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ミュージック 569246 (34)



おとしばなし「吉朝庵」(1)
販売元: EMIミュージック・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1997年収録の『地獄八景亡者戯』で、2005年に早逝した吉朝としては、亡くなる8年前の録音ということになる。
 この噺は、何が完成型かわからない、不思議な大ネタではあるけれど、このCDを聴いていると、少なくとも「吉朝の地獄八景」としては、まだ未完成だなあという印象。その意味で、ちょっと厳しいが減点して★4個。
 吉朝自身、それがわからなかったはずはないが、CDの発売にあたって、1枚目は遊び心満載の『地獄八景』にして、2枚目以降で、定番の古典をきっちり演じたものを出したというのが、いかにもシャイな吉朝らしいなあ、とあらためてしみじみ思う。

 後半、閻魔大王に「一芸ある者は極楽へ行かせてやる」と言われて、名乗り出た男(ほとんど吉朝自身だが)が、噺家が舞台に出るところの形態模写をやる件りがあるけど、そこは音を聴くだけではちょっと辛いね。師匠の米朝、枝雀、春團治と、いちいち袖に引っ込んでは、それぞれの出囃子まで鳴らして、座布団に座るまでの真似をするのだが、客席も爆笑だし、ぜひとも映像が見たい!
(それにしても、いったん高座に上がった噺家が、袖に戻って出直すというのは、芸としてやっているにしても前代未聞ではなかろうか。吉朝の洒落っ気に拍手。)

 ここに書くべきことではないが、吉朝の『地獄八景』のDVDが出るのはほとんど絶望的だろうから、あえて情報として書いておくと、W資料館のライブラリーに、このCDとは別の高座だけれど、吉朝の『地獄八景』のビデオがあって、形態模写の件りも見られる。やっぱり映像で見ると爆笑ですよ。




おとしばなし「吉朝庵」(2)
販売元: EMIミュージック・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1998年収録の2席。
 『たちきり』は上方落語の名作だが、私は個人的にちょっと苦手な噺。
 だが、このCDの吉朝の出来は素晴らしい。もし、10年後の吉朝が高座に上がったとしても、これ以上の『たちきり』は聴けなかったかもしれない。それほどの至芸である。
(だとしても、ずっと元気で高座に上がり続けてほしかったと、もちろん思うのだけれど)。

 前半、道楽が過ぎた若旦那をどうこらしめるか、親族会議で話し合われる件りは、笑いも多くて楽しい。会議自体の場面はなくて、別の部屋にいる若旦那が、丁稚の定吉から、会議の様子を聞き出す、という形で語られるのだが、この落語ならではの卓抜な構成でテンポ良く進む。

 しかし結局、「蔵に百日間押し込め」と決まった若旦那が、恋仲の芸妓・小糸と会えなくなった後の展開は、ちょっと悲しすぎて聴くのが辛い。若旦那に厳しく接する番頭が、悪意ではないだけに、かえって悲しさが増すような気がする。
 とはいえ、吉朝は決して重苦しくなりすぎないように演じていて、さすがだと思う。若旦那、番頭、お茶屋のおかみさん、人物の造形も申し分ない。

 もう1席の『つる』は、一転してバカバカしいお笑い。とはいえ、米朝が「落語のエッセンスがつまった噺」と言っているように、決して簡単な噺ではない。
 でも、この吉朝の高座は、いかにも楽しそうに語っていて、落語が大好きだった吉朝の笑顔が目に浮かぶようだ。




おとしばなし「吉朝庵」(3)
販売元: EMIミュージック・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

殊に「住吉駕篭」は完璧。素晴しいの一言。
「かぜうどん」、冬の夜の空気感がひしひし伝わる。
云うても詮無き事乍ら、高座での所作はどんなであったか、見たかったなあ…。




おやこ寄席(1)
販売元: インディペンデントレーベル

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おやこ寄席(10)
販売元: インディペンデントレーベル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

子どもはお笑いが大好きですが、本格的な落語は言葉が難しくて...でも文我さんのおやこ寄席は子どもにもよくわかるし、声の表情も豊かでとても引き込まれます。よく子ども図書館に置いてある子ども向けの落語の本のシリーズとも呼応しているので、その点もグーです。
この巻は「じゅげむ」と「夏の医者」と出来心からのダイジェストの「花色もめん」。中でも「夏の医者」が絶品です。




おやこ寄席(1~5)
販売元: インディペンデントレーベル

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おやこ寄席(2)
販売元: インディペンデントレーベル

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おやこ寄席(3)
販売元: インディペンデントレーベル

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おやこ寄席(4)
販売元: インディペンデントレーベル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

渋滞対策に、車で聞いていました。
車での移動の多い方、「おやこ寄席」シリーズのCDはお薦めです。

おやこ寄席のCDは6枚持っていますが、すべての話の中で
子供の一番のお気に入りはこのCDに入っている「たいらばやし」です。
落語CDを一枚買おうと思っているけど、どれが良いかと迷っているという方、
このCDには、他に「てんぐの酒もり」「時うどん」が入っていますが、
どれも楽しいお話です。個人的にはとてもお薦めしたい一枚です。




おやこ寄席(5)
販売元: インディペンデントレーベル

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今年は「タイガー&ドラゴン」のおかげで若者の間で落語ブームだそうですが、文我さんのおやこ寄席には5歳の次男も大笑いしていました。この巻は「サギとり」「おやこ酒」「どうぎり」です。「おやこ酒」のよっばらいの役作りははすごいです!子どもたちも、ねえ、あのとんがらがしがしの落語またかけて~」とよくねだっています。


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