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ミュージック 569218 (72)



Single Collection of Early Days vol.1(紙ジャケット仕様)
販売元: ソニーミュージックエンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 最近では「ダ・ヴィンチ・コード」が世界的な大ベストセラーになったけど、郷ひろみが「モナリザの秘密」を歌った翌1974年は一大モナリザ・ブームの年だった。上野の東京国立博物館に本物の「モナリザ」がやって来たのである。
 「モナリザの秘密」は前年の12月にリリースされてるので、つまりモナリザ・ブームを当て込んでリリースされた訳ですね。
 実際にモナリザが来てからは、皆が思ってたよりずーっと絵のサイズが小さかったって事が巷の話題になってた記憶がある。
 「モナリザの秘密」は、バロック調(って言ってもプログレの文脈なんだろうけど)で始まる格調高いイントロで、岩谷時子が詞を担当してた初期郷ひろみ作品の中でも傑作の部類だと思う。♪君はモナリザ 僕を狂わす 謎の微笑みよぉー ナゼェーーーィ 心を開いてくれないーィー?って、モナリザの絵の前でひろみが真剣に歌いかけてる図を想像して思わず笑ってしまう。
 それにしても「モナリザの秘密」の前後の「裸のビーナス」とか「花とみつばち」はさらに印象深い。当時、小学生だったんだけど、家族で、休日にマイカーなんぞ乗ってると、父親がAMラジオなぞを無造作にかける訳だ。そうすると不二家歌謡ベストテンなんかやっていて、ひろみの破廉恥な歌がかかる訳。♪可憐な裸のビーナスぅー とか ♪まぶしいのははーだかのムネっさぁー とか ♪ゆーびをかーたく絡ませ背中にくちづけぇー とかやられると、まだウブな小学5年生はひとり赤面する訳ですよ。家族団らんの空気をひろみの歌が一気にかき乱すのである。毎度毎度AMラジオのスイッチに手を伸ばす父親の無神経さに、当時ヒジョーにいらだった覚えがある。
 そんな感じで、ひろみの歌にはまだ知らぬ性の喜びを垣間見せてもらった気がする。
 ちなみに上野動物園でパンダのカンカン、ランランが公開されたのは1972年。1970年には万博もあったし、70年代は世界中から色んなものがやって来たものだなぁ。




Single Collection of Early Days vol.2(紙ジャケット仕様)
販売元: ソニーミュージックエンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 今回のSingle Collection of Early Daysの中では、もちろん悩むけど、この vol.2の頃のひろみが一等好きかな。少年期を脱皮して、青年のクールさ、シャープさが色濃く表れている。「よろしく哀愁」以降~筒美京平の手を離れる前の時期で、派手さはないけど、佳曲がズラッっと並ぶ。
 どの曲も捨てがたいけど、これから冬に向かうこの時期なら「寒い夜明け」がドンピシャにはまる。楳図かずおの詞がなんとも素敵だ。別れ間際の恋人達を描いているけど、「♪一人で脅える 幼い心が 好きさ」なんてこの期に及んでの男の意地悪なセリフもあったりして。二人の関係性の暗喩として、ビーズが飛び散ったり、刺繍がもつれたりなんてのも、物に心が宿る楳図ワールドを髣髴とさせる。一番印象的なのは二番の「♪渋谷で買ったエナメルのブーツ すり減ってしまい 足音も揃わないなーんてー」ですね。これは公園通りだろうけど、渋谷のイメージが20年でこんなに変わっちゃうなんてね。そう言えばこの翌年、「♪ハイヒールのかかとが折れて歩けない」なんてジュリーの歌(「さよならをいう気もない」作詞:阿久悠)もあった。なんか、この時期って、ひろみもジュリーも不思議な透明感、喪失感があって素敵ですね。




Single Collection of Early Days vol.3(紙ジャケット仕様)
販売元: ソニーミュージックエンタテインメント

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 郷ひろみと言えば筒美京平なわけだが、TBS水曜劇場「ムー」の企画モノである樹木希林とのデュエットソング「お化けのロック」(1977年9月発売/作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:萩田光雄)以降は様々な作詞家、作曲家がHIROMI GOを手掛けることになる。
 都倉俊一は「バイブレーション(胸から胸へ)」(1978年3月発売/作詞:島武実/作曲:都倉俊一/編曲:都倉俊一)が最初で、「林檎殺人事件」を挟んで「ハリウッド・スキャンダル」へとつながっていく訳だ。
 郷ひろみはアイドル脱皮の時期で、「ムー」「ムー一族」でコミカルな面にスポットが当たり、「お化け~」「林檎~」が予想外の受け方をしたこともあって、そのゆり戻しの楽曲として、いかにも芸能界、ゴージャスイメージの都倉俊一に白羽の矢が立ったのかもしれない。
 「バイブレーション(胸から胸へ)」は広告的な世界観の詞で、いかにも島武実である。当時、郷ひろみを指して、近田春夫がプラスチック感覚といったことを言っていたが、島武実の詞はそのイメージに大きく影響していると思う。メチャクチャ夏の詞なのに春先発売というのがおかしい(広告っぽい)。
 「ハリウッド・スキャンダル」はビージーズの「愛はきらめきの中に」が楽曲の下敷きとしてあると思う。詞先か曲先か分かんないけど、ミラーボールとかレザリアムなんて詞は明らかに「サタデー・ナイト・フィーバー」のイメージ。いまあらためて聴くと、ホーンとか使ってるものの、それほどゴージャスなアレンジではなく押さえ気味、でも時代を感じさせるサウンドである。その曲を聴くことで、当時の出来事とか思い出がどれだけ引っ張り出されるかってのが、その曲のある種のチカラだと思うんだけど、僕にとってこの曲は、まさにそうしたチカラがあって、高校時代のアレコレが思い出される。
 詞は当時も話題になったけど、思いっきりヘンで「♪俺、爪の先までビッシリビッシリ、俺、爪の先まで惚れていたの、さぁー」「♪君、髪の芯までビッシリビッシリ、君、髪の芯まで女だった、よぉー」ってかなり気持ちの悪い表現で、そこがとってもステキである。




Single Collection of Early Days vol.4(紙ジャケット仕様)
販売元: ソニーミュージックエンタテインメント

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Single Collection of Early Days vol.5(紙ジャケット仕様)
販売元: ソニーミュージックエンタテインメント

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SINGLE FOUR
販売元: インディペンデントレーベル

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SINGLE FOUR
販売元: インディペンデントレーベル

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SINGLE FOUR
販売元: インディペンデントレーベル

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SINGLE FOUR
販売元: インディペンデントレーベル

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SINGLE
販売元: ポリスター

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