戻る

前ページ   次ページ

ミュージック 569246 (268)



志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを は「酢豆腐」「鰻の幣間」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

若旦那を語らせてうまいのは、志ん朝師匠か小朝師匠だと思いますが、「酢豆腐」の伊勢屋の若旦那は秀逸です。
師匠の他の話では「二番煎じ」に伊勢屋の旦那が出てきますが、息子はどこかに遊びに行っていると愚痴っていますが、ご当人も謡曲好きの遊び人として描かれています。噺を多く聞くと登場人物が複数の噺に登場してきて、ひとつの町内の話のように聞こえてくるところが楽しいです。




志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを り「品川心中」「抜け雀」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

特にこのCDが、と云う訳ではないが、志ん朝師は正に落語と云う話芸が生み出した最終回答とも云うべき存在だった。師を語る時に、私は冷静ではいられない。
かつて桂文楽師(八代目)が、若かりしころの志ん朝師を評して「もし将来円朝を継ぐ人がいるとしたらこの人です」と云ったそうだが、至言であろう。栴檀は二葉より芳し、名人は名人を知るのだ。
師の生前、実演で「抜け雀」を聴いた。晩年の小さん師との二人会だった。八五歳になり、老残と云うしかない小さん師の「禁酒番屋」に比べ、志ん朝師の「抜け雀」がいかにいきいきと躍動していたか。名人交代劇を目の当たりにし、志ん朝師がいる限り落語は大丈夫だ、との思いを胸に帰宅した事を覚えている。
しかしその一年後に、小さん師よりも先に逝ってしまうとは・・・痛恨の極みとしか云い様がない。
かつて談志師が、「いつか俺たちが歳を取ったら文楽・志ん生を聴いたんだぞ、と自慢してやろうじゃないか」と云っていたそうだが、志ん朝師こそ、我々の世代唯一の名人であった。当代では比較を絶した孤高の存在だった。
師に六三年しか寿命をかさなかった天を、恨みたい。





志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ろ「唐茄子屋政談」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 この噺が、政談ものになった理由については、大阪からの移植の再に無理に行なったという歴史は知っている。しかし、多くの演者が最後に若旦那が大家の家に殴りこんで大騒動になって、政談になるというところまではやっていないので、「唐茄子田屋」の題に縮められつつあった。
 志ん朝師匠はこれを完全版に戻してくれた。
 見事です。




志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを い「三枚起請」「お若伊之助」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

テレビドラマの「タイガー&ドラゴン」を見て、落語に興味を持ち、購入してみました。
特に、「三枚起請」の実物の落語はどんななのかに興味があったのです。
思った以上にすんなり理解できたし、楽しめました。
落語っていいものですね〜




志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを に「寝床」「刀屋(おせつ徳三郎・下)
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 「寝床」については、父親の志ん生は、先代の番頭が蔵の中に閉じこもっても語り続ける旦那に愛想をつかして「カンボジアに逃げちゃった」と唐突に終わっていたが、このギャグをしっかり取り込みながら、「寝床」の由来まで演じきった絶品だと思う。

 「刀屋」は、鰍沢と同じ下げであり、やはり難しいのかもしれなかったが、何か工夫は出来なかったのだろうか。もう少し長生きされたら、工夫が加わったのかもしれない。




志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ぬ「高田馬場」「甲府い」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 所詮落語なのだから、と割り切ってしまえばいいのだろうが、「高田馬場」には、大道芸の演出もあるし、群集心理もあるし、落語のいろんな面白さのてんこ盛りがある。しかし、いかに、マスコミがなくても、この種の事件が起これば、江戸中がひっくり返るくらいの騒ぎになるであろうし、現にそうなった。
 とすれが、この「あだ討ち屋」商売は、一回こっきりしか使えないはずで、しばらく鳴りを潜めていなければならないはずである。
 それが、部隊である高田馬場で酒を飲んでいて種明かししてしまうのは、やはり無理があると思う。
 それはそれとして、見事にばかばかしい噺だが。
 「甲府い」も「そんなうまく行くのかね」という噺で今ひとつなじめない。

 そういうもともと問題のある噺をとにかく、とことん笑わせてくれた師匠には感謝です。




志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを へ「碁どろ」「お若伊之助」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 「碁どろ」は。もともと、いくら碁に夢中になったとしても泥棒が入ったことにも気がつかないという設定には無理がある。
 「お若伊之助」は、グロテスクな話であるし、大家のお嬢さんが護衛もなしに幽閉されているという設定にも無理がある。
 二つの作品として問題を抱える噺を見事なテンポで演じきったのはすごいが、今ひとつ支持する気持ちになれない。
 「志ん朝復活シリーズ」では、10年の歳月を置いた「お若伊之助」を二重に取り上げている。これは、時代の流れを比較してもらおうという意図かもしれないが、そうであれば、もっと大ネタで試みて欲しかった。




志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ほ「佐々木政談」「夢金」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 最近になり、志ん朝師匠の高座を一度でも良いから聞いておけば良かったと口惜しい想いで一杯です。
 三年前「新選独演会古今亭志ん朝」を購入し「崇徳院」や「三軒長屋」を聞いて単純に面白いなぁーとしか思っていなかった私ですが、「文七元吉」と「居残り佐平次」を聞くようになり、噺の巧妙さが本当に伝わってくる希代の噺家さんだったと思うからです。
 「佐平次」のイノドンや「愛宕山」の一八等のスットンキョウな巧さは、他の名人上手の追随を許さない物だと思います。
 この「佐々木政談」のマクラで自身が三遊亭円朝さんの事に触れていますが、立川談志師匠をして、「円朝の名跡を継げるのは、この人しかいない」と言わしめているのです。
 本当に惜しい噺家さんを失ったと思います。





志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを る「火事息子」「厩火事」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 「火事息子」は、大ネタでもないし、ポピュラーでもないけれど、見事に纏め上げて、隙がない。
 「厩火事」については、私は、落語Best 10に入る作品であると信じる。第一、題名のつけ方からして秀逸である。
 この噺については、録音で残っているであろう10名以上のバージョンを持っているが、若いツバメのような亭主の不実を心配し、心を揺らすおかみさんの未練と怒りが程よくブレンドされていると思う。
 将来はともかく、現状では最高の「厩火事」だと断言できる。




志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを を「真景累ヶ淵-豊志賀の死」
販売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

志ん朝師大ファンの、自分にとって、どんな噺でも聴いてみたいと思って、まして、大円朝の「真景累ヶ淵」ですから、飛び付きましたね!ただ、師の、累ヶ淵を入手する前に、円生百席で、「宗悦殺し」から聴いてしまったのです。もちろん「豊志賀・・」も含めて。同じ演目でも、演者・年代・芸風で、円生師匠とは、また違った感動を与えてくれるものですね。師も、まくらで云ってますが「私が演ると、いくらか馬鹿々しくなります」と、怪談噺でも、決して陰惨さは無く、分かり易く、志ん朝師匠らしくて、嬉しくなりました。師のレパートリーには、数少ない、怪談噺ですから、必聴かな!?


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ