「INVISIBELE MEN」(1983)...Tk1
「1984」(1981)...Tk2
「TARKA」(1988)...Tk3
「SIDES」(1979)...Tk4,10,14
「PRIVATE PARTS & PIECES 1」(1979)...Tk5
「PRIVATE PARTS & PIECES 8」(1992)...Tk6,15
「PRIVATE PARTS & PIECES 4」(1984)...Tk7,8
「WISE AFTER THE EVENT」(1978)...Tk9
「SLOW DANCE」(1990)...Tk11
「MISSING LINKS, Vol.2」(1994)...Tk12
「THE GEES & THE GHOST」(1977)...Tk13,16,17
77年のソロデビューから94年までの計11作品を選曲対象にCD容量一杯の78分間。ポップな歌ものあり牧歌的なインストありで、アンソニー・フィリップスの全体像を大まかに掴む入門編となっています。もっともこのアルバムならではの商品価値がどこかとなると、ライブバージョンや未発表音源やリミックスといったおまけは一切なく、オリジナルを持っていればそれで足ります。また曲順や「SLOW DANCE」オープニングのみをぶち切って収録など全体の流れもぎこちなく、早い話が『なんでこの商品が作られたんだろう？』と言う印象。
ジャケットは各オリジナル作品の画を切り貼り・組み合わせたもので、楽しいといえば楽しい、手抜きといえば手抜き。「THE GEES & THE GHOST」の詩人と幽霊や「WISE AFTER THE EVENT」のリスが浮きまくっているあたり、本アルバムのぎこちなさをよく表しています。
それでもまあお安いことですしたくさん曲が入っているし、全3ページのテキスト「A beginner's guide to the man and his music」が付いてたりもします。もしあなたが「オリジナルを揃える気はないけどベスト盤一枚でアンソニー・フィリップスがどんな感じかだいたい知りたい」という人でしたらどうぞ。価値はあると思われます。てことで星三つ。
