売元: 新潮社

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 世界全体がアメリカになってしまうのではないかと思える昨今。そして、アメリカそのものを直接には知らないのに、自分の周りにはいろいろなメディアを通じてつくられたイメージとしてのアメリカがあふれている。一見とてもいい人のアメリカ、でもある一線を越えると別の顔を見せるかもしれないアメリカを教えてくれる。




武士道と日本型能力主義 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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武士道といえば、盲従、没個性のように言われることが多い中で、丸山真男の「忠誠と反逆」のような、主体的な意思と責任感を持って主君の過ちに対しては「諫言」や「押し込め」といった手段に出ることも多々あったということが紹介されている。
江戸時代には、身分制度も実はそこまで固定化されておらず、能力や功績による登用が制度として保障されていたことなどは歴史の認識に対しても新しい切り口を見せてくれる。
その中で、終身雇用制度自体に問題があったのではなく、「バブル」という特殊な環境下で歪められた制度として捉えることは、これからの「日本的経営」にもひとつの道しるべとなるであろう。
ただ、このような武士道を扱った本は、大抵「武士道」=「日本人の根幹思想」とする向きがあり、この本でも例外ではない。しかし、武士道だけに留まらず、儒学などにしても、「武士」という「特権階級」の思想であって日本人全員がその論理に従って生活していたわけではなく、町人や農民はむしろ独自の倫理、論理を持って活動していたのではないか。
その部分をもっとクローズアップすれば、日本の伝統思想の素晴らしさだけではなく今なお底流する伝統思想の問題点もみえてくるのではないかと思う。




ベルギー―ヨーロッパが見える国 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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法と正義の経済学 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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市場原理で全てを割り切ろうとするリバタリアンまたは新自由主義者の著書。
この著者は、社会的正義や国家の公共的役割を否定しているようだ。
だが、そのような思想が誤謬であるのは言うまでも無かろう。
こういった誤謬は人間や社会についての理解の浅さ、視野の狭さによるもの。

また、長い歴史から培われた人類の英知に反するものである。
したがって、真の保守主義とも相容れない思想である。

つい最近まで、このようなネオリベ的論調が跳梁跋扈していた。
しかし、日本人はそれが眉唾物であることを看破しつつある。
これは日本人の賢明さを証明するものであり、喜ばしいことである。




マカオ物語 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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マイナーな地域の歴史を追うことは、歴史の本流を外す、という行為ではない。往々にしてメジャーな地域の歴史(マカオの場合、中国とポルトガル)が、様々な雑音に惑わされて右往左往するのに対し、マイナーな地域(マカオ)に一本のしっかりとした線が見えることがあるからだ。

マカオの場合、それはもちろんカジノである。カジノは中国やポルトガル本国で禁止されたりしながら、マカオに必要悪(?)として存続する。その歴史を見るだけで国際関係の複雑な糸が少し解れる気がする。




マーケティングを知っていますか (新潮選書)
販売元: 新潮社

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”マーケティングを知っていますか?”という優しい問いかけのタイトルの様に、丁寧で、読者へのサービス精神にあふれた一冊。 誰もが良く知る商品のマーケティングのストーリーを追って説明をしたと思えば、学問としてのマーケティングを深く掘り下げる部分があったり、わかりやすいだけでなく、奥の深い入門書でもあります。是非とも入門書と言われる他の書も見本にしていただきたいと思いました。 




港をつくる―流通・産業から都市活動へ (新潮選書)
販売元: 新潮社

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世界地図の中で考える (新潮選書)
販売元: 新潮社

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本書は実に雑多な文章から成り立っている。学際的な分野を狙っているが故に、こうしたスタイルをとっているとのこと。

インドとイギリスについて書いた部分を読んでみた。イギリス人はインドまで金儲けをしにいったのだが、そこにとどまったのは「文明」を広めるためであったという。国内でもこのことについて論争はあったが、基本的には、外国人に文明を押し付けることは無理だという冷めた認識の下に、押し付けていたという。

ひるがえってベトナムにおけるアメリカ人は、文明を広めるという使命感抜きには、存在できなかった。アメリカは「智恵」の国ではなく、「生命力」の国である。だからアメリカにはイギリスの真似はできない。

・・・以上の認識は、現在でも正しいだろう。歴史に学ぶということの力強さ、高坂正堯という人の懸命さには、あらためて驚いてしまう。




戦後日本経済史 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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日本の戦後経済は、戦時中につくられた経済体制の上に築かれたとの認識のもと、戦後の経済史をひもとく一冊。高度成長や石油ショックの対応において優れたパフォーマンスを示した、この体制が今や機能不全に陥っていると本書は指摘する。

「週刊新潮」に2006年8月から07年7月まで連載された「戦時体制いまだ終わらず」の記事をまとめたものであるから、エッセー風の読みものとなっている。したがって、この体制自体(著者は「1940年体制」と呼ぶ)についてまとまった記述がされているわけではない。しかし、著者の観点から時系列に歴史をひもとく本書を読む事は、現代日本低迷の本質を知る上での参考になることであろう。

「1940年体制」の詳細については、同著『1940年体制−さらば「戦時経済」』(東洋経済新報社)に記述されているので、こちらも併読するとより理解が深まるに違いない。






ヨーロッパ像の転換 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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