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ミュージック 569334 (73)



The Young Big Bill Broonzy (1928-1935)
販売元: Yazoo

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上手い! 
とにかく「上手い」の一言に尽きます。
ノイズの向こうから聞こえてくる、今から約70年前のギター・プレイは、今聴いても、あまりにも鮮烈。
時代が時代ですから、もちろん多重録音などありません。「一体何本重ねてあるんだ?」(もちろん、一本です。)と思わせるほど、左右両手のみから繰り出される多彩かつ縦横無尽なフレージングには、ただただ唖然・・・・・。やはり戦前のブルーズマンのテクニックは凄い。今、ギター一本でここまで弾けてしまうギタリストって居るのだろうか。
また、テクニックのみならず、その歌心に溢れたプレイには感動の嵐。
これこそ正に”エヴァーグリーン”な音楽。




キング・オブ・ザ・ブルース(4)
販売元: Pヴァインレコード

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ミシシッピー・ジョン・ハートの戦前録音をすべて収録し、「ローリン・アンド・タンブリン」のオリジネーターのハンボーン・ウィリー・ニューボーンらをおまけ的(?)に加えた一枚です。アナログ時代からヤズー盤で親しまれた方も多いのではないでしょうか。戦後もヴァンガード盤を始め多くの録音を残していますが、戦前も戦後もその佇まいはまったく変わりません(ラスト・レコーディングだけはギターの音の間の息遣いが苦しげに聞こえるのは気のせいか)。ソングスターという位置付けからか、ブルース史のなかで不当に軽んじられているような気がしないでもないですが、「歌」として自然に楽しむことができます。個人的には「ブレスド・ビー・ザ・ネイム」が一番のお勧めです。




スライド・ギター・クラシックス
販売元: ブルース・インターアクションズ

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ディス・イズ Mr.ジョンソン
販売元: Sony Music Direct

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デヴィッド・ブロムバーグ
販売元: ソニーレコード

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自分の名前をただ冠しただけのこの1st。その後「変装」してしまうことになるブロムバーグの「正体」である。
とかく賑やかさばかりが印象に残り、私としては当て外れの来日公演('78)だったが、やはりこの人の本領は(精々ベースやハーモニカを伴う程度の)アコースティック・ギターによるソロではないかと思う。それが彼の本来の姿、つまり「正体」というわけだ。

まるで手品でもするように、その器用な指遣いで、ある時はフィンガー・ピッキング、またある時はフラット・ピッキングの早弾き、更にはボトルネックまで駆使して、フォーク、カントリー、ブルース等を聴かせてくれる。(ギター好きには堪らない1枚となるだろう。)もちろん、彼はただ技術的に「音」を弾いているのではない。彼の弾いているものは「雰囲気」である。「雰囲気」を弾くことで聴く者を唸らせるのだ。例えば1)の間奏部分。そこに聴けるのは、絶妙なピッキングとチョーキングで表現された「雰囲気」に外ならない。
歌もまた同様で、一癖ある歌い方で時にボソボソと、また時に吐き捨てるように歌う。正に「雰囲気」である。5)のカントリー・ブルースなど、ただ歌うのではなく、ギターが巧みに絡んでくるから聴き逃せない。ふいに歌が途切れ、代わりにボトルネックのスライドが歌う。絶品である。
何曲かはライブ仕立てで録音されていて、それがまたこの「雰囲気」作りに一役も二役も買っている。

特筆すべきは9)だろうと思う。ディランが何かを吹いたとか、そういうことではなく、詩のもつ特異性ゆえである。どこかサリンジャーの短編を思わずにはいられない。精神面での障害が危惧される16才のサミー。物語のその後を気がかりとして残し、アルバムは終わる。






ビッグ・ビルズ・ブルース
販売元: エピックレコードジャパン

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あまりに録音数が膨大なのと、戦後にヨーロッパに渡って白人相手の「フォーク・ブルーズ」を演じたということから、ブルーズ・ファンに人気のないビッグ・ビル・ブルーンジーであるが、まずはともあれ本作を聴いてみてほしい。本作は彼の実力というものを余すところなく聴き手に伝える内容となっている。

1932年録音の“Bull Cow Blues”は本人のギター1本の弾き語りだが、それ以外の1936年から1941年に録音された曲では、ビアノとベース(一部の曲ではドラムズも)をバックに付けて演奏されている。1936年録音の“Big Bill Blues”ではリロイ・カーの影響が強く感じられる仕上がりだが、時代を経るにしたがって、ギターやピアノのフレーズやリズム・パターンがますますくっきりとして明確なビートが強調されたものとなっていき、全体的なリズムの歯切れも良くなっていく。本人の歌唱も輪郭がシャキッとしていて、音の作りも洗練が進んでおり、全体的な印象としてスッキリとしているので、ブルーズに慣れていない聴き手も取っ付きやすく聴きやすいだろう。もちろん、それは「子供だまし」のような、あるいは水で薄めたような味気ないものというわけではなく、作品の持つ感覚は非常にディープだ。

個人的に最も気に入っているのが、1939年録音の“Baby I Done Got Wise”に“Just A Dream”。ここではピアノとベースにドラムズも付き、完全なバンド・スタイルのブルーズを展開している。もっとドラムズの音を大きくしてビートを強調すれば、そのまま戦後のシカゴ・ブルーズのスタイルそのものと言える音である。これを聴くだけでも、彼の偉大な功績がわかろうというものだ。


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