ミュージック 569246 (304)
音の世界遺産 タジクの音楽
販売元： キングレコード
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多田武彦「雨」
販売元： 日本伝統文化振興財団
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畑中良輔指揮慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団と福永陽一郎指揮関西学院グリークラブによって演奏される男声合唱組曲『雪明りの路』を聞き比べ出来ることは嬉しい限りです。
大学の男声合唱団がメンバーの減少により往年の輝きを見ることが出来なくなった現在、このような過去の名演奏をたどることは日本の男声合唱の歩みをたどることと同意義を見出すことになりそうです。
御存知のように東の代表慶應ワグネルと西の代表関学グリーの競演です。ステージを数多く聴いてきたファンにとってこれらの演奏は、30年以上前の収録ではありますが、往年の素晴らしい演奏を追確認できます。厳密に聴きますと、微妙な和音の狂いも見うけられますが、当時の学生諸君の思いが如実に伝わってきます。
「春を待つ」の温かい響き、「月夜を歩く」の密集和音のハモリ、「雪夜」の終盤の美しさ、名曲揃いですね。
「雨」は、吉村信良指揮京都産業大学グリークラブと北村協一指揮立教大学グリークラブによる演奏の競演です。この終曲「雨」は多田武彦による数多の作品の中でも一番美しい趣を携えた曲でしょう。八木重吉の簡潔な詩にとても美しいメロディとハーモニーを充てています。男声合唱の真髄とも言えるハモリを体感できる曲なのは間違いありません。尾形光雄さんのテノールソロは感涙ものでした。
多田武彦「柳河風俗詩」
販売元： 日本伝統文化振興財団
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柳川というのは 有明海沿いの小さな街なのだろうが 不思議と縁が深い。
「廃市」という福永武彦の小説があり それを大林宣彦が映画化した「廃市」という映画がある。柳川の運河をしっとりと描き出した佳作だ。特に映画は １６ｍｍで撮影され 大林の私的映画という趣だった。尾道を舞台とした 数ある傑作映画と比較しても遜色は無い。個人的には 「廃市」が一番好きな大林映画だ。
「柳川掘割物語」という ジブリの実写映画がある。柳川の運河が存亡の危機に立った際に市役所の一係長が立ち上がって 運河を守った感動的な実話のドキュメンタリーである。ジブリで 実写映画というのは後にも先にもその作品だけだと思う。ナウシカの延長上にあるかのようなエコロジー映画であった。
そうして この合唱曲だ。
北原白秋の詩を得た多田武彦の処女作だ。人によっては これを最高傑作とする方もいる。
音楽としては 素朴であるし シンプルなものだ。但し多田武彦の音楽の世界は そういう素朴さの美しさという点にあるというのが僕の理解であり 好みである。
２０年前に一人で寝袋を担いで柳川を訪れたことを今でも覚えている。そんな学生の旅も
素朴なものだった。この曲を今聴いていると そういう日々を思い出す。
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メモリアル・セレクション
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立神～奄美しまうたの神髄(2)
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橘ノ圓都(初代)(1)
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橘ノ圓都(初代)(2)
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橘ノ圓都(初代)(3)
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橘ノ圓都(初代)(4)
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橘ノ圓都(初代)(5)
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