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ミュージック 569246 (255)



志の輔らくご 両耳のやけど2
販売元: テイチク

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「宿屋の仇討」は、良く演じられる題目だが、場面設定が次々と変わる為、本当に面白く演じるには、かなりの技量が必要である。時として、下手な噺家が演じている物を耳にするが、談志ではないが「寿限無」を聞いている以上に、耐えがたい噺になってしまう、難しい噺である。これも恐らく元々は上方の噺で、御伊勢参りの旅の噺が独立して演じられる様になったと思われる。口演としては、米朝、文珍には及ばない物の、登場人物の描きわけをキチッとしており、立派な真打の噺になっている。次の「千両みかん」も、上方噺が移植された物だろう。「宿屋」と較べると、私は此方の方が遙かに良い出来に感じた。土用の最中、自分の失言から「みかん」探す羽目になった番頭、みかん問屋の旦那の問屋としての心意気、見つかった「みかん」食べる若旦那の様子、そして、3袋のみかんを持ってトンズラする番頭のそれぞれの心理を、巧みに演じており、聴いていて飽きの来ない、良い作品に仕上がっている。特に、若旦那がみかんを食べるシーンの工夫は、志の輔ならではの物で、大いに笑える場面である。志の輔ファンであれば、買って置いて損の無い1枚である。




志の輔らくご 両耳のやけど3
販売元: テイチク

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正直、志の輔の落語を初めて聴いた時、その上手さに驚いた。この世代の噺家のなかでは、抜きん出た存在である。「八五郎出世」は、よく演じられる作品であるが、意外と難しい題目である。放蕩な若者でありながら家族思いでも有る八五郎をキチッと演じ分けるには相当な技量が必要である。圓生・小さんと言った大看板でも油断の出来ない噺だが、志の輔は実に上手く演じ分けている。特に、殿様の前で母親の思いを妹に伝える場面は、一聴の価値が有る。最後の締めは、立川流らしく恥ずかしさを隠す為、御目出度い出世話を逆手に取った所は、師匠の談志も苦笑いした事だろう。
何れにせよ、大看板に引けを取らない名演である。「芝居の喧嘩」は、恐らく談志譲りの噺であろう。随所に談志らしさが見られる。芝居小屋での口調、リズム、間の取り方は、談志の芸を好く盗んでいる。ここは、講談調になる所で、最近人気の低迷している講談の語り口を、しっかりと物にしている所に、これからの志の輔の芸の幅の広さを予測させる。最後の落ちも、枕の振り方が上手く生きて、談志とは違った切れ味を感じる名演である。




志の輔らくご 両耳のやけど4
販売元: テイチク

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志の輔さんの「両耳のやけど」シリーズは、録音も明瞭ですし、滑舌はっきりしています。もちろん志の輔さんですので、独自の視点から登場人物の心情や発言に解釈が加えられています。




志の輔らくご 両耳のやけど5
販売元: テイチク

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志の輔らくご 両耳のやけど6
販売元: テイチク

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『鼠穴』は、要は長い話が夢だったという話です。
でも、落語で語られる話はフィクションですから全て夢みたいなもんです。

その夢の話を切実に、これでもかという迫真の語りで聞かせます。
立川志の輔は師匠の鼠穴を初めて聞いて不覚にも涙したと書いています。

その感動を自分の世界で描き直して伝えようという覚悟のようなもの。
それを感じます。

江戸時代の古典落語ですが、脱サラ(脱奉公人)の弟の出世話でもあります。
脱サラ出世を褒める兄のセリフが心に沁みます。

「百両稼いで、よくて三両自分のものにするか、全て自分のものにするか。」
やってみないで何がわかるという話方でした。

そういえば、立川志の輔も大卒後一度サラリーマンした回り道の人です。
涙の沁みる世界を通り抜けた話に聞こえるのです。




志の輔らくご 両耳のやけど7
販売元: テイチク

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「紺屋高尾」は、圓生の得意ネタでこれは右に出る物が居ないと言って過言では無い。二番目が師匠の談志の「高尾」で、三番目がこの志の輔である。正直言って、聴いて驚きを隠せなかった。吉原で一晩過ごした翌朝、高尾に自分が紺屋の職人に過ぎないと白状し、また、高尾が素直にそれを受け入れる場面は、職人の実直・誠実さをこれでもかと演じ、それに胸を打たれ、感激する高尾を物の見事に演じ出している。志の輔が、噺の中でも言っている通り、起きている事は、往年の「吉永小百合」が、下町の店も持たない染物職人に、嫁ぐ決心をしようと言う場面である。この場面は、円楽等が演じると、ともすると滑稽になってしまい、噺全体を壊してしまうのだが、志の輔は変な脚色はせず、真正面から見事に演じきっている。志の輔がこの場面に、この噺の全てを賭け、自分の持てる限りの技を全て出し尽くしている。これは、志の輔が、本当にこの噺を理解し、初めて成せる物である。程良いクスグリを前半に織り込む事で、適度な笑いを取り、後半を全精力で乗切る事で、実に巧く、この噺を真の人情噺に仕上げている。実に素晴しい口演である。志の輔ファンには、必携ともいえる1枚である。




志の輔らくご 両耳のやけど8
販売元: テイチク

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このシリーズには、2つの政談物が入っており、その一つである。もう一つの「五貫裁き」は、噺自体に結構笑わせる処があるが、この小間物屋政談には殆ど無い。それだけに、高座に掛ける演者が居なかったのであろう。志の輔は、所々にクスグリを入れて、聴衆を巧く引き付けながらオチ迄噺を持って行っている。これは、本当に優れた話芸が無くては出来ない事で有り、志の輔が真のストーリー・テラーである事を示している。又、志の輔は、主人公の小四郎では無く、準主役の大家に目をつけ、大家の科白を工夫する事で、実に巧く笑いを作り出している。この大家に対する工夫が無かったら、非常に詰らない噺になっていただろう。その工夫も、極自然な物で、無理やり笑わせようとするのでは無く、チョットしたボケであったり、若干オーバーな表現に留めている。この辺に志の輔の脚色に対するセンスの良さが出ているのであろう。奉行の演技、小四郎に対する思いやりも良く描かれていて、くどさが無く、聴き終って何と無くホッとさせられる、「結構でした!!」大向こうから声を懸けたくなる口演である。




志の輔らくご 両耳のやけど9
販売元: テイチク

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落語の世界は歴史もあり、奥行きが深いものです。
私は子供の頃、円生師匠の噺をテープで聴いたことがあるぐらいで
落語にハマりはじめたのはごく最近です。
CDやDVDのオトナ買いのきっかけは志の輔師匠でした。
「らくだ」というのは沢山の師匠方のCD、DVDがあります。
そんな中、初心者が聴く初めての「らくだ」として
このCDをお勧めしたいと思います。
この噺を志の輔師匠がどう構成したか?
それは聴いてのお楽しみです。




名調子 芥川隆行が語る 名作シリーズ 忍ぶ川
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ベスト落語 三代目 桂三木助 「芝浜」
販売元: コロムビアミュージックエンタテインメント

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