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ミュージック 569346 (49)



Basie in Europe/Blues Alley
販売元: Absolute Spain

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Basie Jam
販売元: Victor

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Basie Jam
販売元: Apo

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Basie Jam 2
販売元: Pablo

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Basie Jam: Montreux '77
販売元: Pablo/OJC

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Basie on the Beatles
販売元: Ocium

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 言わずと知れたビッグバンドの巨匠の手にかかると、ビートルズも、こういう変化をするのだと、妙に感心してしまう。
 ただ、毎度思うのだけれど、Beatlesの217曲の中から、カバーされる曲と言うのは、かなり限られてしまい、特に、単発でのカバーでなく、カバーでアルバムを作るときには、なぜか同じような曲の組み合わせになる。この点が、不思議であり、不満である。




Basie Rhythm
販売元: Hep

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Basie Swing
販売元: Jazz World

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Basie Swings
販売元: Denon

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Basie Swings, Bennett Sings
販売元: Roulette

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 カウントベイシーがスウィングすりゃあ、トニー・ベネットがシングする。という駄洒落みたいなタイトルなのだけれども、トニーという人のCDのタイトルに、本当にぴったりだと思う。
 あまり、このトニー・ベネットという人は、日本では有名ではない。『ブルー・ベルベット』や、『思い出のサンフランシスコ』という古い曲をもってこなければ、分からない人がほとんどだけれども、アメリカニューヨークではとても有名な歌手で、グラミー賞を何回もとっている。
 明るくて、アドリブの効いた歌い方をし、ちょっと高めの、それでも地のとても強い声を出す人で、自分の歌でも見せてくれるけれども、この人は相手をするバンドの音楽をとても大切にする。ライブなどをDVDで見ると、それがわかる。
 今回のCDの曲をいくつか紹介しよう。
 
 まずは、ライフイズソング。
 人生ってのは歌みたいなものさ。って感じの歌。からっとした中に、哀切のこもった歌声で非常に丁寧に熱唱している。ベイシーの方も、徐々に盛り上がっていって、最後には、トニーのー、『ラアィィィフゥウウ ア ソー―――ング!!』と歌い上げて終わり。余韻が残ってとてもいい。
 
 次、ウィズ プランティー オブ マネー オン ユー。
 これは、日本では金っていうのがあまり歌にならないが、アメリカでは歌になるという微妙な文化の差を味わうことができる。トニーは、てとも早口で初め、まくしたて、だんだんゆっくりになって、最後に歌い上げるのであるが、ここらへんの自在な緩急にもう感激する以外ない。しかも、ベイシーの演奏は間奏になると、何故か『スウゥイート ジョージ ブラウン』になってしまうし。。(笑)。ここら辺が、ジャズを聴いているときの楽しみなのであろう。まあ、とにかく金がたくさんあって、その上で君がいりゃあ、天国よ、ヒャッホー!みたいな明るい歌である。

 ジーパー クリ―パーズ。
 これもトニーらしさが出ている。これは確か南部の歌で、様々な人のカバーがあって、まあ、サッチモとかもやっているのだけれども、トニーのは底抜けに明るい。ベイシーも、底抜けに明るく乗っている。しっかし、歌詞が同じなのに、様々な歌い方があるものだと感心する。トニーも同じ歌詞を2回繰り返すが、2回目の方がゆっくりとしていて、ベイシーの演奏を際立たせている。トニーは歌っていても、ものすごく存在感のある人なのだけれども、引き下がるときは、すぐに引き下がって、演奏を聞かせてくれるのである。これはやはりベテランだからできる技である。そして、こういう唱法が最高だと、思っているから80年代の不遇時にも、パンクやロックに行かなかったのだ。
 
 アー ユー ハヴィング エニ― ファン。
 まあ、お菓子でも食いながら楽しんで♪というような歌。途中で、みんなで、「ナッツ!!」というのがいい。何回もきいていると、序盤あたりの神技的な導入のしかたに、感心する。歌っているんだか、演説しているんだか、わからないこの緩急は、それでも、確実に演奏と歩調を合わせている。もう、歌手がとか、演奏がとかが関係なく、完全に同歩調。日本のジャズシンガーで、ここまでやれる人がいるかどうか。まあ、いないだろう。
 
 エニ― シング ゴーズ。
 コール・ポーターの一番有名な曲。これも腐るほどカバーがたくさんあるが、トニーは途中に、「タラッリーラ ラーラーラーラー♪」とスキャットを入れたり、ちょっと遅らせて、力を抜いて歌ってみたり、本当に遊んでいる。けれども、たんなる遊びではなく、遊びでありながら熱唱している。もう、まさにトニーだ! 

 以上の曲は視聴できるらしいので、論より証拠。視聴してほしい。 
  


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