ミュージック 569350 (199)

Laid Back
販売元： Savoy Jazz

Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）

Lament for Booker Ervin
販売元： Sony Japan

Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）

　アービンの魔的演奏スタイルと豪傑風の面体をダブらせると、自由奔放でケタ外れな暮らしぶりが思い浮かぶ。ところが、さにあらず、酒やギャンブルにはノータッチ。ギャルをはべらす芸当などは土台無理。ただ、演奏に生きがいを感じていた男、という話を何かで読んだ。清潔で品行方正なライフスタイル……いわば《ジャズ界の石部金吉》ともいうべき堅物だったのだ。

　ジャズとぴたり“シンクロ”しようとしたスピリッツは、あっぱれジャズマンの鑑!　ただ、音楽的ベクトルは徐々にあらぬ方向にむかい露悪趣味に堕したのは皮肉だが、そのパッションだけは天下無双であろう。あたかも自己陶酔・トランスの情熱をば勲章のようにぶら下げプレイしていたかに思われる。

　本アルバム、1965年のベルリン・ジャズ祭での「Blues for You」など象徴的。ケニー・ドリュートリオをバックに延々30分近く、怪気炎の“迷走飛行”をした伝説的プレイである。これはもう格調や優雅をみごと拒絶した、恐るべき「奇品」の結晶といっていい。

　熱病にかかったような狂乱怒涛のブロウ、アナーキーな乱脈フレージング……かくしてトランス状態に陥ったテナーは《人類破壊兵器》と化し、ガス弾めいた魔のサウンドが無情に炸裂。不幸なめぐり合わせの観衆はこの場から一目散に逃げ出したくもあろうが、高いチケットを買った手前、往生を決め悪夢に耐えるほかないといった、苦しげな表情が目に浮んでくる。

　ライブではこれ以外にも演奏したはずである。しかし、2曲目はホレス・パーラン(p)によるアービン追悼演奏が収録されている摩訶不思議な作品。それというのも、たて続けに“魔心”こもった毒々しい演奏を聞かせるのはさすがに心苦しいと、プロデューサーが考えたからではなかろうか。リスナーはその良識を幸いとしなければなるまい(……実際には演奏が長すぎて1枚のLPに収まらなかっただけ?)。

　最近では、この異端の楽士を前向きに評価する人たちもかなりいる。正当な評価を受けず、“武運”つたなく早死にしたアービンはどう思うか？　冥界で毒牙を磨きながら、苦々しい顔をしているのに違いない。

　「愛される演奏家など俺の性にゃ、合わねえ」とか言って……。

Land of Giants
販売元： Telarc

Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）

McCoy TynerのピアノとBobby Hutchinsonのvibeが絶妙に絡み合い味わい深い一枚に仕上がっている．ラテン的曲調のものもあればバラードもあり，1曲目から最後まで目を離せない．Charnette Moffetのベースソロもキラリと光る．McCoy TynerのCDの中でもベストの部類に入ると思う．

Land of the Sun
販売元： Verve

Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）

何度も何度も聴きたいお気に入りのＣＤです。逆に何度も聴かなきゃ味が出てこないかもしれない。こんなＣＤこそが名盤だと思います。
聴いてるとゆったりと優しい気持ちになれる。懐かしいような切ないような気持になって音の中に溶け込む事が出来るので最高です。