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ミュージック 3180791 (216)



The Band
販売元: Indent Series

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69年発表の2nd。屈指の名曲の3.を筆頭に名曲がギッシリ詰まったアルバムである。歴史的な名盤である1stと完成度、曲で比較しても大差のないレベルの作品だが、前作よりも少しだけ楽し気な雰囲気が増し、イメージとしてのザ・バンドにより近くなった作品だと思う。アルバム全体から滲み出ている音そのものの暖かささは、サミー・デイヴィスJrの自宅を借りて録音したという話から、その効果の現れなのだろう。モコっとしているようで芯には堅いものがあるようなこのサウンドこそが、このアルバムでの一番の聞きどころだと思う。微妙に乾いた感触は次作の「ステージ・フライト」の湿った音とは対象的であり、質感としてはもちろんこちらのザ・バンドには似合っていると思う。後に人間関係で色々と問題が起きる彼ら。それはグループの常であろうが、この時期の彼らは人間関係においても最高だったのだろう。裏ジャケの楽し気な写真がアルバムの完成度の高さを物語っている気がする。




The Band (Remaster) (紙ジャケ)
販売元: EMIミュージック・ジャパン

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Music From Big Pinkに続くザ・バンド第二作。カナダの広大な大地を連想させる、ホワイトソウル的な叙情感溢れる前作から一転して、アメリカ南部音楽のルーツに回帰した、ブルース、カントリー、R&Bの影響が強く感じられる作品集だ。ホークス時代のリーダーで、唯一のアメリカ人レヴォン・ヘルムの存在感が強くなっている。前作では、レコーディング直前にグループに復帰し、どちらかと言うと4人のカナダ人の縁の下の力持ちと言うか、渋い脇役に徹していた。それでも、彼がリードボーカルをとった埋め合わせ曲"The Weight"が、グループ最大のヒットとなった。
本作では、前作にあった茫洋とした神秘性やスケールの大きさは薄れてしまっている。しかし本作では、アメリカ南部にピッタリとポイントが絞られている。その大地に根を張って生活する人々を低い目線から見た歌詞が興味深い。レイドバックしたシンプルなプレイぶりも心地良い。ところどころでアコースティック楽器を用いながらも、乗りの良いグルーブ感は筋金入りだ。
暖かい眼差しでアメリカ南部の伝統を歌詞にしたのが、ロビー・ロバートソンだ。若い頃からブルースギターの習得に励み、南部のピッキングを自分のものとした。70年代最高の白人ギターリストの一人だ。作曲能力も優れている。
マスター・プレヤー・オブ・ザ・バンドがキーボード、アコーディオン、サックスのガース・ハドンだ。大学教授のような風貌で深遠な思想を語る。クレジットはされていないが、全曲で秀逸なアレンジを施している。バンドの隠れた重鎮だ。
ソウルフルな歌声と善良なピアノとドラムスが、リチャード・マニュエルだ。彼の書いたメランコリーな曲は一度聴いたら忘れられない。まるで精密なガラス細工のように前作、本アルバムでは光輝いた。しかし、この後その輝きは失われてしまった。
グルーブするベースライン。無骨で暖かいハーモニー。カントリーとR&Bを混ぜ合わせたようなボーカルも独特だ。陽気な人柄で誰からも愛されたのがリック・ダンコだ。
筋金入りの南部人がレヴォン・ヘルム。アーカンソーのウエストヘレナの綿花畑で育つ。バック・ビートの効いたドラムス、よれよれのギターやマンドリンのヘタウマプレイも見事。ブルージーなリードボーカルも天下一品。アメリカ南部のルーツ音楽を題材とした本作では、八面六臂の大活躍。ザ・バンドの精神的な支柱でもある。




Band Of Gypsys
販売元: Universal

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この音源を初めて聴いたのは確か高校生の頃。当然アナログ盤です。あえて私が言及するまでもなく「Machine Gun」のソロを初めて聞いたときは、一体何が起きているのか、これ本当のギターなのか、別にとった録音テープなのか、もしかしたらボーカルなのか、どっちにしても全くわかりませんでした。空前絶後の演奏という言葉はこの曲のためにあります。後刻、映像で確認して、またしても驚いた次第です。ジミヘンの場合、ウッドストックの「星条旗よ永遠なれ」が話題になりますが、彼の気合が注入された音源としては、「Machine Gun」がベストと思っています。音源そのものは何度かCD化され、また別バージョンも出回っているので新味はありませんが、入門編(ちとキツイ?)、とにかく音で驚きたい人にはお勧めです・






Band of Gypsys
販売元: Mca

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この音源を初めて聴いたのは確か高校生の頃。当然アナログ盤です。あえて私が言及するまでもなく「Machine Gun」のソロを初めて聞いたときは、一体何が起きているのか、これ本当のギターなのか、別にとった録音テープなのか、もしかしたらボーカルなのか、どっちにしても全くわかりませんでした。空前絶後の演奏という言葉はこの曲のためにあります。後刻、映像で確認して、またしても驚いた次第です。ジミヘンの場合、ウッドストックの「星条旗よ永遠なれ」が話題になりますが、彼の気合が注入された音源としては、「Machine Gun」がベストと思っています。音源そのものは何度かCD化され、また別バージョンも出回っているので新味はありませんが、入門編(ちとキツイ?)、とにかく音で驚きたい人にはお勧めです・






Band of Gypsys(Tシャツ)(ブラック)(Lサイズ)(HWZCI-19843)
販売元: ROCK DEPOT

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Band of Gypsys(Tシャツ)(ブラック)(Mサイズ)(HWZCI-19842)
販売元: ROCK DEPOT

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Band of Gypsys(Tシャツ)(ブラック)(Sサイズ)(HWZCI-19841)
販売元: ROCK DEPOT

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Band of Gypsys(Tシャツ)(ブラック)(XLサイズ)(HWZCI-19844)
販売元: ROCK DEPOT

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Band on the Run
販売元: Parlophone

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ひところはよくある“ベストロックアルバム”的な企画にはよくその名を見かけた1973年発表のポール&ウィングス、初期の名盤である。良く知られているがレコーディングの為アフリカに向う直前にギターリストとドラマーが脱退、ポール&リンダ夫妻、サイドギタリストのデニーレインの3人でアフリカはナイジェリアに向った。ドラムはポール自身が叩き、リードギターフレーズのほとんどもポールと思われ、他ベースはもちろんピアノ、キーボードとほとんどポールのプレイによるものでポールのソロアルバム的な要素も大。アルバムの内容はオープニングの「バンドオンザラン」から「ジェット」〜「ブルーバード」と続く流れはまさに絶品!またアコーステックな味わいの深い「ピカソの遺言」でも途中のアレンジが凝っていて決して単調な曲に終わっていない。初めてデニーレインと競作した「ノーワーズ」も小品ながらオーケストラアレンジやコーラスワークも素晴らしく隠れた名曲だ。ちなみにアルバムのオーケストラ・ブラスアレンジを担当したのは当時デビットボーイやマークボランなどのプロデュースを担当していたトニービスコンティーである。基本的な録音をナイジェリアのEMIスタジオで行った為アルバム全体のトーンは統一している。サウンドは“3人バンド”のせいかきらびやかさや派手さは以外になく落ち着いたまとまりのあるサウンドである(エンジニアはビートルズ時代の名エンジニア、ジェフエメリック)。また全体にどこか“アフリカ的”な雰囲気が流れていておもしろい。全9曲、CD時代の現在けして多くない曲数だが全ての曲が流れ的に最高と思われる順番で収録されている。アメリカ盤ではシングル曲の「愛しのヘレン」を「ノーワーズ」と「ピカソの遺言」の間に収録しているがこれはやはり違和感が・・現在発売されている93年リマスター盤のようにアルバム最後にボーナストラックとして収録されているのが正解だろう。最終曲「1984」でのオーケストラサウンドのリフレインとそれに続く「バンドオンザラン」のコーラスによるエンディングを聞き終えた後はいつ聴いても感動である!まさにポールがビートルズ解散後に初めて放ったホームランであり最高傑作のひとつである〜また1973年というロック黄金期の色あせないロックンロールアルバムの傑作でもある。






Band on the Run
販売元: EMI

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The Beatles解散後のPaul McCartneyの活動は、かつての彼の輝かしい軌跡とは全く違った、苦々しいものばかりで、ファンとしてももどかしいものがある。何よりも完成度のあまり高くない作品の中に、磨きあげられないままの才能と多くの可能性が含まれているが故に、その想いはより一層強いものだった。そして、そんな憂鬱な想いを全てぶち壊してくれたのが本作"Band On The Run"なのではないか?と思う。こうして活き活きと音楽を創るPaul McCartneyを誰もが待ち望み、溢れ出す才能を存分に発揮させてくれる事に、リスナーは喜びを感じざるを得なかったのではないだろうか?

何よりも大きい事は、The Beatlesという呪縛から完全にPaul自身解放された事が大きいのではないか?と思う。前作"Red Rose Speedway"により一定の評価を取り戻し、バンドのメンバーと共に、ラゴスという隔離された環境で苦しいレコーディングを行う事により、苦楽を共にした仲間達との深いチームワークも構築したのだろうと思う。音源を聴いてみても、かつてThe Beatles時代に発揮させていた、創造する事に対する絶対的な自信がPaul自身に存在する事が伺い知れる。そして、何よりも大事な事は、The Beatlesとは違う、Paul McCartney、若しくはWingsとしての新しい音楽のスタイルが出来た事なのだろうと思う。

本作の幕を開く楽曲、"Band on the Run"のイントロは、これから始まる作品の素晴らしさを物語るかのように、聴衆に対し、ワクワクと期待を生ませる力がある。Paulお得意のメドレーで曲を繋ぐ方法で、見事に構築されたこの楽曲は、かつての彼の名曲と比べても遜色の無いパワーがある。そして、後に続く"Jet"、"Let Me Roll It"、"Helen Wheels"といったロックンロールナンバーの力強さが、このアルバムの勢いを更に大きなものとして、The Beatlesの"White Album"にあったような、短編的なお洒落な作品"Bluebird"、"Mrs. Vandebilt"、"Mamunia"、"No Words"と言った素晴らしい作品が間を生める。ラストの"Picasso's Last Words"を聴いていると、まるで何かの映画のクレジットを見ているかのような、満足感を感じてしまう。

印象的なジャケット写真を施され、Paul自身の一時代を築く名盤として、現代でも素晴らしい輝きを保っている。


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