戻る

前ページ   次ページ

ミュージック 575170 (323)



モーツァルト:フィガロの結婚
販売元: ビデオメーカー

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ショルティ指揮、ストレーレル演出、1980年7月14日のパリ・オペラ座公演のライヴ版。テレビ用の録画なので音はやや厚みに欠けるが、屈指の名盤。ミラノ・ピッコロ座の創設者であり、20世紀を代表する演出家ストレーレルの舞台が素晴らしい。茶色を基調とするどの部屋にも窓から斜めに光線が入り、フェルメールの絵のような陰影に富む。衣装の色彩がよくマッチして、茶色という色の落ち着いた美しさに驚かされる。この清楚な上品さは、17世紀のヨーロッパのものかもしれない。

今は亡きルチア・ポップのスザンナは、何度見てもその素晴らしさに胸を打たれる。2003年秋スザンナを歌う中嶋彰子は、スザンナは「すべてのソプラノのレパートリーの中で最もテキストの行数が多く、出ずっぱりで」最高に大変な役だと言う。そうだろう。モーツアルトの創ったスザンナは、人間の生命が輝く永遠のアイドルなのだから。この公演では、アリアや重唱の後の聴衆の拍手と叫び声が異様に長い。拍手が終わるまで次の音楽が辛抱強く待っている。ケルビーノ(=ケルビム=天使?小姓?)、スザンナ、伯爵夫人のアリアを、皆ここぞとばかり全身全霊を傾けて聴いているのだ。この喜びを共有することもまた、「フィガロ」にふさわしい喜びではなかろうか。




モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
販売元: アイヴィ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

2006年のパリ・オペラ座公演のライブ(日本語字幕なし)。カンブルラン指揮、マルターラー演出。新しいだけでなく、感覚がとても新鮮だ。現代劇化『フィガロ』のDVDは、1990年のペーター・セラーズ演出があるが、本作は、『フィガロ』上演史を画する舞台の一つだろう。全く新しいコンセプトで作られており、場面は4幕とも戸籍役場(Standesamt / Etat civil)という設定。結婚届けの受理も結婚式も行う場所で、新婚のカップルが行き交い、ショーウィンドウにウェディングドレスが並ぶ。ガラス越しに見える空間の使い方が旨い。この同じ場所に、フィガロの新婚部屋、伯爵夫人の寝室、伯爵の居間、夜の密会のすべての物語が自然に流れる。

人物はすべて現代人。伯爵(ペーテル・マッティ)は高級パイロットか何からしいイケメン。ケルビーノ役はヨーロッパを代表するソプラノの一人クリスティーネ・シェーファーだが、驚いたことに、あの短髪をさらに刈り込み、Tシャツにズボン姿の「まったく普通の男の子」。伯爵夫人にズボンを脱がされ、下着は見せるし、胸を布で強く巻いてあのケルビーノのアリアを歌うのだから、もうびっくり。全体に人物の動き方が斬新で、踊りのパフォーマンスが横溢。第1幕、スザンナとケルビーノは、伯爵夫人のリボンではなくパンストで戯れ、第3幕冒頭、スザンナと伯爵はタンゴ風にセクシーに踊りながら引っ掛け合う。そして第4幕、マルチェリーナはスポットライトを浴びてアリアを歌い、バジリオはカラオケ風にマイクにしがみつく。しばしばここをカットする演出への皮肉だ。これだけ激しく動きながら歌う歌手たちに拍手、拍手。




モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492(伊語歌詞)
販売元: Naxos

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






モーツァルト:歌劇「魔笛」
販売元: アイヴィ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

BBCによる収録の、2003年イギリス(ロイヤル・オペラハウス、ロンドン)上演の作品です。
演奏・演技・歌唱のいずれを取っても文句なしに素晴らしいです。
ゆったりと、時にはパンチの効いた演奏は、『魔笛』の魅力を存分に醸し出し、演者の歌と演技も実に素晴らしい。
特に迫力満点なのがディアナ・ダムラウ(Diana Damrau)演じる夜の女王。アリアで求められる最高音域は、彼女にとっては余裕。
多くのコロラトゥーラ・ソプラニストが一瞬の裏声で乗り切る中、彼女は平気でそこを延ばしてくる。その技術は圧巻。
パパゲーノの演技も素晴らしく、失望に暮れて自殺を試みるシーンなど、本当に胸が詰まる思いを覚え、クライマックスでタミーノとパミーナが手を取り合って歩んで行くシーンもとにかく感動した。

気になったのは演出で、例えば試練を乗り越えた後の3回のファンファーレが無かったり、ザラストロの神殿内に女性(女の子)がいたり、パパゲーナの服装だけが完全に現代風だったり。
最も違和感を感じたのは、モノスタトスとその配下が皆『黒人ではない』という点。
さすがBBCが絡んだ現代上演だけあって、人権への配慮もしていると言えなくもないが、なら例えば大衆の中に黒人役者を混ぜても良かったのではないか。
一方でドアを3回叩いたり、(合成かセットか判別不能だったが)巨大な本物みたいな『目』など、『魔笛』の本質は理解して演出されていたのは好印象。

なお『魔笛』が初めての人、または英語・ドイツ語が分からない人には、最初の1枚としてはお奨めできません。





モーツァルト:歌劇「魔笛」(独語歌詞)
販売元: Naxos

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






モーツァルト生誕250年記念ライヴ!
販売元: ユニバーサルクラシック

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

このDVDは発売中止になってしまったのですが、おそらく同内容の映像がNHK−BSで放映されました。TV放映できるものをなぜ発売しないのか、強い憤りを覚えます。




モスクワ・クラシック・バレエ「ジゼル」〈プティパ版・全2幕〉
販売元: TDKコア

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

映像が短い周期で明るくなったり暗くなったりしています。
集中して見ていたら、気分が悪くなってしまいました。
DVDを購入する際には、必ずメーカーに問い合わせるなどして、慎重にしなければならないことを実感しました。




モンテベルディ:歌劇「ウリッセの帰還」全曲
販売元: パイオニアLDC

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






モンテヴェルディ 歌劇《オルフェオ》
販売元: TDKコア

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






モンテヴェルディ:歌劇「ウリッセの帰還」
販売元: アイヴィ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ