和書 908948 (293)

ベーシック会社法入門 (日経文庫)
販売元：日本経済新聞社

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非常にわかりやすく、頭に入る法律の本だ。
私自身、法には携わっていないのであまりとやかく言うことはできないが、最近の商法改正の焦点もきちんと明確に違いを示していて好感が持てた。将来ひとつの会社にとどまらず、思うように生きたいと考えている人にとっての一般教養の本。

ベーシック会社法入門 (日経文庫)
販売元：日本経済新聞社

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ベーシック会社法入門 (日経文庫)
販売元：日本経済新聞社

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前半は、仮想ケースを使った具体的な説明がなされていて、さらにフローチャートや
図による解説もあり、「おっ、わかりやすい。」と思わせます。
ただ、中盤以降はいたって普通な入門解説本です。シンプルでやさしいともいえますし、
骨組みばかりでわかりにくいともいえる。序盤以外にはケーススタディもなく、状況が
具体的にイメージできません。要は類書と似たような感じで本書独自の出色した良さはない
かもしれません。あくまで予想ですが、具体的でないので、ビジネスマンさんが実践的に
使える知識も少ないと思います。
先のレヴュアーさんも書かれていますが、図表ももっとあった方がいいと思います。
本書に限りませんが、公開会社と非公開会社の違いや、種類株式の説明は、文章だけでは
（相当頭が良くない限り）初心者には理解できないと思います。
また、入門書といっても、学生や新入社員というよりも、ある程度実務をかじった人を
想定しているように思います。説明なく登場する会社がらみの専門用語が非常に多い
からです。社会経験のない私のような純粋学生にはやや引っかかるかもしれません
（日経文庫ですから当然といえば当然ですが）。
なお、判例百選番号が記されていて、学生を意識しているようですが、以上の内容から
いってあまり成功しているとは思いません。百選をひきながら腰をすえて勉強するなら
神田『会社法』あたりを直接読んでもたいしてかわらないと思います。
というわけで会社法自体の解説は、格別わかりやすくもなければ、十分でもなく、
やや退屈でした。それより導入部分や囲み記事などの周辺情報の方が読み物として
面白かったです。宍戸先生は「法と経済学」の研究者でもあるので、今度はその辺で
一冊書いてほしいかなと思います。

ベーシック会計入門 (日経文庫)
販売元：日本経済新聞社

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ベーシック医療問題 (日経文庫)
販売元：日本経済新聞社

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医療政策の第一人者、慶応大学の池上直己教授が医療問題について
まとめた第３版（2006年度改革対応）です。池上先生の論文は
非常に難しいのですが、本書はとてもわかりやすくまとめられています。

日本の医療問題をざっくり知りたい方にはオススメです。

ベーシック医療問題 (日経文庫)
販売元：日本経済新聞社

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　例えば「３時間待ちの３分診療」の問題を考える。素人考えで言えばどう考えても医師の数が足りないから待ち時間が長くなる、だから医師の数を増やせばいい、という話になる。
　だが今の保険制度の枠内で医師を増やせば医療財政は破綻してしまう。政策側から言えば医師を増やすには国民にそれなりの負担を強いることになるがそれでもいいか、と言うことになる。
　病院側からすれば、大学病院や総合病院、評判の良い診療所など特定の医院に患者が集中するのが原因であり、例えば軽症患者は高度医療を提供する病院に来られないようなシステムを考えて欲しい、となる。
　医療というのは多くの人の関心が高い問題であり、それゆえ色んな立場が衝突してしまって身動きの取れない状態になってしまっているように思える。逆に言えばこういった立場の複雑さが医療問題を語る本のネックになっていて、どうしても自分の立場に立った偏りのある、そしてしばしば感情的な議論になってしまう。
　この本はそういった感情的な議論に陥らず、なるべく公平な視点に立って医療問題を議論しようとしており、非常に好感が持てる。医療問題を知るにはまず第一選択となる本であると言えよう。

ベーシック地球環境問題入門 (日経文庫)
販売元：日本経済新聞社

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