戻る

前ページ   次ページ

ミュージック 569300 (198)



Iona Live: Heaven's Bright Sun
販売元: United States Dist

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

まもなく、新しくライブアルバム「Live in London」をリリースするIonaですが、
もちろん、そちらも期待大ではありますけど、
本作「Heaven's Bright Sun」(1996年)も入魂のライブ盤です。
saxophones担当のMike Haughton氏在籍時のライブですので、
アルバム「The Circling Hour」に見られるような、
よりロック(プログレッシブ・ケルトロック)に接近した叙情的音像と言うより、
弱冠メローでポップな音作りも身上にしてライブパフォーマンスが進行しています。
とにかく2CDですから、内容も濃く十分に満足が行くと思います。
Joanne Hogg嬢のボーカルを中心にして耳を凝らすのも良いですし、
また、メローなケルトロックとして聴くも良しで、
当時の編成でのIonaのパフォーマンスを今に伝える貴重なライブアルバムでしょう。
ヒットソングTreasureを早くも2曲目に入れる気の入れようで、
アルバムの曲を聴き進むうちに、
次第にIonaワールドの深遠に引き込まれるようです。
それは、深い森の中に存在する静かな湖水の数々であったり、
あるいはまた、アイルランドの空高くを舞う鳥の群れであったり、
いつのまにか自然と同化してしまっている自分に気付くのです。
本ライブアルバム発表後の「Open Sky」そして前作の「The Circling Hour」などは、
よりロックに近付いたテンションを感じましたが、
本ライブ盤発表時のIonaはまだまだメローな要素が大で、
これは、やはり、Mike Haughton氏のsaxophonesの影響かと思われるのですが、
現在のIonaの方が、ロック色は濃いとは言えトラッドなのは、
Mike Haughton氏がバンドを去った事による影響が大かと思われます。
本アルバムを境にしてバンドのカラーが微妙に変わったIonaですが、
この当時もギターのDave Bainbridge氏のプレイに代表されるようなプログレ色は健在ですし、
強弱とストーリーを感じさせる戯曲のようなライブパフォーマンスも、
痒いところに手が届くような心憎さを感じます。
リズム陣のダイナミックなプレイにもロック好きには感涙ものなのですが、
時折、Yes色を感じるギタープレイと言い、
透き通るように美しいJoanneの歌声と言い、
アルバムを持ち出し、どこかの森の奥で聴いたとしても、
おそらく自然の営みの音と、このアルバムの音はマッチしてしまうでしょう。
それほどに心地が良いかも知れません。
おそらく、今度リリースされるニューライブは、
よりトラッドでロック色の濃いものになるかも知れないと予想していますが、
美しいJoanneの歌声のある限り、
それはイングランドあるいはアイルランドの森の奥で、
妖精たちが歌い踊る宴の姿に変わりはないかも知れません。

そう考えると、次作のライブ盤が実に楽しみです。
今から非常に待ち遠しい。
それから、余談ですが、
定評のある通りIonaのアルバムジャケットは非常に美しい。
本ライブ盤も例外ではなく、
コレクターには嬉しいばかりである。

では、最後に本ライブ盤のレコーディングメンバーを、
 ■Dave Bainbridge : Guitars,Keyboards and Programming
 ■Joanne hogg : Vocals,Acoustic guitar,Keyboard
 ■Terl Bryant : Drums
 ■Phil Barker : Basses
 ■Mike Haughton : Saxophones,Flute
 ■Troy Donockley : Low whistle,Uilleann pipes,Tin whistle








Ionia
販売元: Orata

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Iris EP
販売元: Mute

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Iris EP
販売元: Mute

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Irrlicht
販売元: Thunderbolt

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Irrlicht
販売元: Thunderbolt

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Irrlicht
販売元: Thunderbolt

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Irrlicht/Dune
販売元: Thunderbolt

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Is There Anything About
販売元: Alex

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1982年にロビンラムリー主導でリリースされたブランドX7枚目のアルバム、この時すでにバンドは解散状態だったらしいが、キーボード担当のロビンラムリーがこれまで未発表だったアウトテイクを寄せ集めてアルバムをリリースし、何も知らされていなかった元メンバーが突然アウトテイクスをリリースされて驚きと怒りを感じたという話も、内容はこれまでの作品と比べると一貫性がなく、楽曲も魅力に乏しいという評価が一般的で、89年にブランドXの作品が一斉にCD化された時もこの作品だけはリリースされず仲間はずれ扱いだった。しかし僕はこの作品が嫌いではない。1曲目の「イパネミア」は爽快なフュージョンサウンドで、グッドソールの爽快なギターソロを堪能できるし、タイトル曲は「異常行為」に収録されてもおかしくない曲でロビンに「よくリリースしてくれた」と賛辞を送りたいほどブランドX的な曲だと思う。最終曲は「SOHO」のバッキングトラックにロビンが後からキーボードをかぶせたような曲だが、ロビンの商業根性の強さを垣間見せたような曲だ。ロビンはビルブラッフォードの名作「フィールズグッドトウミー」をプロデュースした人だが、今は何をしているんだろう?




Islands
販売元: WHD

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

スキゾイドマン〜レッドまで、あらゆるジャンルの音楽を駆使して壮大な音世界を作り上げたK.クリムゾン。ジャズ、クラシック、エスニックの要素が濃厚なので、ロック命の人には辛いと思います(私はそこが大好きなのですが)。
このアルバムもまず、シンプルなリフレインで呪術的トランス状態へと導き、頂点で奈落の底へ一気に突き落とされます。そして圧巻は弦楽四重奏に続く表題曲。基本的にはピアノを伴奏としたシンプルな曲ですが、個としての人間を大海に浮かぶ島々に例え、irands join hands〜と結びます。東洋的な、禅に通ずる世界を強く感じ、聴く度に心に迫るものがあります。P.シンフィールドの詩人としての才能はクリムゾンの音のユニークさに隠れがちかも知れませんが、美しく韻を踏んだ格調高さがあり、ボズの声とも相まって、つい一緒に歌ってしまいます。クリムゾンの曲には意外とメロディアスでポップなものがあり、例えヒットチャートは賑わさなくても、すばらしい歌がいっぱいあります。決して晴れやかな音や内容ではないのですが言葉(英語)の、そしてメロディーの美しさもぜひ、味わってください。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ